知内駅

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知内駅
道の駅しりうちと知内駅舎
道の駅しりうちと知内駅舎
しりうち - Shiriuchi
(11.8km) 木古内
所在地 北海道上磯郡知内町字湯ノ里
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 海峡線
キロ程 76.0km(中小国起点)
電報略号 リウ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
開業年月日

1988年昭和63年)3月13日信号場

1990年平成2年)7月1日鉄道駅
廃止年月日 2014年(平成26年)3月15日
構内の様子(跨線橋から木古内方面を見る)
構内にある、北海道新幹線の青函トンネル用ロングレール組立作業所。奥に特急「白鳥」が見える(2009年8月撮影)

知内駅(しりうちえき)は、かつて北海道上磯郡知内町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)海峡線津軽海峡線)のである。

道内の地上駅では最南端にあった[1]。なお、当駅に停車する列車は、特急「スーパー白鳥」「白鳥」のうち1日2往復のみであった。

なお、駅廃止後、「スーパー白鳥」に使用されている789系電車785系電車では、当駅跡地通過時のLED案内表示に「知内信号場(しりうちしんごうじょう)」の名称が使用されている[要検証 ]

歴史[編集]

青函トンネルにおける北海道側の保守基地の役割を担う新湯の里信号場(しんゆのさとしんごうじょう)として開設されたが、1988年(昭和63年)1月の松前線廃止に伴い、地元自治体の請願により1990年(平成2年)7月に旅客駅として開業した。

2002年(平成14年)12月のダイヤ改正から普通列車(快速「海峡」)が廃止され、特急「スーパー白鳥」「白鳥」が朝夕2往復停車するのみとなっていた。

存廃問題と将来構想[編集]

北海道新幹線の事業計画には、当駅の設置については含まれていない[4]。なお、海峡線の施設は同新幹線に転用されることになっているが、2016年(予定)の開業に先立つ新幹線車両の試験走行開始に伴い、2014年3月14日に駅としての営業は終了した。なお、廃止後も信号場としての利用は想定されており、名称については「湯の里信号場・信号所(仮称)[5][6]」とする資料もある。この転用がなされた場合は、当初は信号場として建設され後に駅に昇格した設備が再び信号場に戻ることになる。

青函トンネルの供用前より同トンネル活用法の一つとして挙げられているカートレイン構想に関し、同町は当駅に発着基地を設置し新たなまちづくりの核とすべく、行政やJRに対して陳情活動を行っている[7]

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線(中央の2線が本線)を有する地上駅であった。副本線は列車の待避のほか、青函トンネルが通行不能になった場合に列車を留置する目的で設置されているが、ホームには欄干が設置されており旅客の乗降には使用できなかった。

ホーム有効長は7両である。このため、通常は6両編成で運転される特急「スーパー白鳥」「白鳥」が8両編成に増結されている場合は最後尾車両のドアを締切扱いとしている。なお、かつて運行されていた快速海峡」については前部6両のドアのみ客扱いを行っていた。

旧駅舎は道の駅しりうちの物産館と併設していた。なお、同施設の営業時間外は左隣に設置された出入口を使用することが可能であった。

のりば
1[要検証 ] 津軽海峡線 (下り) 木古内函館方面 (特急「白鳥」「スーパー白鳥」)
2[要検証 ] 津軽海峡線 (上り) 青森新青森方面 (特急「スーパー白鳥」)

旅客営業における特記事項[編集]

  • 特急料金不要の特例
当駅を含む木古内駅蟹田駅の間には普通列車が設定されていないため、上記に含まれる各駅相互間で特急の普通車自由席に乗車する場合には特急料金が不要となる特例が設けられていた。
  • かよエールの設定
2011年3月16日から、通学用に限り当駅と函館駅の区間が「かよエール」の設定範囲となっていた。
  • 特別企画乗車券の委託販売
当駅では乗車券などは発売されておらず乗車駅証明書発行機が設置されているのみだが、かつて当駅と函館駅の区間に「Sきっぷ」(特急自由席利用の往復乗車券)が設定されていた頃は、併設されている「道の駅しりうち」に同きっぷの販売を委託していた。なお、2009年3月31日をもって同区間のSきっぷの設定がなくなった[8]ことから、これ以後は乗車券などの発売委託は行っていなかった。

駅周辺[編集]

松前線の駅で当駅から最も近くに設けられていたのは湯ノ里駅であり、当駅と類似する名称をもつ渡島知内駅(知内町中心部に所在)からはやや遠かった。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道
海峡線(津軽海峡線)
津軽今別駅 - (竜飛海底駅) - (吉岡海底駅) - 知内駅 - 木古内駅
※吉岡海底駅は長期休止中(事実上の臨時駅、営業時点では見学者専用)、竜飛海底駅も休止中(営業時点では見学者専用)だったが、当駅の廃止と共に廃止された。
北海道新幹線(建設中)
奥津軽駅(仮称) - 湯の里信号場(仮称) - 木古内駅

脚注[編集]

  1. ^ 現在は渡島鶴岡駅(江差線木古内~江差間廃止後は木古内駅)
  2. ^ 駅の営業終了について (PDF) - JR北海道、2013年9月13日。
  3. ^ 平成26年3月ダイヤ改正について (PDF) - JR北海道、2013年12月20日。
  4. ^ 北海道新幹線の概要 - 北海道(2013年7月20日閲覧)
  5. ^ 青函トンネル区間における新幹線と貨物列車の共用走行について (PDF) - 北海道旅客鉄道(2012年2月27日、2013年8月4日閲覧)
  6. ^ 北海道新幹線工事の概要”. 鉄建協会報. 日本鉄道建設業協会 (2008年4月). 2013年8月4日閲覧。
  7. ^ 平成23年第1回知内町議会定例会(2日目) (PDF) - 知内町(議事録、2011年3月9日開会、2013年7月20日閲覧)
  8. ^ 「お得なきっぷ」の一部見直し等について (PDF) (プレスリリース) p.4 - JR北海道(2009年2月12日付)
  9. ^ 道南のロマンを秘めた松前半島連絡路 - 松前街道 (PDF) (情報誌『北の交差点』第4号、1998年秋冬号) - 北海道道路管理技術センター

関連項目[編集]