真矢 (ドラマー)

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真矢
真矢 (右) 2010
基本情報
出生名 山田 真矢(やまだ しんや)
別名 SHINYA
生誕 (1970-01-13) 1970年1月13日(54歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県秦野市
学歴 神奈川県立伊勢原高等学校
ジャンル ロック
職業 ドラマー
歌手
担当楽器 ドラムス
パーカッション
ボーカル
レーベル マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
共同作業者 LUNA SEA
YELLOW FRIED CHICKENz
秋元康
大黒摩季
公式サイト 公式サイト

真矢(しんや、本名:山田 真矢(やまだ しんや)、1970年1月13日 - )は、日本ミュージシャンロックバンドLUNA SEAドラマー)、タレント実業家。ラーメン店「天雷軒」プロデューサー、宝石店「Re:soul」(リソール)代表取締役社長、日本芸術専門学校特別講師。神奈川県秦野市出身。身長165cm。妻は元モーニング娘。石黒彩

来歴[編集]

幼少期[編集]

  • 1970年 - 1984年、幼い頃より、能楽師の親の影響もあり、早くからに親しむ。一方、祭りにも興味を示し、和太鼓もこなしていた。車で外出する時には能に関する録音を再生し、それを父親が解説していたのが面白かったという。
  • 秦野市立本町幼稚園卒園[1]。秦野市立末広小学校[2]、秦野市立本町中学校卒業。

青年期[編集]

  • 1985年 - 1988年神奈川県立伊勢原高等学校に進学。
  • 高校生の時、素行不良で無期停学になる。その間おとなしくしていたところ、父親がバイクを買ってくれることになった。しかし、まだ15歳で免許が取得できなかったため、16歳になるまで待っていた。そんな中、文化祭でバンドを見て、ドラムを「気持ちよさそうだな」と思い、しかも「周りに女のコがいっぱいいたから、これだ!と(笑)」思ったことから、その夜父親に「バイク要らないからドラム・セットを買ってくれ」と頼んだ。そのような経緯でドラムを始めたところ、最初から「ビビッとくると言うか…味わったことのない気持ちよさだと思って病み付きになった」[3]
  • ロックが特に好きだったわけではなく、「ドラムだけにしか興味なかった」。高校の時は15個ぐらいバンドを掛け持ちして、「コピー、コピー、コピーの毎日だった」ので、自分が好きな音とかを発見する暇もなかった。「リスナーよりプレイヤーで、しゃべるより物を叩いて表現した方が自分を出しやすいんじゃないか」と思ったこともあるが、高校を出てから好きになったドラマーはレッド・ツェッペリンジョン・ボーナム[4]
  • 何も勉強などせずにいきなり8ビートや16ビートやダブルストロークロールを叩いていた。基礎練習もなく簡単に叩けたため、「自分は天才だ」と思ったらしい。
  • しかし、ドラムが「好きだから、ちゃんと知りたい」という理由で、高校のときもバイトしながらドラム・スクールに通っていた。基礎を学ぶことによって「安心できたっていう点でよかった」と思っている[5]

LUNA SEA時代[編集]

  • 1989年、LUNA SEAとして初ライブを行う。活動初期にはリボンを頭につけるなど、いかにもヴィジュアル系らしい女性のような格好をしていたが、ダイエットがバスドラムの音の破壊力を失わせたことを契機に、容貌へのこだわりを捨てて体重を増やす。
  • 1991年4月、師匠(そうる透)について、1からドラムを見直す。
  • 1992年、LUNA SEAがメジャー・デビューを果たす。
  • 2000年、12月26日・12月27日の両日に東京ドームで行われたラストライブをもってLUNA SEAが終幕する。
  • 2007年、12月24日に東京ドームで一夜限りのLUNA SEA復活ライブを行う。

ソロ活動時代[編集]

POTBELLY時代[編集]

