目抜き通り (椎名林檎とトータス松本の曲)

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目抜き通り
椎名林檎とトータス松本シングル
初出アルバム『三毒史
リリース
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP
時間
レーベル EMI Records/UNIVERSAL MUSIC
作詞・作曲 椎名林檎
チャート最高順位
椎名林檎 年表
ジユーダム
(2016年)
目抜き通り
(2017年)
おとなの掟
(2017年)
トータス松本 年表
わーっ!/
チャリダー
(2014年)
目抜き通り
(2017年)
三毒史 収録曲
  1. 鶏と蛇と豚
  2. 獣ゆく細道
  3. マ・シェリ
  4. 駆け落ち者
  5. どん底まで
  6. 神様、仏様
  7. TOKYO
  8. 長く短い祭
  9. 至上の人生
  10. 急がば回れ
  11. ジユーダム
  12. 目抜き通り
  13. あの世の門
ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜 収録曲

ディスク1

  1. 浪漫と算盤 LDN ver.
  2. 幸福論
  3. すべりだい
  4. 正しい街
  5. 歌舞伎町の女王
  6. 丸ノ内サディスティック
  7. ここでキスして。
  8. ギブス
  9. 罪と罰
  10. 本能
  11. 真夜中は純潔
  12. 迷彩
  13. 茎(STEM)〜大名遊ビ編〜
  14. りんごのうた

ディスク2

  1. 公然の秘密
  2. この世の限り
  3. 流行
  4. 自由へ道連れ
  5. カーネーション
  6. NIPPON
  7. ありあまる富
  8. 青春の瞬き
  9. 人生は夢だらけ
  10. おいしい季節
  11. 獣ゆく細道
  12. 長く短い祭
  13. 目抜き通り
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目抜き通り」(めぬきどおり、英題:The Main Street)は、シンガーソングライター椎名林檎ロックバンドウルフルズボーカリストであるトータス松本による楽曲[1]。2017年4月20日に銀座で営業を開始した大型商業施設「GINZA SIX」のテーマ曲である。同日ユニバーサルミュージックEMI Recordsレーベルからデジタル・ダウンロードシングルとして配信限定で発売された[2]

製作背景[編集]

2017年4月20日に営業を開始した大型商業施設「GINZA SIX」のテーマ曲として、「NEW LUXURYを世界に向けて発信する」というコンセプトのもと書き下ろされた楽曲[1][2]。このプロジェクトのクライアントより、銀座の魅力を表現した新たなる銀座のテーマソング制作の依頼を受けて椎名林檎が書き下ろした[2]。制作するにあたり、椎名はかねてより共演の機会を求めていたトータス松本にデュエットをオファー[1][2]。松本の快諾を受けた椎名は、銀座と2人の声をモチーフにこの曲を書いた[3]

もともとはコマーシャルソングとして制作が始められたが、トータス松本との共演に勢いづいた椎名はフルサイズも制作。その完成度を目の当たりにしたスタッフがリリースを提案し、急遽配信限定でリリースする運びとなった[1][2]

制作[編集]

レコーディング現場にはバンド、管弦奏者の指揮編曲を担当した斎藤ネコをはじめ、これまでも椎名プロダクトに数多く参加してきた演奏家たちが集結、繊密に構成されたアンサンブル同時録音した[1][2]

音楽性[編集]

全体から感じるサウンドはアメリカンではない。しかし、トータス松本は、マーヴィン・ゲイがルーツの一つであり、依頼した椎名林檎もマーヴィンを敬愛する。曲の構成は、主旋律が4小節ごと入れ替わる途中の作りを含めてマーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュエットをイメージして書かれ、彼らの時代のモータウン風の進行である。椎名のパートもタミー・テレルを意識している[4][5]

スペシャルムービー[編集]

スペシャルムービーの舞台は銀座中央通り[6]。監督は数々のミュージックビデオやテレビCMを制作してきた児玉裕一が務めた[7]。映像には、楽曲側から銀座の街を象徴するキャラクターとして椎名と松本が登場するほか、オーケストラの指揮者として編曲家の斎藤ネコが出演、またSOIL&"PIMP"SESSIONSのみどりん、村田陽一、西村浩二らも登場している[6][7]。ダンスシーンの振付はPerfumeの振付などで知られるMIKIKOが担当[7]

ミュージックビデオ[編集]

本作には当初ミュージックビデオが製作されていなかったが、配信から約2年後にアルバム『三毒史』の発売に合わせて新たに撮り下ろされ、2019年6月11日に公開された[8]。監督はスペシャルムービーと同じく児玉裕一が務める。なお、使用されている音源は『三毒史』に収録されたアルバムバージョンである。

収録曲[編集]

デジタル・ダウンロード
#タイトル作詞・作曲編曲時間
1.「目抜き通り」椎名林檎斎藤ネコ

演奏[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 椎名林檎とトータス松本のデュエット曲が完成、CM&Mステでの共演も決定”. 音楽ナタリー (2017年4月17日). 2017年4月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 椎名林檎がトータス松本にデュエットをオファー!新曲「目抜き通り」2017年4月20日(木)配信リリース!”. ユニバーサルミュージック (2017年4月17日). 2017年4月21日閲覧。
  3. ^ GINZA SIXスペシャルムービーが完成!椎名林檎さんとトータス松本さんが初共演”. MORINOW, 森ビル (2017年4月17日). 2017年4月21日閲覧。
  4. ^ 椎名林檎さんとトータス松本さんが初共演!4月20日開業の「GINZA SIX」スペシャルムービーが完成”. GINZA SIXリテールマネジメント株式会社, エキサイトニュース (2017年4月17日). 2017年7月22日閲覧。
  5. ^ 音楽ナタリー Power Push (5/5)(インタビュアー:内田正樹)「椎名林檎「椎名林檎と彼奴等がゆく 百鬼夜行2015」インタビュー」『音楽ナタリー』、2017年5月29日https://natalie.mu/music/pp/sheenaringo04/page/52017年7月22日閲覧 
  6. ^ a b 【動画】椎名林檎とトータス松本が共演「ギンザシックス」スペシャルムービー公開”. Fashionsnap.com, エキサイト (2017年4月20日). 2017年4月26日閲覧。
  7. ^ a b c 椎名林檎とトータス松本の初共演!GINZA SIXスペシャルムービーが順次WEBサイトで公開”. TOKYOWISE (2017年4月18日). 2017年4月21日閲覧。
  8. ^ “椎名林檎×トータス松本「目抜き通り」をついにMV化”. ORICON. (2019年6月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2137443/full/ 2019年6月13日閲覧。 

外部リンク[編集]