田名網敬一

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田名網 敬一(たなあみ けいいち、1936年7月21日 - )は、日本グラフィックデザイナーイラストレーター

目次

[編集] 来歴

極端に派手な色彩や形態をなした連続物を空間上いっぱいにひっくり返したようなサイケデリックな作品を創作する。初期の現代ポップアートの第一人者である。1936年、東京・京橋の服地問屋の長男として生まれる。少年時代は『漫画少年』の定連投稿者であった。

武蔵野美術大学デザイン科卒業後、博報堂の制作部に勤めたが、会社外の仕事が忙しく、1年で退社。その後、アニメーションや版画、イラストレーション、エディトリアル・デザインなど、前衛的で遊びに満ちたさまざまな創作活動を行う。

1975年に日本版『月刊 PLAYBOY』誌の初代アートディレクターに就任し、アメリカ、日本間を飛び回る。デザイン分野で、日宣美「特選」などを受賞する一方、映像による実験制作を試み続け、作品はオーバーハウゼン、エジンバラなど世界各地の映画祭・映像展で上映された。

1981年に胸膜炎で3ヶ月入院。幻覚の〈松〉にうなされる。退院後、異形の松や鶴、象など、多くのアジア的な形象の引用を表現手法に採り入れ、記憶や夢の世界をペインティング、映像、版画で表す。1991年より京都造形芸術大学教授に就任。

[編集] 沿革

[編集] 展覧会略歴

[編集] 個展

  • 1958年 「野外壁画のためのメタリック・アート展」(村松画廊・東京)
  • 1959年 「メタリック・アートによる光の造形展」(サトウ画廊・東京)
  • 1965年 「田名網敬一・シリーズORDER MADE」(椿近代画廊・東京)
  • 1970年 「COMMERCIAL GRAPHIC展」(メルトン画廊・カナダ)
  • 1971年 「田名網敬一・アメリカ生まれのセールロイド」(ギャラリーデコール・東京)
  • 1971年 「シネマ・デモンストレーション」(草月会館ホール・東京)
  • 1972年 「田名網敬一フィルム作品集」(天井桟敷館・東京)
  • 1972年 「ゼンマイ仕掛けのマリリン」(ギャラリーデコール・東京)
  • 1974年 「田名網敬一・恋のスーパーオレンジシリーズ」(西村画廊・東京)
  • 1976年 「田名網敬一・シリーズ幼視景」(西村画廊・東京)
  • 1977年 「田名網敬一・忘遠鏡シリーズ」(青画廊・東京)
  • 1979年 「田名網敬一・もう一つの人工の楽園シリーズ」(青画廊・東京)
  • 1980年 「田名網敬一・擬景図鑑シリーズ」(ギャルリー・ヴィヴァン・東京)
  • 1984年 「田名網敬一・宵に燃えるシリーズ」(ギャルリー・ヴィヴァン・東京)
  • 1985年 「百花繚乱・田名網敬一 '60年代ポスター展」(ギャラリー360゜・東京)
  • 1986年 「ハリウッド・スターダスト」(ギャラリー360゜、有楽町西武マリオン・東京)
  • 1986年 「田名網敬一の楽園・空中回廊」(渋谷・西武シードホール・東京)
  • 1987年 「田名網敬一」(アヌシー・シャトウ美術館・フランス)
  • 1987年 「田名網敬一・昇天する家」(プラスマイナスギャラリー・東京)
  • 1989年 「田名網敬一の新作・森の掟展」(渋谷・西武シードホール・東京)
  • 1990年 「田名網敬一・森の掟展」(西武ホール・滋賀)
  • 1991年 「田名網敬一・螺旋の森-2展」(乃木坂アートホール・東京)
  • 1991年 「田名網敬一版画展・森の祝福」(村松画廊・東京)
  • 1992年 「田名網敬一の世界展」(池田20世紀美術館・静岡)
  • 1994年 「田名網敬一・版画の仕事1967-1994」(川崎市民ミュージアム・神奈川)
  • 1994年 「田名網敬一の映画・記憶のイメージ」(川崎市民ミュージアム・映像ホール)
  • 1995年 「田名網敬一版画展・見立てる」(ギャルリー・ヴィヴァン・東京)
  • 1995年 「田名網敬一版画展・記憶をたどる旅」(牧神画廊・東京)
  • 1996年 「田名網敬一・版画100展」(中京大学C・スクエア・名古屋)
  • 1998年 「田名網敬一・ドライポイントによる変奏曲」(ギャルリー・ヴィヴァン・東京)
  • 2000年 「田名網敬一・1960年代のグラフィックワーク」(ギャラリー360゜・東京)
  • 2001年 「田名網敬一・BLOW UP出版記念展」(ギャラリー360゜・東京)
  • 2001年 「田名網敬一・金魚博覧会」(国際フォーラム・エキシビジョン・スペース・東京)
  • 2002年 「時代の触覚・田名網敬一のグラフィックワーク1967-2002」(京都造形芸術大学ディーズギャラリー・京都)
  • 2001年 「田名網敬一・ドローイング3000展」(ギャラリー360゜・東京)
  • 2001年 「田名網敬一・金魚の潜む絶景展」(graf media gm・大阪)
  • 2001年 「田名網敬一・快楽伝説1971-2002」(アップリンクファクトリー・東京)
  • 2003年 「田名網敬一のコラージュ・FLOWERS」(アートスペースユーメリア・東京)
  • 2003年 「田名網敬一・GET BACK」(ギャラリー360゜・東京)
  • 2004年 「DISCO UNIVERSITY展(with 宇川直宏)) (KPOキリンプラザ大阪)
  • 2004年 「TANAAMI'S BEAUTY PARADE展」(成山画廊)
  • 2004年 「田名網敬一の家具展」(graf media gm・大阪)
  • 2004年 「田名網敬一・昇天する家具+綺想する都市展」(EX'REALM・東京)
  • 2004年 「田名網敬一・大遊園都市展」(IDEE・京都)
  • 2005年 個展(TRANSPLANTGALLERY・ニューヨーク)
  • 2005年 「田名網敬一の映画・グラフィック100展」(ノルウェー国際短編映画際・ノルウェー)
  • 2006年 「田名網主義 (TANAAMISM)展」 (銀座グラフィックギャラリー・東京)
  • 2006年 「田名網敬一・ビックリ箱構造の解剖展」 (京都造形芸術大学 ギャラリーAUBE・京都)
  • 2006年 「田名網敬一・KAMON展」(Paul Smith 9 Albemarls Street SHOP・ロンドン)
  • 2006年 「田名網敬一・KAMON展」(CC:ROOM・ベルリン)
  • 2006年 「田名網敬一・KAMON展」(Someday Gallery・メルボルン)
  • 2007年 「DAYDREAM」(NANZUKA UNDERGROUND・東京)

