田邉草民

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田邉 草民 Football pictogram.svg
名前
愛称 ソウタン[1]
カタカナ タナベ ソウタン
ラテン文字 TANABE Sotan[2]
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 1990年4月6日(24歳)
出身地 東京都杉並区阿佐ヶ谷[3]
身長 175cm
体重 68kg
選手情報
在籍チーム スペインの旗 CEサバデル
ポジション MF (OH[4],DH[5][6])、
FW (WG)[7]
DF (SB)[8][6]
背番号 21
利き足 右足[9][10]
ユース

2003-2005
2006-2008
杉九SC
Forza'02
國學院久我山高校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009- FC東京 61 (8)
2013- CEサバデル 29 (4)
代表歴2
2011  日本 U-22 0 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2014年7月11日現在。
2. 2013年4月4日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

田邉 草民(たなべ そうたん、1990年4月6日 - )は、東京都杉並区阿佐ヶ谷出身[3]サッカー選手リーガ・エスパニョーラセグンダ・ディビシオンCEサバデルに所属。ポジションは主にミッドフィールダー(MF)

来歴[編集]

6歳の頃から[1]遊びでサッカーボールを蹴り始める。生来右利きでありながら左足で行うドリブル[9][10]はこの頃に体得した[11]。小学生時代に杉九サッカークラブに入団。サッカーの傍ら相撲にも取り組み、小学4年次には両国国技館にて開催された相撲の全国大会にも出場した[11]。中学生時代は東京都内のクラブチーム、ワセダクラブForza'02に入団。同クラブでの1期後輩に野上結貴。中学3年次の2005年、日本クラブユースサッカー選手権 (U-15)大会に出場した[12]他、U-15日本代表候補[13]や同年度メニコンカップ出場選手の一人に選ばれた[注 1]

2006年、國學院久我山高等学校へ進学しサッカー部に入部。同部の1年先輩に丸山祐市。1年次に国民体育大会少年男子東京都選抜チームに選出されるも関東大会で敗退。2008年には全国高校総体に出場したが、2回戦で前橋育英高校に1-2で敗退した。この時、田邉のプレーをFC東京スタッフが偶然見ていた事がきっかけで、同クラブの練習に参加する機会を得た[15]。田邉自身は高校卒業後は大学に進学して「サッカーはサークル程度で」と考えていたが、FC東京での練習参加をきっかけにJリーグを意識するようになったとのこと[7]。同年10月23日、2009年度からのFC東京入団内定が発表された[4]。同年12月、第87回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。右ウイングとして起用された[7]3回戦での沖縄県立那覇西高校戦でのハットトリック[16]を含む通算4得点を挙げ、大会優秀選手のひとりに選出された[17]。同大会準々決勝では再び前橋育英高校と対戦したが、田邉は六平光成らに封じられ[18]不発。0-1で敗れ、ベスト8の成績で終えた。

2009年に入団し、5月20日のヤマザキナビスコカップGL第3節対千葉戦(フクアリ)でJリーグ公式戦に初出場[19]。翌6月20日、J1第14節対戦(日立柏)にて、リーグ戦初出場を果たした[20]。7月29日のヤマザキナビスコカップ準々決勝対名古屋戦出場によって規定時間を超え、A契約を締結[21]。また、同年の2月に、早稲田大学人間科学部の通信教育課程に合格し[22]、サッカー選手のかたわら大学での学業にも取り組んだ。

2010年からはボランチでの起用を試されており[23][5]この年出場機会を得たヤマザキナビスコカップスルガ銀行杯天皇杯ではいずれもボランチで出場した。10月14日、中手骨骨折により全治4カ月と診断されるも[24]、中盤でリズムを作る選手として[25]翌月17日の天皇杯第4回戦に先発出場し勝利を収めた。大熊清監督は2011年の指揮を執るにあたって、「狭いところでパスを出せる田邉草民と大竹洋平をホントに鍛え、戦力にしたい」と名指して期待を示した[26]

