男組

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男組』(おとこぐみ)は原作・雁屋哲、作画・池上遼一による漫画作品。『少年サンデー』(小学館)において1974年から1979年まで連載された(1977年に休載期間あり)。後に劇場映画化されている。

目次

[編集] 概要

戦後30年頃の日本を舞台に、己の信念を賭けて闘う男達を描いた少年漫画。高校生ながら、強大な権力を使い悪の限りを尽くす神竜剛次と、その勢力を倒すために立ち上がった父親殺しの罪を持つ男・流全次郎の対決を中心に、戦争とも言える大掛かりな抗争劇が繰り広げられる。また「男の生き様とは」をテーマに読者に強いメッセージを投げかけている場面も見られる。1970年代の日本では漫画界においても空手カンフーなどの格闘技ブームがあり、本作はそのなかでも中国武術を本格的に取り上げた作品として評価されている。後のさまざまな学園漫画に影響を与えた。

なお、アメフトと実在する中国武術をアクションに多く取り入れているが、中国武術の一部は松田隆智に取材したものである[1]

[編集] あらすじ

関東にある私立青雲学園は、神竜剛次という生徒によって無法地帯と化し凄惨たる状況下にあった。この現状に耐えかねた校長は、関東少年刑務所から一人の囚人を特待生として招き入れ、神竜を打ち倒すよう要求する。父親殺しの罪状を持つ男・流全次郎は、これに承諾するものの、神竜の圧倒的に強大な勢力に打ち勝つためには青雲学園の生徒一人一人が戦う気持ちを持たなければならないことを諭す。また、流も少年刑務所内の仲間「五家宝連」の力を借りて、様々な作戦を図り正義のために戦い続ける。物語はやがて、二人の対決に止まらず、「影の総理」と呼ばれる日本社会に潜む大きな闇に迫ることになっていく。

[編集] 登場人物

[編集] 流一派

流全次郎(ながれ ぜんじろう)
主人公。父親殺しの罪状で関東少年刑務所に収監される。陳家太極拳の使い手。権力に踏み潰された者たちへの誓いとして、己に掛けられた手錠を外さないまま強敵と戦う。軍艦島から脱出する際に失明した。

[編集] 五家宝連

五家宝連(ごかぼうれん)とは流を兄貴と慕う五人の部下。元々、流が関東少年刑務所へ収監される前、それぞれが各舎のボスとして名を馳せていた。皆、血の繋がりは無いが、家族以上に絆は強い。

高柳秀次郎(たかやなぎ ひでじろう)
五家宝連の一人。武術に長ける。
大杉五郎(おおすぎ ごろう)
五家宝連の一人。窃盗学、情報収集の大家。
岩瀬大介(いわせ だいすけ)
五家宝連の一人。格闘の名人。超タフ。
長浜昇一(ながはま しょういち)
五家宝連の一人。動物と意思の疎通を図ることができる。背が低い。
伊庭彦造(いば ひこぞう)
五家宝連の一人。IQ180の元天才詐欺師。流一派の軍師として活躍する。

[編集] その他

山際涼子(やまぎわ りょうこ)
本作のヒロインで青雲学園の生徒。神竜剛次の許婚だが、神竜のやり方を快く思っておらず、流たちに味方する。
流統太郎(ながれ とうたろう)
全次郎の父親。弁護士。
陳泰明(ちん たいめい)
全次郎の武術の師匠。統太郎とは親友。
南条五郎(なんじょう ごろう)
統太郎の親友。軍艦島にて流と出会う。陳家太極拳と八極拳の使い手。

[編集] 神竜組

神竜剛次(じんりゅう ごうじ)
流のライバルで青雲学園の生徒。「神竜組」を組織し暴虐の限りを尽くす。流とは何度も対決をした。
少年サンデーの学園漫画『うる星やつら』に登場する面堂終太郎や、本作同様の学園格闘漫画『魁!!男塾』に登場する藤堂豪毅のモデルであると言われている。
大田原源蔵(おおたわら げんぞう)
元「神竜組」四天王の一人。木崎秀男、田丸栄吉、熊沢重吾と共に神竜の配下であったが、流の体を張った説得により改心し、五家宝連と共に闘う。
朽木威作(くちき いさく)
朽木組四代目。関東少年刑務所の脱獄囚だが、刑務所に入れられる前に脱走したため、刑務所時代に流との面識はない。神竜の右腕。

[編集] その他勢力

堀田英盛(ほった ひでもり)
関東番長連合の総長。
倉本信二(くらもと しんじ)
乞食横町を治める通称「乞食番長」。
大館要造(おおだて ようぞう)
北海番長連合の総長。

[編集] 映画

[編集] 第1作

1975年製作。同年9月20日公開。

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[編集] 男組 少年刑務所

1976年製作。同年9月15日公開

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[編集] キャスト

[編集] 男組(リメイク版)

1998年12月、オリジナルビデオ作品として公開された。

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[編集] キャスト

[編集] その他

漫画版の最終話に「ワルシャワ労働歌」が引用されていることで知られる。

[編集] コミックス

  • 小学館 少年サンデーコミックス(25巻)
  • コンビニのリミックスコミックス
  • コンビニのリミックスコミックス(ワイド版)
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[編集] 脚注

  1. ^ 本作品に続く『男大空』等では実在する武術は登場しない。