珍地名

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珍地名(ちんちめい)とは、変わった地名のことである。

日本語から見た珍地名[編集]

日本語から見た日本の珍地名[編集]

日本語から見た日本の珍地名は、一般に、意味などが変わった地名のことであり、漢字やその読み方が難しい難読地名とは区別される。ただし、中には大阪市放出(はなてん)のように、珍地名であってなおかつ難読地名である「難読珍地名珍難読地名)」も存在する。マスコミなどでは、性的な意味を持つ普通名詞を含む地名が下ネタとして取り上げられることも多いが、地元では普通名詞としての意味が日常的に意識されているわけではない。

日本語から見た日本の珍地名の例[編集]

通常は地名として使用されない普通名詞を含む地名
通常は地名として使用されない擬態語・連語を含む地名
通常は地名として使用されない人体に関する普通名詞を含む地名
人名のような地名(姓と名に相当する部分を持つもの。実際の人名に由来するものを除く)
町丁・大字の「町」に小字の「町」が付く地名
同じ文字が3つ連続する地名
同じ文字列が繰り返される地名

日本語から見た日本以外の珍地名[編集]

日本以外の世界各国にも、日本で珍地名と呼ばれる地域河川などがある。もちろん発音日本語として聞いたときに「変」なのであり、その地域が使用している言語として「変」なのではない。バヌアツにあるエロマンガ島(Erromango)、インドネシア共和国にあるキンタマーニ村(Desa Kintamani)、バカ山Bukit Baka)、ドイツオフェラートOverath)、ペルーマラMala)、チンボテ(Chimbote)、エクアドルチンボラソ山(Chimborazo)、アルゼンチンマルデアホMar de Ajo)、中央アフリカ共和国にあるチンコ川(Chinko river)およびチンコ川盆地(Chinko River Basin)、オランダスケベニンゲン(Scheveningen)、イランマンジルManjil)、チュニジアシリアナ県ولاية سليانة)、アメリカ合衆国のオナラスカ(Onalaska ウィスコンシン州テキサス州ワシントン州)、アホ(Ajo アリゾナ州)、ボインシティBoyne City ミシガン州)、カナダオマン湖(Oman Lake サスカチュワン州)、オナマン湖Onaman Lake オンタリオ州)、トルコシリフケ(Silifke)、マレーシアパンティ山Gunung Panti)、中華人民共和国カンチョウ(贛州チンコウ(镇江チンポー(镜泊)湖韓国ハゲ駅(하계역オマーンなど、日本語の珍地名同様、下ネタに類するものが取り上げられることも多い。

日本語以外の言語から見た珍地名[編集]

日本語以外の言語から見た日本以外の珍地名[編集]

英語から見た場合、フランスコンドーム(Condom)やピュシーPussy)、オーストリアフッキング(Fucking。原語の発音上は問題ないが、英語では綴りが性行為の俗語)、ドイツペッティング(Petting)、ノルウェーヘル(Hell)などの珍地名がある。また、英語圏であるアメリカペンシルベニア州にはインターコース(Intercourse)という地名が、カナダニューファンドランド島には、ディルドDildo。英語で張型の意味)という古来からある地名が存在している。

ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語などから見た場合、イタリアオナニー(Onanì)などの珍地名がある。

日本語以外の言語から見た日本の珍地名[編集]

日本には、兵庫県宝殿駅(Hodenはドイツ語で睾丸)、加賀(Kagaという表記には問題ないが、ほぼ同発音のCagaはスペイン語大便を出せ、排便しろの意)、神奈川県にある尻手駅漢字では、体の部分が組み合わさって出来ている。ローマ字表記では、Shitteとなり、「くそ」「大便」という意味が隠されていることになる。また、これら以外にも「」にた行が入る単語はローマ字表記すると"shit"が隠れていることになる。例・竹下駅為栗駅など)、千葉(これも表記には問題ないが、ほぼ同発音の「鶏巴jība」は中国語陰茎の意味の俗語)、近畿(ほぼ同発音のkinkyは英語ではくせ毛(kinky hair)など曲がった、ねじれたという意味もあるが、スラングでは(サドマゾフェチシズムなどの)普通でない性的嗜好を持つ人の意味の俗語)、桐生(英語のKill youと発音類似)、熊本スワヒリ語でkumaは女性器、motoは熱いという意味)などがある。また福井福岡福山福原福留などは福(fuku)の部分がfuck youを連想させるため英語話者にとって珍妙な地名となる。

その他、能登(noto=イタリア語で「有名な」、スペイン語で「気付く」などの意)、名古屋市大曽根(ozone=英語で「オゾン」)、大阪府能勢町(スペイン語でNo sé=「知らない」の意、英語でnose=「」)、神戸市灘区(nada=スペイン語、ポルトガル語で「無」などの意)、同市須磨区(suma=ポーランド語で「合計」)、岡山県和気町(wake=英語で「目覚める」)、佐賀県太良町(saga=英語などで「英雄譚」、tara=スペイン語で「欠点、障害」)、大分県宇佐市(USA=アメリカ合衆国の略称)、長崎県壱岐市(iki=トルコ語で「2」)、鹿児島県奄美市(Amami=イタリア語で「私を愛して」)など、日本語以外の言語からすると異なる意味となる地名が存在する。

また、千葉県我孫子市大阪市住吉区我孫子駅の「我孫子」は中国人にとって相手を侮辱する言葉になるという、漢字が関連する例も存在する。だが、台湾人にとって「うちの孫」という珍妙な地名となる。

非常に長い地名、非常に短い地名[編集]

趣味としての珍地名[編集]

インターネット上においては、珍地名について扱ったサイトが多く見られ、安居良基など世界の珍地名めぐりをするマニアも存在する。

実際にその珍地名を看板などで見たいがために出かけて行く人もいるが、その場所は観光名所でも何でもないため、近辺に空港がないどころか、道路すらない、など数多くの障害が存在することも多い。日本国外の珍地名には、政情が不安定で外務省渡航延期勧告を出している地域に存在するものもある。実際に現地に赴く際には前もって綿密な調査が必要である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]