[編集] 著書目録

[編集] 画集

  • 1963年 「卵形」(モダンアートセンター)
  • 1966年 「田名網敬一の肖像」私家版
  • 1969年 「虚像未来図鑑」(ブロンズ社)
  • 1974年 「田名網敬一の世界」(立風書房)
  • 1984年 「田名網敬一・1979-1984」(私家版)
  • 1986年 「空中回廊・田名網敬一の楽園」(集英社)
  • 1989年 「森の掟」(扶桑社)
  • 1990年 「田名網敬一の美術」(佐野画廊)
  • 1991年 「森の祝福」(佐野画廊)
  • 1992年 「百象」(トムズ・ボックス)
  • 1994年 「田名網敬一版画の仕事・1967-1994」(川崎市市民ミュージアム)
  • 1994年 「ハリウッド・スターダスト」(三心堂出版社)
  • 1994年 「記憶をたどる旅」(三心堂出版社)
  • 2001年 「BLOW UP」(青幻舎)
  • 2002年 「AMIGOS」(ギャラリー360°)
  • 2002年 「踊る金魚」(アムズ・アーツ・プレス)
  • 2004年 「BLOW UP-2」(青幻舎)
  • 2004年 「夢と記憶」(STUDIO WARP)
  • 2004年 「田名網敬一の肖像」復刻版(田名網敬一デザイン事務所)
  • 2004年 「田名網敬一・百華狂乱」(PRINTS21)
  • 2005年 「spiral」(青幻舎)
  • 2006年 「KAMON」(KING OF MOUNTAIN)
  • 2006年 「Keiichi Tanaami」ggg Books-76 (トランスアート)
  • 2006年 「Layers」(青幻舎)
  • 2007年 「DAYDREAM」(グラフィック社)

[編集] 版画集

  • 1971年 「アメリカ生まれのセールロイド」(ギャラリー・デコール)
  • 1974年 「朝食はホットケーキ」(立風書房)
  • 1986年 「ハリウッド・スターダスト」(イメージ・フォーラム)
  • 1990年 「螺旋の森」私家版
  • 1991年 「森の祝福」(佐野画廊)
  • 1998年 「変奏曲」(ギャルリーヴィヴァン)

[編集] 映画のエッセイ集

  • 1978年 「人口の楽園」(八曜社)

[編集] 共著

  • 1996年 「100米(メートル)の観光」(筑摩書房)

[編集] 個展カタログ

  • 1975年 「映画の彼方へ・田名網敬一」(イメージ・フォーラム)
  • 1991年 「螺旋の森・2」(乃木坂アートホール)
  • 1992年 「田名網敬一の世界」(池田20世紀美術館)
  • 1994年 「田名網敬一のドローイングと版画の仕事」(彩の美術館)
  • 2002年 「田名網敬一・アニメーションカタログ」(京都造形芸術大学情報デザイン研究センター)
  • 2004年 「ウィークリーTANAAMI」(恵文社一乗寺店)

[編集] 編集責任/アートディレクション

  • 1998-2000 「情報デザインシリーズ」京都造形芸術大学編(角川書店)
    • Vol.1 イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域
    • Vol.2 写真の変容と拡張
    • Vol.3 グラフィックデザインの視点と発想
    • Vol.4 映像表現の創造特性と可能性
    • Vol.5 情報社会とコミュニケーション
    • Vol.6 情報の宇宙と変容する表現

