王下七武海

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王下七武海(おうかしちぶかい)は、漫画ONE PIECE』に登場する架空の海賊たち。作中では「七武海」と略されることが多い。

概要[編集]

世界政府によって公認された7人の海賊たち。収穫の何割かを政府に納めることが義務づけられる代わりに、海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に許されている。海軍本部四皇と並び称される「偉大なる航路(グランドライン)三大勢力の一角。

メンバーの選定に際しては、他の海賊への抑止力となりうる「強さ」と「知名度」が重要視される。その顔ぶれには世界レベルの大海賊が名を連ね、一般の海賊からは非常に恐れられている。一方、海賊でありながら政府に与する立場であるため、「政府の狗」と揶揄されることもある。名目上は政府と協力関係にあるものの、実際には各メンバーは政府の監視の外で思うままに活動している。召集があっても全員が揃うことは滅多になく、たとえ揃った所で力を合わせることはまず考えられない。これは政府・海軍側でも周知事項のようで、互いに信頼関係はない。

何らかの理由で欠員が生じた場合、政府によって新たに認められた海賊が後継者となる。後任が選ばれる際には、政府からの勧誘を受けた者が加盟する場合と、七武海入りを望む者が自ら政府に実力を示し加盟する場合がある。七武海に加盟した海賊は、政府からの指名手配を取り下げられる。また、配下の海賊にも恩赦が与えられる。

モデルは史実上の海賊の一種「私掠船(プライベーティア)」[1]

メンバーの入れ替わり[編集]

物語当初の七武海メンバーはジュラキュール・ミホークサー・クロコダイルドンキホーテ・ドフラミンゴバーソロミュー・くまゲッコー・モリアボア・ハンコックジンベエの7名。

アラバスタ編でクロコダイルが称号を剥奪され、その後任としてマーシャル・D・ティーチが加盟した。マリンフォード頂上戦争ではジンベエ、ティーチが自ら脱退した。頂上戦争後、モリアが行方不明となり(公式には戦死扱い)、除名された。この結果、「超新星編」終了時点では、3名の欠員が生じていた。

2年後の「新世界編」では、新たにトラファルガー・ローバギーが加盟している。残りの1名は、現在のところ不明[注 1]

王下七武海メンバー[編集]

現七武海[編集]

ジュラキュール・ミホーク[編集]

声 - 青野武(24話 - 151話)→掛川裕彦(462話 - )
王下七武海の一人。世界最強の剣士。元懸賞金は不明[注 2]
を思わせる鋭い目つきから「鷹の目のミホーク」の異名を持つ男。羽飾りのついた帽子や整った口ひげが特徴。常に冷静沈着で、基本的に無表情。小型のボート「棺船」[3]で気まぐれに海をさすらう一匹狼。クライガナ島シッケアール王国跡地の古城を拠点としている。41→43歳[4]。誕生日は3月9日[5]。身長198cm[4]
十字架を模した長刀「[3]を背に帯びている。この刀は世界最強の黒刀であり、最上大業物12工の一振りである[3]。世界最強の名にふさわしく、黒刀から放たれる「飛ぶ斬撃」は巨大なガレオン船や遥か遠くの氷結した大津波をも両断し、切っ先で銃弾を受け流すなど、剛柔共に桁外れの力を持つ。
シャンクスとは過去にライバル関係にあり、その決闘の日々は今では伝説と語り継がれている。シャンクスが左腕を失ってからは戦う気をなくしているが、宴会に付き合うなどそれなりの親交はある。
「偉大なる航路」に進出した首領・クリーク率いる50隻の海賊艦隊を壊滅させる。東の海に撤退したクリークを追い、海上レストラン「バラティエ」に現れる。そこでゾロと初めて対峙する。当初はゾロを「弱き者」と見なし、首に下げていた小刀のみで圧倒する。だが、ゾロの死を恐れぬ心力を見て「強き者」と認め、剣士として敬意を示して黒刀を抜き、奥義「三千世界」を一太刀で粉砕した。そして、死を選ぼうとしたゾロを切り伏せたが、とどめは刺さず、再戦の誓いを立ててその場を去った。それ以降、麦わらの一味に興味を持つようになり、ルフィに初めて懸賞金が懸けられるとわざわざシャンクスに知らせに行った。マリージョアで行われたクロコダイルの称号剥奪後の会議には、議題に一味が関わっていたため参加した。
マリンフォード頂上戦争では、開戦早々遠距離から白ひげに先制攻撃を仕掛けるが、ジョズに阻まれる。その後ルフィと対峙し、ギア2の速度にも動じることなく圧倒するが、ビスタに足止めされたことで一旦手を引く。その後、再度ルフィを追撃し、ルフィを庇ったMr.1を一太刀で切り伏せるが、今度はクロコダイルに阻まれる。戦場にシャンクスが現れると、協定の範囲外を理由にマリンフォードを去った。
終戦後、拠点であるシッケアール王国跡地でゾロと再会する。敵である自分に剣を教わるために土下座してきたゾロを一度は見損ない軽蔑するが、ヒューマンドリル全員を倒した実力と、仲間のためにプライドを捨て自分の野望を歪めた真意を認め、2年間剣術の稽古をつけた。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ[編集]

