真景累ヶ淵
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『真景累ヶ淵』(しんけいかさねがふち)は、明治期の落語家・三遊亭圓朝によって創作された落語(怪談噺)。江戸時代に流布した「累ヶ淵」の説話を下敷きにした作品である。圓朝の代表作の一つとされ、古典的評価を得ている。
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[編集] 概要
旗本が金貸しの鍼医皆川宗悦を切り殺したことを発端に両者の子孫が次々と不幸に陥っていく話(前半部分)と、名主の妻への横恋慕を発端とする敵討ちの話(後半部分)を組み合わせている。全97章から成る。1859年(安政6年)の作。当初の演目は「累ヶ淵後日の怪談」。1887年(明治20年)から1888年(明治21年)にかけて、小相英太郎による速記録が『やまと新聞』に掲載。1888年に単行本が出版された。
「累ヶ淵」の累(かさね)の物語をヒントにした創作で、「真景」は当時の流行語だった「神経」のもじり(漢学者の信夫恕軒が発案者)。前半部分は特に傑作と言われ、抜き読みの形で発端部の「宗悦殺し」・新吉と稽古屋の女師匠との悲恋「豊志賀の死」のくだりなどが現在もしばしば高座にかけられている。6代目三遊亭圓生、林家彦六、3代目古今亭志ん朝が得意とし、歌舞伎化や映画化されている。 なお、芝居噺の「累草子」は本作の原話と言われ、林家正雀、2代目露の五郎兵衛によって演じられている。
[編集] 関連項目
[編集] 関連文献
- 三遊亭円朝・作『真景累ヶ淵』岩波文庫(緑3-2)