[編集] DVD

  • 2002年 「TANAAMISM 映像の魔術師 1975-2002」(ブロードウェイ)
  • 2002年 「TANAAMISM-2 映像快楽主義 1971-2002」(ブロードウェイ)
  • 2003年 「TANAAMISM」 DVD-BOX(ブロードウェイ)
  • 2004年 「SCRAP DIARY+ANIMACTIONS!!」(CREAGE)

[編集] 映画作品

[編集] 映画作品

  • 1971年 「JAM POT」16mm color 24分
  • 1971年 「GREEN・RED」 16mm color 12分
  • 1971年 「SHE」 16mm color 8分
  • 1971年 「PUSSY」(2面マルチ) 16mm color 12分
  • 1971年 「RAINBOW・SCENE」(3面マルチ) 16mm color 11分
  • 1973年 「U.F.O」 16mm color 4分
  • 1974年 「SWEET TOUCH OF LOVE」 16mm color 3分
  • 1974年 「GET BACK ON THE HILL」 16mm color 12分
  • 1975年 「4・EYES 16mm color」 9分
  • 1975年 「WHY」 16mm color 10分30秒
  • 1975年 「月を撃て(SHOOT THE MOON)」 16mm color 8分
  • 1975年 「光景(SPECTACLE)」 16mm color 16分50秒
  • 1975年 「PHOTOGRAPHS AND MEMORIES」 16mm color 23分
  • 1975年 「LOOK AT THE WOOD」16mm color 12分
  • 1975年 「人工の楽園」16mm color 14分
  • 1975年 「人間模様」 16mm color 5分
  • 1976年 「カサブランカ」 16mm color 9分42秒
  • 1977年 「ジキルとハイド」16mm color 13分
  • 1978年 「フランケンシュタイン」16mm color 11分
  • 1978年 「幼視景」(序説)16mm color 11分12秒
  • 1978年 「幼視景」(予告編)16mm color 3分
  • 1979年 「幼視景」(もう一つの虹色都市)16mm color 17分17秒
  • 1980年 「ふいに眩暈に襲われもする暗闇」16mm color 27分
  • 1981年 「旅寓彩色」16mm color 15分
  • 1984年 「夢型録」16mm color 30分
  • 2002年 「WHY Re-mix 2002」DV color 3分20秒

[編集] アニメーション作品

  • 1965年 「仮面のマリオネットたち」 35mm color 8分
  • 1966年 「おんな」(沢田重隆・共作) 35mm color 7分
  • 1971年 「GOOD-BY MARILYN」 16mm color 4分52秒「GOOD-BY ELVIS and USA」 16mm color 7分
  • 1971年 「FLICKER LOVE NO.1」 16mm color 4分
  • 1971年 「COMMERCIAL WAR」 16mm color 4分30秒
  • 1973年 「OH! YOKO!」 16mm color 4分
  • 1975年 「優しい金曜日」 16mm color 3分
  • 1975年 「CRAYON ANGEL」 16mm color 3分
  • 2000年 「闇の記憶・夢の陰影」 16mm color 4分
  • 2001年 「風の呼吸(アニメーションによる往復書簡)」 16mm color 4分
  • 2002年 「スクラップ・ダイアリー」 16mm B&W 4分
  • 2002年 「夏の視線-1942」 16mm color 4分
  • 2002年 「メモリーズ(幼年期の情景)」 16mm color 3分15秒
  • 2002年 「Walking Man」 16mm color 6分
  • 2002年 「GOLDFISH FETISH」 DV color 6分
  • 2003年 「PUZZLE OF AUTUMN」 DV color 8分
  • 2003年 「FETISH DOLL」 16mm color 6分
  • 2003年 「田名網敬一の肖像」 DV color 6分
  • 2004年 「LANDSCAPE」 16mm color 4分25秒
  • 2004年 「夢10夜」 16mm color 6分
  • 2005年 「TRIP」 16mm color 4分30秒「マドンナの誘惑」 16mm color 4分
  • 2005年 「BLOW UP 2」 DV color 8分
  • 2005年 「4・EYES Re-Mix 2005」 DV color 7分
  • 2005年 「MADONNA」 DV color 5分
  • 2005年 「The Harmonic Gleam Vibration」 DV color 10分
  • 2006年 「NOISE」 16mm color 8分50秒
  • 2007年 「一寸法師・INCH-HIGH SAMURAI」 16mm color 4分35秒
  • 2007年 「キリコ・DE CHIRICO」 16mm color 4分30秒

[編集] 受賞歴

  • 1958年 - 日本宣伝美術会特選(『花嫁と狼』)
  • 1966年 - 第2回ブルーノ国際グラフィック・ビエンナーレ展特別賞
  • 1970年 - アメリカCFフェスティバル最優秀グラフィック賞

[編集] 外部リンク

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