声 - 田中秀幸
王下七武海の一人。ドンキホーテ海賊団船長。ドレスローザ国王。元懸賞金3億4000万ベリー。
金髪にサングラスフラミンゴのようなピンク色の羽毛のコートという派手な出で立ちをした男。「天夜叉」の異名を持つ裏社会で暗躍する「七武海で最も危険な男」であり、「悪のカリスマ」。裏社会では新世界で最も強い影響力を持つ「ジョーカー」と呼ばれる闇の仲買人(ブローカー)として知られる。常に不敵な笑みを浮かべている。「力が全て」「勝者だけが正義」という考えを持ち、本物の海賊しか生き残れない「新時代」を提唱している。部下からは「ドフィ」「若(若様)」と呼ばれ、高い忠誠心を抱かれている。ルフィからは「ミンゴ」と呼ばれている。部下に対しては寛大だが、自分のシンボルを汚す者や裏切り者には一切容赦しない。笑い声は「フフフフフ」。39→41歳[4]。誕生日は10月23日[5]。身長305cm[4]
超人系悪魔の実「イトイトの実」の能力者。手から性質が異なる様々なを出すことができる。尖鋭性の高い糸は人体を切断する切れ味で、粘着性の高い糸は蜘蛛の糸のように相手を拘束する。また、雲に糸をかけ空中を移動することができる。「覇王色の覇気」の持ち主。
天竜人「ドンキホーテ一族」の末裔[注 3]。10年前、天竜人の貢ぎ金「天上金」の輸送船を襲い、政府を脅し七武海に加盟する。同時期に、ドレスローザのリク王に脅迫と同時に能力による悪謀を仕掛け、国民からの信頼を失墜させ、リク王に代わりドレスローザの王位に就く。即位後、富を与えることでドレスローザ国民の支持を獲得し、裏ではトンタッタ族と玩具にした者たちを奴隷として地下で働かせ長年ドレスローザを支配していた。
クロコダイルの称号剥奪後の会議で初登場。その後ジャヤに現れ、サーキースを操って、ルフィに敗れたベラミーに制裁を加えた。
シャボンディ諸島編で、ディスコを見捨て、「人間屋」経営から手を引いた。マリンフォード頂上戦争では、リトルオーズJr.の足を切断した。また、クロコダイルに同盟を持ちかけたが拒否された。終戦後、政府上層部から命令を受け、数体のパシフィスタを引き連れてモリアを襲撃するが、モリアが突如消えたためにとどめを刺し損ねる。命令者からは暗殺失敗を咎められたが、政府との取引に面白味がなくなればいつでも七武海を脱退すると、全く意に介さなかった。
パンクハザード編では、シーザーたちを援護するためベビー5とバッファローを向かわせ、自らもパンクハザードに向かう。その道中、ローから、シーザーの引渡しと引き換えに七武海脱退を要求される。パンクハザードに上陸すると、スモーカーと海軍G-5を口封じに始末しようとするが、クザンに阻止される。
その翌日、CP-0を動かし、七武海脱退とドレスローザの王位放棄の虚偽報道を流しローたちを欺く。その後、グリーンビットに現れ海軍大将藤虎と共闘しローを追い詰める。一騎打ちの末、ローを瀕死に追いやり王宮へ連れ去る。