  • 2005年、ボーカルに沖縄出身のMILKYを迎え、POTBELLY(ポトベリー)として始動する。ミニアルバム『CRASH! CRASH! CRASH!』でデビュー。

人物[編集]

性格・嗜好[編集]

  • 幼い頃からの祭好きで、自宅に小型の御輿を所有するほどである。
  • 明るい性格で話し上手のため、テレビ番組への出演も多い。フジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』では、お笑い芸人である司会のダウンタウンとトークで互角に渡り合った。また、番組内では「ブーちゃん松本人志、命名)」「悪徳プロモーター」と称されるほど親しまれた。
    また、日本テレビのモノマネ番組[どれ?]では、真矢と同じLUNA SEAのメンバーであるRYUICHIをゲストに迎えた際に内緒で登場し、RYUICHIのマネを披露した。
  • SUGIZO曰く、シャイな性格。結婚の報告もメンバーには直接言わず、スケジュール表に書いて知らせた。また、家では一言も喋らずに代わりに妻の石黒彩マシンガンのように話すと言う。
  • 右腕いっぱいにタトゥーを入れている。本人曰く「一生モノの洋服」。
  • 高所恐怖症で、絶叫マシンはもちろん、1メートルほどの塀の上に立つだけでも怖がっていた。
  • 車好きで、ジャガーのファン。Eタイプを特に好んでおり、2台所有していた。今まで30台以上も乗り換えており、XKRシルバーストーンフォルクスワーゲン・タイプ2など、外車が中心。
  • 身長の公称は168cmであるが、実寸は165cmであることがテレビ番組の企画で判明した[6]
  • TOKIO松岡昌宏曰く「気の良いオッサン」[7]
  • 40代になった頃からゴルフを嗜んでおり、ゴルフ番組や企画に出演する機会が増えている[8]。妻の石黒も真矢に影響されてゴルフを始め、夫婦で共通の趣味を持つようになった[9]。SUGIZOの母親とはゴルフ仲間。

音楽性[編集]

  • そうる透は師匠にあたる。SIAM SHADE淳士は真矢のローディーをしていた時期があり、弟子的存在である[10]
  • 「歌を殺すドラムを叩くのはクソだと思ってる。押さえたようなシンプルなドラムでも自分の持ち味が出せれば、最高・・・そのぶん、ドラム・ソロとかでは別の意味で自分を100パーセント出したくて・・・おカネをかけてしまった(笑)」[11]
  • LUNA SEAの活動初期から中期(アルバム『STYLE』発表前後)にかけては、ツーバスに加えて多数のタムシンバルを並べ、頭上にもタムを設置するなど大掛かりなセットを組んでいたが、後期にはワンバスに少数のタム類など、一転して必要最低限のシンプルなセッティングになった。
  • LUNA SEAのライヴにおいて、空中で回転するドラムセットを使用したパフォーマンスを行ったことがあり、その費用は3,500万円もかかった。当初はドラムセットが前傾するのみだったが、後にはトミー・リーモトリー・クルー)やジョーイ・ジョーディソン(元スリップノット)のように頑丈に固定されたドラムセットが回転する大掛かりなセットで行った。
  • バスドラムの音量・音圧を確保するため、ペダルを踏む際には中央を踏まず、ペダルの端を斜めに蹴り出すように踏むスタイルをとっている(リズム&ドラムマガジンインタビューより)。
  • LUNA SEAのインディーズデビューとなった1991年から1996年の活動休止までエンドースメント契約していたドラムメーカーはヤマハ。ドラムのヘッドに墨汁を塗ってミュートとして利用する奇抜なテストを行ったことがある。1998年に活動再開してからはヤマハとのエンドースメント契約を解消し、ラディックのドラムセットを使用。2000年以降はパールとエンドースメント契約し、現在も継続している。
  • 凛として時雨ピエール中野や元[Alexandros]の庄村聡泰などの後輩ミュージシャンにも影響を与えており、特に庄村はテレビで演奏するLUNA SEAとそのドラムを叩く真矢が音楽の原体験である。

