石平 (評論家)

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石 平
せき へい(シー ピン)
誕生 1962年????
中華人民共和国の旗 中国 四川省
国籍 中華人民共和国の旗 中国日本の旗 日本
教育 北京大学哲学
最終学歴 神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
活動期間 2002年 -
ジャンル 評論家
主題 中華人民共和国
処女作 なぜ中国人は日本人を憎むのか
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石平(せき・へい、シー・ピン 1962年(昭和37年) - )[1]は、中華人民共和国四川省生まれの漢族系中国人であり、現在中国系日本人(1世)の評論家拓殖大学客員教授。2007年(平成19年)末に日本に帰化。主に日中の政治経済外交問題について論じている。

目次

[編集] 略歴

[編集] 人物像

祖父は漢方医で文化大革命の中でその職を継がせるべく、医者になるための教養として「論語」を密かに教えていたが、石が11歳の時に肺がんで死去している。

文化大革命および天安門事件における中国共産党の党利党略ぶりへの憤怒と絶望感から「この国にはもはや用がない、何の愛着も義理も無い」と祖国との精神的決別に至り、一方では留学先の日本で日本文化の素晴らしさにふれ、日本の精神に孔子や論語の思想が生きていたことに感激したことから、「愛日主義者」へと傾倒して行く。

2002年(平成14年)初頭に中華人民共和国国内に広がる反日感情をレポートした書物を出したことから論壇デビュー。以来、『正論』、『Voice』、『WiLL』などの保守論壇誌に論考を寄稿し、「独特の視点」から日中関係・中国問題などを論じてきている。現在では言論活動の範囲を地上波にも拡げ、フジテレビ・読売テレビ・テレビ朝日・TBSなどの中国関連ニュース番組・討論番組ではコメンデータとしての「常連」となりつつある。

中国問題にかんする論評では、定番の政治問題・社会問題・外交戦略以外に、中国の経済問題も積極的に取り上げて論じている。中国の今までの高度成長は貨幣の過剰供給と投資の過剰拡大によって支えられてきた「歪んだ成長」である故に持続性が乏しく、近い未来においてはインフレと不動産バブルの崩壊の「挟み撃ち」にあって中国の成長戦略そのものが行き詰まり、経済が傾いていくというのは石の一貫した持論である。

中国からの軍事的脅威に対抗して東アジアの平和を守るために、日本は戦後の「平和憲法」を破棄して核武装を含め国防体制を強化した上で、アメリカなどの民主主義国家と連携して大陸からの膨張を食い止めるべきとも主張している。

日本の教育については、「子供達に一方的に、日本は侵略国家だったと教えるのは止めるべきである。……道徳心愛国心を教えるのも当然だが、歴史教科書の記述は中立でなければならない」としている[4]

日本の外交問題や中国問題に関する評論活動の傍ら、自らの「文明論」も展開している。

2007年(平成19年)に出版された自伝風の著書である『私は「毛主席の小戦士」だった』の後半部分では独自の日中文明比較論を行い、皇室神道を「コア」とする日本の民族文化などを賞賛し、自らは日本を愛する『愛日主義者』であると宣言する。こうした石の日本観に対し、岡崎久彦産経新聞の「正論欄」で『その日本理解の深さは明治以来の外国人哲学者の中でもトップクラス』だと絶賛。入江隆則伊原吉之助帝塚山大学名誉教授)も同じ「産経新聞・正論欄」にて石の「日本文明論」を評価している。2007年(平成19年)の秋には、渡部昇一、岡崎久彦、葛西敬之山谷えり子北尾吉孝などとの対談集である『論語道場』を刊行して、「中国で生まれた孔子の論語の精神は、むしろ日本で一番よく理解されて生かされている」との見方を披露している。

なお、『私は「毛主席の小戦士」だった』の改題改訂版である『私はなぜ「中国」を捨てたのか』は、2010年(平成22年)末に10万部を突破するベストセラーとなった[5]

2008年(平成20年)9月26日から10月2日までに台湾を訪問。台湾の民主主義を絶賛し、李登輝元総統にも会っている。李は石に対し、「あなたの本を読んで、感心していますよ。」と言ったという[6]

2009年(平成21年)3月から産経新聞にて隔週でコラムを連載している。

民主党政権が推進する日本における外国人参政権に反対[7]靖国神社肯定[8]の論者で知られる。

『日本に来るまで南京大虐殺など一度も聞いたことがなかった。中国の小学校、中学校の教科書にも南京大虐殺なんて載ってませんでした。……蒋介石自身も抗議していない。日本留学から中国に帰ったとき、南京出身の大学のクラスメイトに、「親父さんかお祖父さんから、大虐殺の噂を聞いたことがあるか」と聞いたら、やはり「ない」と言っていました。中国では、歴史的な大虐殺が何度もありました。……そういう所を掘り返すと、たしかに人骨がいっぱい出てくるんです。面白いことに、二千年前の記述でも嘘じゃなくて、必ず出てくる。しかし、南京から何十万体の骨が出てきたなんて話、一つも聞いたことがない』と述べている[9]

