田辺宏司

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田辺宏司(たなべ ひろし、1959年5月1日 - )は、山口県出身のサッカー審判員

1990年10月に1級審判登録され、当初はJリーグDivision 1で主審を務めていたが、その後2006年まではJ1ではなくJ2のみで主審を担当していた。

2007年に再びJ1でも主審として笛を吹くようになったが、第2節のサンフレッチェ広島柏レイソル戦では広島の平繁龍一のゴールを微妙な判定のオフェンスファウルとして取り消し、また、第5節の横浜F・マリノス対柏レイソル戦で山瀬功治のゴールを、ゴールよりもかなり前のプレーがファウルだったとして、一度認めたこの得点がオーロラビジョンのスコアボードに表示された後に取り消した。

後者に関しては、当然マリノスの選手達から猛抗議をされたが、田辺本人がファウルを把握していなかったためか「分からない」「難しい質問をするな」という回答に終始してしまうという状態であった。つまり、「誰の」「どういうファウルか」という事が分からないまま、「ファウルを理由に一旦認めたゴールを取り消し」という判定を下した事になる。なお、副審はオフサイドを示していると思われる動きをしていたため、こちらにも疑問は残るがオフサイドによる取り消しではないか、という声もある。 試合を担当した審判アセッサーの上川徹の解説によると、判定には問題がなかったが、副審からのファウルの判定が、 オフサイドと混同するような動きであり、また主審も争点とは違うところに意識があり、選手からの異議を受け付けてしまったところに、問題を深くしてしまった原因があると述べている。

この試合の後、横浜F・マリノス監督早野宏史に「あの人には2度と笛を吹いて欲しくない」とまで言われた。[1] 逆に、直後の週に発売された週刊サッカーマガジンのコラムにおいて武智幸徳が「勇気ある判定だった」とコメントしたなど、評価する声もある。

しかしながら、結果的にはこの2試合とも柏レイソルの失点を「最後に防いだ」という形になったため、田辺は一部のサポーターの間で「柏の味方をする主審」として一躍有名になってしまった。


2008年第21節の清水エスパルス横浜F・マリノス戦では、怪我の為一旦ピッチの外に出た岡崎慎司の存在を忘れるという失態を犯した。岡崎が回復し副審が田辺の許可を得る為に手を上げて待っていたが、プレーが切れても確認する事は無かった。最後は田辺自身が気づきようやく許可が下りたが、それまで清水は一人少ない中での戦いを余儀なくされた。

同試合では清水の選手がペナルティエリア内で何度も故意に倒されたが、結局一度もPKを与えられなかった。試合後清水側がJリーグに対しPKが妥当と思われる4つのプレーについて質問書を送ったところ、このうち2度の場面に「PKが与えられるべきだった」との回答があった。


マリノスサポーターから「MSS(Muzukashii Shitsumonha Suruna)」と呼ばれている。