バーソロミュー・くま[編集]

声 - 堀秀行
王下七武海の一人。革命軍幹部。元懸賞金2億9600万ベリー。
の耳がついた帽子を被り、常に聖書を携えている巨漢。感情を表に出すことはほとんどない。「的を射ている」が口癖。イワンコフ曰く、政府を嫌っているようだが、七武海の中では唯一、世界政府に従順な存在。自ら政府の実験体として人間兵器パシフィスタになることを志願したが、政府の指令を無視し独断で行動することもあり、政府に協力している真意は不明。また、麦わらの一味を守る行動をとった理由も不明。45歳→47歳[4]。誕生日は2月9日[5]。身長689cm[4]
超人系悪魔の実「ニキュニキュの実」の能力者。掌に付いている肉球で、あらゆるものを弾き飛ばすことができる「肉球人間」。相手の攻撃はもとより大気、体のダメージといった実体がないものも弾き飛ばし、瞬間移動も可能とする。普段は手袋をして能力を封じている。また、政府によって人間兵器「パシフィスタ」に改造されており、鉄の硬度をはるかに超える堅牢なボディを持ち、口からは鉄をも溶かす高熱のレーザーを発射できる。
かつて残虐の限りを尽くし「暴君」の異名をとった海賊として知られている。12年前の時点ではドラゴン、イワンコフと共に革命軍の一員として活動していた。七武海加盟後、政府と何らかの取引をかわす。人間兵器の改造手術を受け、試作型パシフィスタの原型となる。
クロコダイルの称号剥奪後の会議で初登場。スリラーバーク編で、黒ひげの七武海加入を報告するためモリアを訪ねる。モリアが敗れると、「島に残る者全員の抹殺」という政府の特命を受け、麦わらの一味らの前に現れる。ルフィの首を差し出せば他の者は見逃すことを提案し、提案を拒否されると圧倒的な力で一味らを窮地に追いやる。だが、ゾロの命懸けの懇願により、とどめは刺さずに帰還した。シャボンディ諸島編で、黄猿らに追い詰められていた麦わらの一味を逃がすため、全員を世界各地に弾き飛ばした。その後、レイリーを訪ね、自分の状況とルフィを飛ばした方角を伝えた。
麦わらの一味を弾き飛ばしてから数日の間に、Dr.ベガパンクから更なる改造手術を受け、人格のない完全な人間兵器「PX-0」と化す。マリンフォード頂上戦争では、リトルオーズJr.に致命傷を負わせた。ルフィ達の前にも立ちはだかり、同胞であるイワンコフの言葉も聞き入れず一戦を交えた。終戦後、人格を失う前にベガパンクに頼んでプログラムしてもらっていた「サウザンドサニー号の死守」の任務を開始する。満身創痍になりながらも、海軍・海賊からサニー号を無傷の状態で守り通し、2年後にフランキーがサニー号に到着すると去っていった。なお、人格を失ってからも七武海には引き続き在任している模様。

ボア・ハンコック[編集]

