畜産副産物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
畜産副産物(ちくさんふくさんぶつ)とは、家畜から食肉を生産したあとに残る部位。
目次 |
副産物と副生物 [編集]
日本畜産副産物協会では、次のように定義している。生体から枝肉を採取した残り、および枝肉から除かれた骨が副産物であり、副産物から原皮を除いたものが副生物である。副生物は、頭、骨、血液、脂肪、内臓などが該当する。また、副生物は可食臓器類と非可食臓器類に分類される。可食臓器類についてはもつを参照。
生体重量に占める副産物の割合 [編集]
- 牛 - 生肉37.6%、食用内臓8.5%、非食用内臓8.7%、骨12.7%、脂6.6%、皮8.5%、血液2.4%、その他15%
- 豚 - 生肉53.8%、食用内臓8.5%、非食用内臓7.2%、骨10.7%、脂7%、皮9.5%、血液3%
- 鶏 - 生肉50%、骨28%、内臓7%、羽毛5%、脂6%、血液4%
生産・利用 [編集]
原皮生産量は2006年度に牛117万頭分・豚1,529万頭分、副生物の生産量は2007年度の推計で牛4万7千トン・豚13万トンとなっている。原皮は各種皮革製品に、油脂はラードやヘットとして食用にされるほか、石鹸や飼料などの原料ともなる。油脂の搾りかすである肉粉や、蛋白はペットフードや飼料・肥料の原料として利用される。鶏の羽毛もフェザーミールとして肥飼料用蛋白となるが、牛の脳や脊柱をはじめとする特定危険部位はBSE問題の危険性があるため、焼却処分されている。