2011年J2第14節対京都戦(西京極)で「得意ではない」というヘディング[27]でのゴールを決め、これがプロ入り後公式戦初得点となった。その後も主に左SHのポジションで先発出場を続け、加速的な成長(大熊談[28])を見せ、U-22日本代表に選出された[29]

2012年は左SBのポジションでも起用され[8][6]、J1第7節対鹿島戦(味スタ)にてJ1での初得点を挙げた。

2013年5月、若手の攻撃的MFを求めていた[30]リーガ・エスパニョーラセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のCEサバデルからの打診に応じ、河野広貴と共に同クラブの練習に参加[31][9]。翌6月に期限付き移籍が発表された[32][33]。2013-14シーズン開幕節のマヨルカ戦で公式戦初出場[34]。第3節ラ・コルーニャ戦の大敗を境に一時ポジションを失ったが、年末にかけて戦い方を掴み、向上を実感[35]。左SHなどで再び先発出場を続けるようになり、第21節ウェルバ戦では自身の突破から相手MFアンヘル・モントロの退場を誘発し、さらに試合終盤にヘディングで移籍後初ゴールとなる決勝点を挙げた[36][37]。2014-15シーズンも移籍期間を延長してサバデルに在籍[38]

エピソード[編集]

  • FC東京でのチームメートだった羽生直剛によると、チーム一のいじられ役である[39]。2012年にクラブを退団した谷澤達也には、監督からの怒鳴られ役に指名された[40]
  • 肉食よりも魚を好み、「海外の食事は苦手」と語る和食派。高校時代の海外遠征でもインスタントおこわを独自で持参し対処した[41]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 ナビスコ杯 天皇杯 期間通算
2009 FC東京 27 J1 10 0 6 0 1 0 17 0
2010 0 0 1 0 2 0 3 0
2011 J2 31 5 - 4 0 35 5
2012 J1 18 3 2 0 1 0 21 3
2013 2 0 3 0 - 5 0
スペイン リーグ戦 国王杯 オープン杯 期間通算
2013-14 (en サバデル 21 セグンダ 26 4 1 0 - 27 4
通算 日本 J1 30 3 12 0 4 0 46 3
日本 J2 31 5 - 4 0 35 5
スペイン セグンダ 26 4 1 0 - 27 4
総通算 87 12 13 0 8 0 108 12
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFC ACL
2012 FC東京 27 3 0
通算 AFC 3 0

その他の国際公式戦

代表・選抜歴[編集]

タイトル[編集]

個人

脚注[編集]