声 - 三石琴乃伊藤かな恵(幼少期)
王下七武海の一人。アマゾン・リリー皇帝。九蛇海賊団船長。ゴルゴン三姉妹長女。元懸賞金8000万ベリー。
海賊女帝」の異名を持つ世界一と謳われる絶世の美女。その美貌は老若男女問わず数多の人間を魅了する。艶がある長い黒髪が特徴。常に尊大な態度を崩さず、自分の美貌を鼻にかけて身勝手に振る舞う。ただし、そのような態度は奴隷であった過去が露見することを恐れる気持ちの裏返しである。相手を見下す際、見下しすぎて逆に見上げてしまう癖がある。大蛇のサロメを常に連れている。一人称は「わらわ」。島の者には「蛇姫様」と呼ばれ、慕われている。29歳→31歳[4]。誕生日は9月2日(「九」=9、「蛇(じゃ)」=2)[7]。身長191cm[4]スリーサイズはB111(Jカップ)・W61・H91[4]
超人系悪魔の実「メロメロの実」の能力者。自分に見惚れた者を石化させることができる。「覇王色の覇気」の持ち主。身体能力も非常に高く、その実力は海軍元帥センゴクからも高く評価されている。
12歳の時、人攫い屋によって妹共々連れ去られ、世界貴族の奴隷となる。その際に、奴隷の証である天竜人の紋章を背中に焼きつけられ、さらに余興で悪魔の実を食べさせられ、妹共々能力者となる。その4年後、冒険家フィッシャー・タイガーによって解放され聖地マリージョアから脱出。妹2人と共に路頭に迷っていた所を、ニョン婆とレイリー、シャッキーによって保護され、アマゾン・リリーに帰還した。18歳の時に皇帝の地位を継承し、初めての遠征で8000万ベリーの懸賞金が懸けられ、「九蛇」を警戒する政府の要請を受け七武海に加盟した。背中の天竜人の紋章は島中の民全員に隠し、怪物ゴルゴンによる呪いと偽っていた。
エースの公開処刑発表に際し、政府から強制召集を受けるが拒絶。湯浴み中に現れたルフィに天竜人の紋章を見られて激昂する。ルフィを不法侵入の罪で処刑しようとし、妹のサンダーソニアとマリーゴールドをけしかける。だが、やがてルフィの器の大きさと情の深さから心を許し、さらには恋心を抱くようになる。
エース奪還を決意したルフィをインペルダウンへ送るために、政府からの強制召集命令に応じる。ルフィのインペルダウン侵入に協力した後エースと面会し、ルフィが救出に来たことを告げた。マリンフォード頂上戦争でもルフィに協力。戦いのどさくさに紛れて白ひげ海賊団・海軍双方に攻撃を仕掛け、ルフィを押さえつけたスモーカーを妨害したり、エースの手錠の鍵をルフィに渡すなどのサポートを行った。終戦後は七武海権限で軍艦を奪い、ルフィとジンベエを救出したハートの海賊団と合流。彼らを匿うため、女ヶ島への停泊と上陸を特例として許可した。
2年後にはルフィをシャボンディ諸島に送り届け、海軍の麦わらの一味への攻撃を妨害した。ルフィに結婚は断られたが、変わらず恋い慕い続けている。

トラファルガー・ロー[編集]

