白鷺 (小説)

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白鷺
作者 泉鏡花
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 長編小説
発表形態 新聞連載
初出情報
初出東京朝日新聞
1909年10月15日号-12月12日
刊本情報
出版元 春陽堂
出版年月日 1910年2月18日
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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白鷺』(しらさぎ)は、泉鏡花長編小説夏目漱石の周旋で[1]1909年(明治42年)10月から12月にかけて東京朝日新聞に連載され、翌1910年(明治43年)2月18日春陽堂より刊行された。同年4月に本郷座柳川春葉脚色、伊井蓉峰喜多村緑郎藤沢浅二郎らの出演によって初演されて以降、新派で何度も脚色・上演された。

これまでに映画化が2回、テレビドラマ化が5回行われた。

映画化[編集]

1941年版[編集]

白鷺
監督 島津保次郎
脚本 山形雄策
製作 田村道美
出演者 入江たか子
黒川弥太郎
音楽 早坂文雄
撮影 鈴木博
編集 岩下廣一
製作会社 東宝映畫(東京撮影所)
配給 東宝映畫
公開 日本の旗 1941年5月1日
上映時間 126分
99分(再集版)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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白鷺』(しらさぎ)は、1941年(昭和16年)5月1日公開の日本映画である。東宝映画製作・配給。監督は島津保次郎、主演は入江たか子モノクロスタンダード、126分。日本画家小村雪岱が美術考証にあたった。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

1958年版[編集]

白鷺
監督 衣笠貞之助
脚本 衣笠貞之助
相良準
製作 永田雅一
出演者 山本富士子
川崎敬三
音楽 斎藤一郎
撮影 渡辺公夫
編集 名取功男
製作会社 大映東京撮影所
配給 大映
公開 日本の旗 1958年11月29日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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白鷺』(しらさぎ)は、1958年(昭和33年)11月29日公開の日本映画である。大映製作・配給。監督は衣笠貞之助、主演は山本富士子カラー大映スコープ、97分。

衣笠監督・山本主演の泉鏡花ものの一本[2]第12回カンヌ国際映画祭で特別表彰を受けた。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

受賞歴[編集]

テレビドラマ化[編集]

1960年・NTV版[編集]

1960年(昭和35年)3月5日から3月26日にかけて、NTVの『日産劇場』枠(21:15-21:45)にて放送された。全4回。

キャスト
日本テレビ放送網 日産劇場
前番組 番組名 次番組
白鷺 (小説)

1960年・KR版[編集]

1960年(昭和35年)5月22日に、KR(現TBS)の『東芝日曜劇場』(21:45-22:45)にて放送された。

キャスト
KR 東芝日曜劇場
前番組 番組名 次番組
白鷺 (小説)

1968年版[編集]

1968年(昭和43年)7月2日に、MBSの『テレビ文学館 名作に見る日本人』枠(22:00-23:00)にて放送された。脚本は円地文子

キャスト
MBS テレビ文学館 名作に見る日本人
前番組 番組名 次番組
白鷺 (小説)

1969年版[編集]

1969年(昭和44年)10月18日に、NETの『怪奇ロマン劇場』で放送された。

キャスト

1974年版[編集]

1974年(昭和49年)1月23日から1月23日にかけて、NETの女・その愛のシリーズで放送された。全2回。監督は中村登、企画はマキノ雅弘、音楽は坂田晃一。ナレーターは岸田今日子

キャスト

脚注[編集]

  1. ^ 『作家の自伝41 泉鏡花』、佐伯彰一松本健一(監修)、日本図書センター、1997年、p.297
  2. ^ スターと監督 長谷川一夫と衣笠貞之助「白鷺」東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月24日閲覧

外部リンク[編集]

1941年の映画
1958年の映画