家族[編集]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

アルバム[編集]

  • No Sticks (1997年12月10日、PHCL-5077)

ミュージックビデオ[編集]

参加作品[編集]

発売日 規格 アーティスト名 タイトル 参加曲
1997年7月24日 CD オムニバス 西城秀樹 ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK! 南十字星
1998年9月19日 CD Cozy Powell Forever TRIBUTE TO COZY POWELL KILL TH KING
1999年3月17日 CD Super Rock Summit 〜天国への階段〜 MODY DICK -BONZO'S MONTREUX-、WE'RE GONNA GROOVE
1999年6月30日 CD SUPER ROCK SUMMIT RAINBOW EYES I SURRENDER、STILL I'M SAD
2001年10月24日 CD REACTION Tribute Album Always On My Mind FOLLOW THE SHADOW
2011年6月29日 CD buzzG 祭囃子 全曲。演奏メンバーは真矢(Drums)、Kei Nakamura(Bass)、 [TEST](Guitar)
2013年9月4日 CD オムニバス DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS- So Sweet So Lonely

サポートを行ったミュージシャン[編集]

出演[編集]

テレビ番組[編集]

テレビドラマ[編集]

ラジオ番組[編集]

  • LUNA SEA真矢のG1 Grouper(1997年4月 - 1997年9月、TOKYO FM
  • LUNA SEA真矢のDEEPER STREET(1998年4月 - 9月、TOKYO FM)
  • LUNA SEA 真矢の深夜の課外授業(2000年4月 - 9月、TBSラジオ

その他[編集]

  • かっ飛びゴルフ塾【LUNA SEA真矢300yへの道】(2020年10月16日 - ) - レッスンプロのYouTube番組[14]
  • 薗田峻輔のドライブ&ゴルフ シーズン4(2018年、GOLF Net TV)
  • LUNA SEA真矢&たむプロの「レッスン交遊録」(2019年 - 、GOLF Net TV)

脚注[編集]

  1. ^ 吉田栄作、ドラマー真矢さんも 秦野・本町幼稚園が創立100年”. 神奈川新聞 (2015年10月19日). 2022年12月15日閲覧。
  2. ^ 出没!アド街ック天国』2022年12月3日放送(テレビ東京)「11位 自慢の富士山」秦野市内の半数の小学校の校歌で富士山が登場するという内容。母校の校歌と映像が紹介された。
  3. ^ SHOXX. 音楽専科社. (1992年1月21日) 
  4. ^ SHOXX. 音楽専科社. (1992年1月21日) 
  5. ^ SHOXX. 音楽専科社. (1992年1月21日) 
  6. ^ テレビ朝日 『中居正広の怪しい噂の集まる図書館』2012年9月4日放送
  7. ^ (サイゾーウーマン TOKIO・松岡昌宏、LUNA SEA・真矢は「気のいいおっさん」), 2019年5月21日
  8. ^ LUNA SEA真矢が2021年注目アイアンを“聞き”比べ”. GDOゴルフギア情報. 2021年11月27日閲覧。
  9. ^ 石黒彩×LUNA SEA真矢 夫婦初対談「子どもの手が離れ、恋人同士に戻ります」”. 婦人公論.jp. 2021年11月27日閲覧。
  10. ^ 別冊カドカワ 総力特集 LUNA SEA 25th Anniversary
  11. ^ SHOXX. 音楽専科社. (1992年1月21日) 
  12. ^ 好評につき第2弾放送決定!俳優・伊藤淳史MC“のほほーん”とスコア80切りを目指すゴルフレッスン番組に LUNA SEAの真矢が初参戦!”. BSテレ東. 2021年11月27日閲覧。
  13. ^ LUNA SEA真矢、伊藤淳史と対決「東京ドームも経験」と自信満々”. テレビドガッチ. 2021年11月27日閲覧。
  14. ^ 【LUNA SEA真矢300yへの道】

関連項目[編集]

外部リンク[編集]