声 - 神谷浩史
王下七武海の一人。ハートの海賊団船長。「最悪の世代」の一人。元懸賞金2億ベリー→4億4000万ベリー。
毛皮の帽子を身につけた細身の男。両腕と両手の甲に「DEATH」の文字、上半身全体にハートの刺青がある[8]。武器は妖刀である大太刀鬼哭(きこく)」[8]。「死の外科医」の異名を持つ優れた腕の医者である。世間では残忍で名が通っているが、気まぐれで行動するなど掴み所がない性格。相手の名に「屋」をつけて呼ぶ[注 4]。ルフィからは「トラ男」と呼ばれている。北の海出身。24歳→26歳[9]。誕生日は10月6日(「ト」ラファルガー・「ロ」ーより)[10]。身長191cm[9]
超人系悪魔の実「オペオペの実」の能力者。一定範囲に「円(サークル)」を発生させ、その内部を手術室のごとく支配できる「改造自在人間」。円内の生物や物体を切断・接着させたり、浮遊・転移させたりできる。この能力で肉体を切断されても痛みは感じず、パーツを組み合わせれば元に戻る。また、円内で改造されたものは、円の外に出ても効果が持続する。能力を使用するほど体力を消耗するという。
元ドンキホーテ海賊団の一員。ドフラミンゴからは最高幹部のハートの席を用意されるほどその力を見込まれていたが、「コラさん」という人物の意志を継ぐべく13年前に彼の下から離れ、以後はドフラミンゴの打倒を狙い続けた。
麦わらの一味と同時期にシャボンディ諸島に到達した「11人の超新星」の一人。麦わらの一味が暴れた人間オークションの会場に居合わせ、共闘して脱出する。その後、キッドとともにパシフィスタと戦った。マリンフォード頂上戦争の終盤に戦場に現れ、ルフィとジンベエを保護し治療した。その後女ヶ島に入り、ルフィへの伝言を残し立ち去った。他の超新星とは違い、すぐには新世界に進出せずに時期を伺っていた。
頂上戦争後の2年の間に、4億を越える賞金首となり、「ロッキーポート事件」の首謀者として知られるようになる。さらに、海軍本部に海賊の心臓を100個届け、王下七武海に加盟する。麦わらの一味が到着する数か月前にパンクハザードに現れ、自分の心臓を預けシーザーと契約を結び、島に滞在しはじめる。
パンクハザードに上陸してきたスモーカーと交戦し、能力で心臓を奪い取り勝利。その後、四皇カイドウの打倒を目論み、ルフィと同盟を結ぶ。シーザー誘拐を目論み研究所に戻った際、自分の心臓を持っていたヴェルゴに急襲され、ルフィらと共に檻に入れられる。脱出後、「SAD」製造装置を破壊するため製造室に侵入。再び現れたヴェルゴに追い詰められるが、スモーカーの協力で心臓を奪い返し、ヴェルゴを撃破する。シーザー確保後、ドフラミンゴにシーザーの身柄と引き換えに七武海脱退を要求。その後、「SMILE」の製造工場を破壊するため、麦わらの一味と共にドレスローザに向かう。
ドレスローザ編では、シーザー引き渡しのため、グリーンビットに赴く。しかし、虚偽報道を流したドフラミンゴにはめられ窮地に陥る。一旦シーザーをナミたちに預け、ドフラミンゴとの一騎打ちに持ち込むが敗北し、王宮に連れ去られる。
名前の由来は実在の海賊エドワード・ロー英語版[11]

バギー[編集]

声 - 千葉繁
王下七武海の一人。バギー海賊団船長。元ロジャー海賊団見習い。元懸賞金1500万ベリー。
ピエロのような顔立ちをした男。自分の赤くて丸い大きな鼻に大きなコンプレックスを抱いており、鼻を指摘されると激怒する(聞き間違いで怒ることも多い)。卑怯かつ残忍で利己的ながら、派手好きでノリのいい間抜けな一面もある。戦闘力はそれほど高くなく、強敵を前にするとよく逃げ腰になるほど臆病だが、場を盛り上げ煽り立てる才能や後述の経歴により、自分より懸賞金が上であるインペルダウンの脱獄囚たちからはカリスマ扱いされている。笑い声は「ぎゃはははは」。口癖は「ハデに - 」。望みは世界中の財宝を手に入れること。誕生日は8月8日(バラバラ=8、8)[12]
超人系悪魔の実「バラバラの実」の能力者。体をバラバラに分離させることができる「バラバラ人間」[注 5]。斬撃は一切効かず、一定の範囲なら自由に体のパーツを操れる(ただし足は飛ばせない)。武器には複数のナイフを用いる。大砲好きな海賊として知られ、町1つを消し飛ばせる砲弾「特製バギー玉」を所持する。後に、バギー玉の破壊力を維持したまま小型化した新爆弾「特製マギー玉」を靴に仕込んでいる。
若い頃はロジャー海賊団でシャンクスと共に見習いをしていた。ある夜、シャンクスに後ろから話しかけられた時に驚いて、売ろうとしていた「バラバラの実」を誤って食べ、同時に宝の地図を海に落としてしまった。このことから、今も彼を逆恨みしている。24年前のロジャー処刑後、シャンクスから仲間に誘われるが拒否した[注 6]。その後、自身の海賊団を旗揚げし、「道化のバギー」の異名を持つ東の海では数少ない1000万越えの海賊として名を馳せていた。
オレンジの町襲撃中、自身が持つ「偉大なる航路」の海図を狙ったルフィと戦うが、ほとんどの体のパーツが分離した状態で吹き飛ばされた。表紙連載『バギー一味冒険記』での大冒険の末、アルビダと手を組み一味と合流し、元の体に戻る。その後、ルフィへの復讐を企みローグタウンでルフィを処刑しようとしたが、落雷により失敗。スモーカーに一時捕らわれるが、嵐に乗じて脱出しルフィを追いかけて「偉大なる航路」に突入する。
「偉大なる航路」突入後、キャプテン・ジョンの宝の洞窟と勘違いして海軍の駐屯所に乗り込んでしまい、逮捕される[7]。インペルダウンLEVEL1に収監されたが、牢から脱出し脱獄する最中ルフィと再会し、成り行きでエース救出を手伝うことになる。獄内で出会ったMr.3と意気投合すると、ルフィらが起こした騒動を利用して脱獄に成功する。その後、ルフィらとともにマリンフォードへ向かう羽目となる。また、隠していた過去の経歴が海軍に知られてしまった。
マリンフォード頂上戦争では、当初怖気づいていたが、白ひげからの要請でエース救出に手を貸す。映像電々虫を探る中ルフィに身代わりにされ、そのままミホークと対決するが、敢えなく敗北。その後世界に映像を中継しようとするも、青雉によって氷付けにされた。白ひげの死後は一目散に逃げ出し、その途中偶然空中で受け止めたルフィとジンベエをローに引き渡した。終戦後、Mr.3や囚人たちを連れ、再び一味と合流した。
新世界編では王下七武海に加盟しており、さらに「海賊派遣組織」の総帥となっている。異名は「千両道化」に変わり、「伝説を生きる男」と称されている。