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注釈
  1. ^ この選出は、東京都のクラブからは唯一の選出であった(FC東京、東京Vからは選出されなかった。)[14]
出典
  1. ^ a b c d 『FC東京ファンブック2010』 朝日新聞出版2010年、48頁。
  2. ^ a b 登録選手一覧表 Jリーグ (2009年12月6日)
  3. ^ a b 東京新人田辺が杉並区山田区長を表敬訪問 日刊スポーツ (2009年4月20日)
  4. ^ a b 田邉草民選手 来季新加入内定のお知らせ - ウェイバックマシン(2008年12月26日アーカイブ分) FC東京 (2008年10月23日)
  5. ^ a b 東京MF田辺14日ボランチで出場へ 日刊スポーツ (2010年4月13日)
  6. ^ a b c 【AFCチャンピオンズリーグ2012 F東京 vs 北京】レポート J's GOAL (2012年4月18日)
  7. ^ a b c MF田辺草民 <下> プロを体験し目覚めたダイヤの原石 東京中日スポーツ 2009.2.14付記事
  8. ^ a b 草民を左SB起用 練習試合でポポ流選手育成 東京中日スポーツ 2012.03.12
  9. ^ a b c Tanabe: "Intentaré que en Japón conozcan mejor al Sabadell"(スペイン語) (2013年7月12日)
  10. ^ a b サバデル加入の田辺「チームに貢献したい」 goal.com (2013年7月13日)
  11. ^ a b MF田辺草民 <上> 武蔵丸にあこがれ鍛えた強靱な足腰”. 東京中日スポーツ (2009年2月12日). 2010.3.24 05:42 (UTC)閲覧。
  12. ^ History ワセダクラブ Forza '02公式サイト 2010.3.24 05:55 (UTC) 閲覧
  13. ^ a b U-15日本代表候補トレーニングキャンプ(8/25~28)メンバー 日本サッカー協会 2005.8.24付ニュースリリース
  14. ^ MENICON CUP 2005 出場選手一覧 日本クラブユースサッカー連盟公式サイト 2010.3.24 06:02 (UTC) 閲覧
  15. ^ スポーツ報知 2009年1月3日紙面[要出典]
  16. ^ FC東京内定・田辺は御前ハット決めた スポーツニッポン (2009年1月4日)
  17. ^ 高体連が優秀選手発表、広島皆実から6人 日刊スポーツ 2009.1.13付記事
  18. ^ 前育の”黄金のカルテット”が輝く、次は大迫勇封じだ (前橋育英vs國學院久我山) ゲキサカ (2009年1月5日)
  19. ^ 試合記録 2009ナビスコ予選第3節 FC東京vsジェフ千葉 FC東京 (2010.3.24.06:51 (UTC) 閲覧)
  20. ^ 試合記録 2009Jリーグディビジョン1 第14節 FC東京vs柏レイソル FC東京 2010.3.24 07:04 (UTC) 閲覧
  21. ^ 東京草民A契約「昇格」初ゴール奪取誓う 日刊スポーツ (2009年7月31日)
  22. ^ 早稲田大学人間科学部eスクールに、田邉草民選手が合格 - ウェイバックマシン(2012年7月15日アーカイブ分) FC東京 (2009年2月2日)
  23. ^ 田辺 ボランチで躍動 東京中日スポーツ、2010.03.22
  24. ^ 田邉草民選手の検査結果について - ウェイバックマシン(2012年7月14日アーカイブ分) FC東京 (2010年10月14日)
  25. ^ 【第90回天皇杯4回戦 FC東京vs千葉】プレビュー J's GOAL、2010.11.16
  26. ^ 12月9日・大熊清監督続投決定による囲み取材 (後藤勝) サッカーを読む! Jマガ、2010.12.11
  27. ^ 試合記録 2011Jリーグディビジョン2 第14節 FC東京vs京都サンガF.C. FC東京 (2011年5月29日)
  28. ^ 【J2:第22節 FC東京vs熊本】大熊清監督記者会見コメント J's GOAL、2011.07.24
  29. ^ a b U-22日本代表メンバー〔国際親善試合 対U-22エジプト代表(8/10@札幌ドーム)〕 日本サッカー協会 (2011年8月4日)
  30. ^ 【F東京】若手にスペインから獲得オファー! 第一候補に田辺 - ウェイバックマシン(2013年6月1日アーカイブ分)スポーツ報知 (2013年5月27日)
  31. ^ Los japoneses Sotan Tanabe e Hiroki Kawano se entrenan con el primer equipo(スペイン語) CEサバデル (2013年5月30日)
  32. ^ 田邉草民選手 CEサバデル(スペイン)へ期限付き移籍のお知らせ FC東京 2013.06.27
  33. ^ Acord entre el CESabadell i el FC Tokyo(カタロニア語) CEサバデル (2013年6月27日)
  34. ^ a b Sabadell - Mallorca リーガ・デ・フトボル・プロフェシオナル(スペイン語)
  35. ^ サッカーマガジンZONE 2014年3月号』 ベースボール・マガジン社2014年、72頁。
  36. ^ リーガ・アデランテ 第21節 Recreativo 戦 CEサバデル
  37. ^ a b RC Recreativo - CE Sabadell リーガ・デ・フトボル・プロフェシオナル(スペイン語)
  38. ^ 田邉草民選手 CEサバデル(スペイン)への期限付き移籍延長のお知らせ FC東京 (2014年7月1日)
  39. ^ TOKYO MANIA 羽生直剛選手インタビュー 182Channel (2009年12月18日)
  40. ^ 愛情ある言葉で谷澤を送り出したF東京・ポポヴィッチ監督 ゲキサカ (2012年8月14日)
  41. ^ FC東京 青赤通信vol.1 2010年5月14日発行号 7頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]