[編集] 過去の出演番組

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 『なぜ中国人は日本人を憎むのか』 PHP研究所、2002年1月。ISBN 4-569-62004-3
  • 『中国「愛国攘夷」の病理――吹き荒れる電脳ナショナリズム』 小学館〈小学館文庫〉、2002年6月。ISBN 4-09-402746-7
  • 『数字が証す中国の知られざる正体――「21世紀は中国の世紀」のウソを暴く』 日本文芸社、2002年9月。ISBN 4-537-25115-8
  • 『「日中友好」は日本を滅ぼす!――歴史が教える「脱・中国」の法則』 講談社〈講談社+α新書〉、2005年7月。ISBN 4-06-272327-1
  • 『中国人だから見える日中の宿命』 扶桑社、2006年5月。ISBN 4-594-05159-6
  • 『私は「毛主席の小戦士」だった――ある中国人哲学者の告白』 飛鳥新社、2006年10月。ISBN 4-87031-761-3
    • 『私はなぜ「中国」を捨てたのか』 ワック〈Wac bunko B-110〉、2009年8月、新版。ISBN 978-4-89831-610-8 - 『私は「毛主席の小戦士」だった』(飛鳥新社2006年(平成18年)刊)の改題・改訂版。
  • 『中国大虐殺史――なぜ中国人は人殺しが好きなのか』 ビジネス社、2007年11月。ISBN 978-4-8284-1401-0
  • 『論語道場』 致知出版社、2007年12月。ISBN 978-4-88474-797-8
  • 『これが本当の中国33のツボ――知っているようで知らない』 海竜社、2008年3月。ISBN 978-4-7593-1014-6
  • 『中国「悪魔の辞典」』 小学館〈Clickシリーズ〉、2008年8月。ISBN 978-4-09-387802-9
  • 2010年(平成22年)中国が牙をむく』 PHPパブリッシング、2008年11月。ISBN 978-4-569-70362-6
  • 『中国経済崩壊の現場――中国のメディアが語る』 海竜社、2009年1月。ISBN 978-4-7593-1051-1
  • 『中国大逆流――絶望の「天安門20年」と戦慄の未来像』 ベストセラーズ、2009年6月。ISBN 978-4-584-13162-6
  • 『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』 ワック〈Wac bunko B-114〉、2009年11月。ISBN 978-4-89831-614-6
  • 『謀略家たちの中国――中国四千年の悲哀』 PHP研究所、2009年12月。ISBN 978-4-569-77523-4
  • 『中国の経済専門家たちが語るほんとうに危ない!中国経済』 海竜社、2010年9月。ISBN 978-4-7593-1151-8
  • 『日中をダメにした9人の政治家』 ベストセラーズ、2011年3月。ISBN 978-4584132982
  • 『中国ネット革命』 海竜社、2011年5月。ISBN 978-4759311839
  • 『中国人の正体』 宝島社、2011年6月。ISBN 978-4796681742
  • 『【中国版】サブプライム・ローンの恐怖』 幻冬舎、2011年9月。ISBN 978-4344982345

[編集] 共著・編著・共編著

[編集] 翻訳

  • 胡鞍鋼 『かくて中国はアメリカを追い抜く――胡錦濤-温家宝体制の戦略』 PHP研究所、2003年7月。ISBN 4-569-62865-6

[編集] 脚注

  1. ^ 以下、原則と表記。著書は全て著書欄等に後述。発言は全て要約。
  2. ^ 無料メールマガジン・石平(せきへい)のチャイナウォッチ、2011.05.27 No.127号。
  3. ^ 無料メールマガジン「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」平成23年7月19日・通巻第3368号。
  4. ^ 石 2011a
  5. ^ 月刊『WiLL』2011年2月号の152ページの広告欄。同誌5月号の171ページの広告欄には、12万部突破と報じている。
  6. ^ 石平「台湾はやはり中国ではなかった」、『WiLL』2008年12月号、ワック、2008年12月。
  7. ^ YouTube - ‪石平先生のメッセージ‬‏‬‏ http://www.youtube.com/watch?v=14yhl1zvi0g
  8. ^ 評論家 石平氏提言 - ‪ニコニコ動画 http://www.nicovideo.jp/watch/sm4879844
  9. ^ 渡部昇一・石平『歴史通』2011年3月号『一体どこが「侵略」だというのか』

[編集] 外部リンク

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