元七武海[編集]

サー・クロコダイル[編集]

声 - 大友龍三郎
元王下七武海。秘密犯罪会社「バロックワークス」社元社長。社内でのコードネームは「Mr.0(ミスター・ゼロ)」。元懸賞金8100万ベリー。
顔面を横断する傷跡とオールバックの髪型、分厚いロングコートが特徴の男。義手である左手の大型フックには、サソリの毒が染み込んだ鉤爪や短剣が仕込まれている。葉巻を愛飲。冷酷非道なエゴイストかつ実力主義者で、己以外の何者も信じない。周到に策略を巡らせ野望の達成を図る謀略家でもある。思い描く理想は「海賊王」。笑い声は「クハハハハ」。44→46歳[4]。誕生日は9月5日ダイル=9・5)[10]。身長253cm[4]
自然系悪魔の実「スナスナの実」の能力者。身体を砂に変化させられる「人間」。砂嵐を起こしたり、砂を刃と化して攻撃することができる。さらに、「乾き」の能力が砂の能力の真髄で、右の掌で触れることであらゆる水分を吸収できる。砂漠での戦闘を得意とし、流砂の位置を感知できる。砂の特性により液体に触れると固形化してしまい、攻撃を受け流せなくなるのが弱点である。
過去に白ひげと戦うが、敗北を喫している。また、ルーキー時代にイワンコフと何らかの因縁があり、弱みを握られている。昔から頭の切れる海賊として知られ、七武海加盟後は表向き政府の味方として振る舞うことで、政府の監視の目を掻い潜っていた[注 7]
6年前、「歴史の本文(ポーネグリフ)」を解読できるニコ・ロビンと協定を結び、「バロックワークス」を密かに立ち上げる。ダンスパウダーを使ってアラバスタ国民の国王への反感を煽り、内乱を巻き起こすため暗躍していた。その真の目的は、アラバスタ王国を乗っ取って王となることで、「歴史の本文」を解読して古代兵器「プルトン」を手に入れ、政府をも凌ぐ軍事国家を築くことであった。表向きはレインベース最大のカジノ「レインディナーズ」のオーナーを務め、七武海としてアラバスタを海賊の襲撃から何度も守っていた。国王コブラからも信頼され、民衆からは英雄として国王以上の熱狂的な支持を受けていた。
オフィサーエージェントを召集し最終作戦「ユートピア」を発動。レインベースでのルフィとの最初の戦闘では、手も足も出させないままフックで串刺しにした後生き埋めにした。二度目のアルバーナ宮殿での対決では水が弱点であることを見抜かれ、ルフィの水を使った攻撃で劣勢を強いられるが、逆にその水分を絞り取ることで逆転し干上がらせた。その後、起死回生を果たしたルフィと地下聖殿で三度目の対峙をし、毒の鉤爪などを使い死闘を繰り広げあと一歩まで追い詰めたが、ルフィ渾身の「ゴムゴムの暴風雨」を受け敗北し計画は失敗に終わった。
バロックワークスでの悪事が全て露見したことで七武海の称号を剥奪され、海軍に逮捕される。その後、助けに来たミス・ゴールデンウィークたちから脱獄を誘われるが、「気分が乗らない」という理由で拒否。大監獄インペルダウンへ送られ、LEVEL6に収監される。
マリンフォード頂上戦争が起こることを知ると、白ひげの首を取るため、LEVEL6に侵入してきたルフィらに共闘を持ちかける。協力することを条件に牢から解放され、脱獄に成功する。マリンフォードに到着するやいなや白ひげの首を狙うが、ルフィに阻止される。その後、海軍の謀略により刺された白ひげの姿に激昂し、攻撃対象を白ひげから海軍に変え、エースの処刑阻止に加勢。ルフィの戦場離脱も援護した。終戦後、ダズ(Mr.1)と共に新世界への再進出を決意する。

