盛岡都心循環バス「でんでんむし」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
盛岡駅東口に停車している「でんでんむし」(前は右回り線、後は左回り線)

盛岡都心循環バス「でんでんむし」(もりおかとしんじゅんかんバス)は、岩手県盛岡市内中心部で運行されているコミュニティバス。運行事業者は岩手県交通

概要[編集]

この路線は、盛岡駅を起点として市内中心部を運行する循環路線であり、盛岡市民の足としてだけでなく、県外からの観光客や修学旅行生などの利用も多い。

車両デザインは1998年に行われた「バスフェスティバルin盛岡」(開催期間:1998年9月20日9月28日)の低床バスデザインコンテストにて、小中学生部門の最優秀賞に選ばれた、当時小学1年生であった児童の作品である。

2005年から2006年にかけて、県内バス事業者としては初の中型ノンステップバスいすゞ・エルガミオ)が専用車として投入された。

昭文社発行の「都市地図シリーズ"岩手県1 盛岡市&矢巾紫波町 滝沢村"」には付録の「バリアフリー情報付き盛岡市中心部詳細マップ」にこの「でんでんむし」情報が掲載されている。

沿革[編集]

  • 1998年9月20日 - 「バスフェスティバルin盛岡」にて8日間の期間限定による実験運行(岩手県北バスとの共同運行・140円均一運賃)。
  • 1999年5月1日 - 2回目の試験運行を5ヶ月間の期間限定にて実施。愛称を「でんでんむし」とする(運賃100円均一、専用の1日乗車券を導入)。
  • 1999年12月 - 3回目の試験運行を実施(2000年2月末までの期間限定)。
  • 2000年4月1日 - 本運行開始、岩手県交通の単独運行となる。「左回り」線を新設・専用車両増車。
  • 2004年8月 - 「材木町南口」左回り線バス停を新設。
  • 2005年7月11日 - 右回り線に、岩手県内初となる「中型ノンステップバス」を導入。
  • 2006年10月 - 左回り線に中型ノンステップ車投入。
  • 2007年5月 - 車内放送に英語アナウンスを追加。
  • 2008年5月1日 - 左回り線減便。
  • 2010年3月31日 - この日をもって、岩手県北バス発行のバスカードの利用を終了(それ以降は県交通発行のカードのみの利用となる)。
  • 2010年5月 - 右回り線に初の大型ノンステップ車投入。
  • 2012年2月 -「いわてデスティネーションキャンペーン」に向けてデザインを変更したノンステップバスが運行開始[1]

主管営業所[編集]

  • 松園営業所(右回り担当)
  • 都南営業所(左回り担当)
    • 運行開始当初は滝沢営業所へも専用車1両が配置され、都南営業所と共同で左回り線の運行を担当していた。
      その後2002年3月に滝沢営業所は運行担当から外れ、専用車両は都南営業所へ異動し現在の体制となった。

運行経路[編集]

右回り(外回り)・左回り(内回り)とも同じ経路を運行するが、盛岡駅前の乗り場は右回り(外回り)と左回り(内回り)とでは乗り場が異なる。

運賃[編集]

  • 全区間 大人100円(小児<小学生以下>50円)均一(運賃降車時払い)。

車両[編集]

「でんでんむし」専用車両は以下の通りで、右回り線(松園営業所)に6台、左回り線(都南営業所)に3台が所属している。

  • いすゞ・ジャーニーK(1台/右回り線のみ)
    • 実験運行時に導入された車両で、当初は両方向1台ずつ、計2台使用されていたが左回り線の1台が一般路線用に転用された後、廃車。
  • いすゞ・エルガミオワンステップバスノンステップバス)(5台)
    • 両方向ともワンステ2台、ノンステ1台の計6台であったが左回り線のワンステ1台が一般路線に転用。
  • 日産ディーゼル・UAノンステップバス(3台)
  • 三菱ふそう・エアロスターノーステップバス(1台)
    • UA同様、東京都交通局から震災支援として無償譲渡された車両。期間限定で特別ラッピングを施されている。右回り線のみ。
  • 専用車両は、各担当営業所の運用上の都合などにより、運行時間外に一部の一般路線(所属営業所 - 盛岡市内の出入庫運用等)で使われる。
  • 専用車両が車検・整備等で使用できない場合や各担当営業所の運用上の都合により、一般路線用の車両が使用されることがある。また、右回り線は毎日午後の1周のみ、浅岸線・桜台団地線の間合い運用で一般路線用中型車が使用される。

その他[編集]

  • 岩手県交通の発行するバスカードが利用可能(※:岩手県北バスの発行するバスカードは、2010年4月1日以降、利用することはできない(詳細はバスカードの記事を参照))。但し乗降方法は他路線同様「中乗り前降り」なのでバスカードは読み取り機に2回通さなければならない。
  • でんでんむし一日フリー乗車券(大人300円・小児150円)も発行している(販売箇所:盛岡駅前バス案内所・盛岡バスセンター)。
  • 岩手県交通の定期券は利用できない。
  • IGRいわて銀河鉄道が発売する企画乗車券はすごe-きっぷのみ利用可能で、IGR・バス乗継通勤定期券は利用できない。
  • 岩手県北バスでは「でんでんむし」に合わせて、盛岡駅~盛岡バスセンター間(映画館通り経由・106急行バス)を100円の運賃で運行している。なお、「でんでんむし」と同一区間を走る岩手県交通の一般路線バスとJRバス東北盛岡駅~盛岡城跡公園間(早坂高原線)の初乗り運賃は140円である。

脚注[編集]

[ヘルプ]

外部リンク[編集]