目覚めよ、ルーマニア人!

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Deşteaptă-te române!
和訳例:目覚めよ、ルーマニア人!
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国歌の対象
ルーマニアの旗 ルーマニア

作詞 アンドレイ・ムレシャヌ(不明)
作曲 アントン・パン(1848年発表)
採用時期 1917年モルダヴィア民主共和国
1989年ルーマニアの旗 ルーマニア
1991年モルドバの旗 モルドバ
採用終了 1918年(モルダヴィア民主共和国)
1994年モルドバの旗 モルドバ
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目覚めよ、ルーマニア人!(めさめよ、ルーマニアじん、ルーマニア語Deşteaptă-te române!)はルーマニア共和国1990年~現在)の国歌

アンドレイ・ムレシャヌ(Andrei Mureşanu1816年 - 1863年)作詞、アントン・パン(Anton Pann1796年 - 1854年)(またはGheorghe Ucenescu)作曲。

オスマン帝国からの独立を促す革命歌で、1848年の革命時に発表された。発表時の名は "Un răsunet" 「こだま」。1848年7月29日、ルムニク・ヴルチャで初めて歌われた。瞬く間に革命歌として広まり、現在の名称に改められた。

自由と愛国心を鼓舞するこの歌は、爾来、ルーマニアが紛争に直面する際、絶えず歌われてきた。それには1989年ルーマニア革命も含まれる。革命後新政権が成立すると、共産党時代の国歌「三色旗」(Trei culori) に変わり、国歌として制定された。

「目覚めよ、ルーマニア人!」は数年の間、モルドバの国歌だったこともある。これは1994年、現在の "Limba Noastră"(われらの言語)に改められた。

歌詞[編集]

歌詞は11番まであるが、実際に合唱する際は以下の順番で歌われる

  • 1番→2番→4番→11番
  • 1番→4番→2番
  • 1番と2番
  • 1番のみ

2番の歌詞には、ダキアを領有して現在のルーマニアの土台を作り上げたローマ皇帝トラヤヌスの名が登場している他、ルーマニア人がローマ人の子孫であることを主張している。

4番の歌詞中の一節に、ミハイ勇敢公(en:Michael the Brave)、シュテファン大公マティアス・コルヴィヌスの名が登場している。



ルーマニア原語

日本語訳

1 Deșteaptă-te, române, din somnul cel de moarte, 目覚めよ、ルーマニア人よ、死のような眠りから
În care te-adânciră barbarii de tirani 残忍なる暴君に奈落の底へ沈められたあなたは
Acum ori niciodată croiește-ți altă soarte, 自身で新たな運命を今まさに切り拓くのだ
La care să se-nchine și cruzii tăi dușmani. たとえ残忍なる敵を打ちのめすことになろうとも
 
2 Acum ori niciodată să dăm dovezi la lume 今こそ世界に示す時が来たのだ
Că-n aste mâni mai curge un sânge de roman, ローマ人の血が今もなお我らに流れていることを
Și că-n a noastre piepturi păstrăm cu fală-un nume 我らの胸に刻まれし誇り高き名は
Triumfător în lupte, un nume de Traian. その戦いに勝ちし者の名はトラヤヌス
 
4 Priviți, mărețe umbre, Mihai, Ștefan, Corvine, 見よ、素晴らしき影を、ミハイ、シュテファン、コルヴィヌスの
Româna națiune, ai voştri strănepoți, ルーマニア国のあなたは偉大なる末裔なのだ
Cu brațele armate, cu focul vostru-n vine, 武器を手に取れ、熱き血潮と共に
"Viața-n libertate ori moarte" strigă toți. 「自由の身か、さもなくば死か」と皆が叫ぶ
 
11 Preoți, cu cruce-n frunte! căci oastea e creștină, 司祭は我らを十字架へ導く、キリシタンは我らの軍勢なり
Deviza-i libertate și scopul ei preasfânt. 自由という言葉のもと聖なる地を目指す
Murim mai bine-n luptă, cu glorie deplină, 戦いで死を遂げることこそが尚良いことなのだ、満ち溢れる栄光と共に
Decât să fim sclavi iarăși în vechiul nost' pământ. 古き土地で再び奴隷となるのに比べれば

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