ゲッコー・モリア[編集]

声 - 宝亀克寿
元王下七武海。「魔の三角地帯」を拠点とする世界最大の海賊船「スリラーバーク」の主。元懸賞金3億2000万ベリー。
悪魔のような容姿をした、異様な体型の大男。ゴシック調の衣装に身を包んでいる。プライドが高く、好戦的にして冷酷な性格。本人曰く、昔は自力の過信と野心に満ちていたという。現在は過去の体験から「他力本願」をモットーとしており、他人の力で海賊王になることを目指している。好きな言葉は「お前がやれ」。笑い声は「キシシシシ」。48→50歳[4]。誕生日は9月6日[5]。身長692cm[4]
超人系悪魔の実「カゲカゲの実」の能力者。を支配し、操ることができる。自らの影を実体化させて攻撃したり、他人の影を奪い取ることができるなど、非常に多彩な能力。奪い取った影を死体に入れることで、本体の戦闘力を引き継いだ「ゾンビ」を生み出すことができる。武器は影切り用の巨大なハサミ。他人の影を自身に取り込むことで、一定時間であるが他人の戦闘能力を付加することもできる。
かつて、新世界でカイドウと渡り合ったが、敗北を喫した。新世界の航海で「大きく名を馳せた有能な部下」を全て失ったことから、すでに死んでいていくらでも代えがきくゾンビの部下を求めるようになる。12年前、天才外科医ドクトル・ホグバックを部下に迎え入れる。以後、霧の海「魔の三角地帯」を拠点に、スリラーバークに迷い込んだ者から影を奪い取り、死者の軍団を形成していく。その過程で、ブルックやローリング海賊団から影を奪った。
「魔の三角地帯」に入り込んだサウザンドサニー号をスリラーバークに取り込み、麦わらの一味に「夜討ち」を仕掛ける。奪いとったルフィの影を使い、特別ゾンビ・オーズを復活させると、一味に差し向ける。一時は圧倒的な力で一味を壊滅寸前まで追い込むが、100体の影を使用した「ナイトメア・ルフィ」により窮地に追いやられ、オーズを撃破される。その後、「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」で1000体の影を取り込み、一撃でスリラーバークを真っ二つに打ち砕くほどの攻撃力を得る。しかし、影を取り込みすぎたことによる暴走に加え、捨て身のルフィの一撃を受けて自滅した。その敗北は世界政府によって隠蔽された。
マリンフォード頂上戦争では、リトルオーズJr.を仕留め、戦争で倒れた者たちを利用して次々とゾンビ兵を作り出す。ルフィの前にも立ち塞がり、ゾンビ兵を差し向けたが、ジンベエにより阻まれた。終戦後、政府上層部の抹殺命令を受けたドフラミンゴとパシフィスタに襲撃されるが、とどめを刺される寸前に突如姿をくらます。世間では頂上戦争で戦死したという虚偽の報道がなされ、七武海から除名された。

ジンベエ[編集]

声 - 郷里大輔(425話・430話)→宝亀克寿[注 8](442話 - )
元王下七武海。タイヨウの海賊団2代目船長。ジンベエザメの魚人。懸賞金7600万ベリー→2億5000万ベリー→なし[注 9]→4億ベリー以上。
海俠のジンベエ」の二つ名の通り、強い義侠心の持ち主。魚人島でも信頼が厚く、島民には「親分」と呼ばれている。海賊を嫌っているが、魚人島を守ってもらった恩がある白ひげには大きな敬意を表し、「オヤジさん」と呼んでいる。また、白ひげ海賊団の船にたびたび出入りしていたため、隊長たちと面識があり、特にエースとは親しい。44→46歳[4]。誕生日は4月2日[5]。身長301cm[4]。血液型はF型。
魚人空手」「魚人柔術」の使い手。かつて、エースと5日に及ぶ死闘を繰り広げたこともあるなど、魚人族の中でも並外れた実力を持つ。また、魚人でありながら、人魚特有の魚と話せる能力を持っており、ジンベエザメを呼び寄せることもできる。
魚人街出身。かつてはネプチューン軍の兵士だった。15年前、フィッシャー・タイガーが結成したタイヨウの海賊団に加入する。兵士時代から、人間との融和を唱えるオトヒメ王妃に否定的だったが、長い航海でさまざまな人間たちとの出会いを経験し、次第に認識を改めていった。12年前のタイガーの死後は、2代目船長としてタイヨウの海賊団を率いた。11年前、魚人族が政府に近づくために政府の誘いを受け、魚人族初の七武海となる。しかし、恩赦により釈放されたアーロンが一味から独立したことで、世間からは彼を「東の海」へ送り込んだ存在とみなされることになる[注 10]
エースの公開処刑発表後、政府から強制召集を受けるが、七武海の称号剥奪を覚悟の上で、召集を拒否したため、インペルダウンLEVEL6に収監されていた。エースを救出するため現れたルフィに協力し、脱獄する。マリンフォードに到着すると、センゴクに七武海脱退を宣言。戦争では白ひげ側に立って戦い、モリアを退けるなどルフィをサポートした。エースの死後は、意識を失ったルフィを赤犬の追撃から命懸けで守りきり、ローの潜水艦で女ヶ島へと逃げ延びる。その約2週間後、エースの死で自暴自棄に陥ったルフィを厳しく諭し、ルフィが起こした「16点鐘」の行動を共にした後、別れた。七武海脱退により再び指名手配の身となったことから、島民たちへの影響を考慮して魚人島を去り、四皇ビッグ・マムの傘下に入る。
2年後の魚人島編でルフィと再会。ルフィたちに、魚人島とタイヨウの海賊団の歴史を語った。アーロンの暴挙を止めることができなかったことに責任を感じ、ナミから処罰を受ける覚悟だったが、ナミにそのような意志がないことを知ると感泣した。リュウグウ王国に反乱を起こした新魚人海賊団の野望阻止のため、麦わらの一味と共にギョンコルド広場に乗り込み、サンジとの共闘でワダツミを倒した。内乱終結後、ルフィから仲間に誘われるが、ビッグ・マムへの義理を理由にこの場では断り、その問題にケジメをつけたら仲間になることを約束した。
ルフィたちが魚人島を去った後、人魚を誘拐しようとしたカリブーを仕留め、新世界の海軍G-5支部に引き渡した。

マーシャル・D・ティーチ[編集]

元王下七武海。黒ひげ海賊団船長。現在は四皇の一人。

王下七武海の傘下勢力[編集]

バギー海賊団[編集]

バギー率いる海賊団。海賊旗は丸い赤っ鼻のドクロマーク。サーカス団のような雰囲気を持つ。船の名前は「ビッグトップ号」で、船首はを象っている。

モージ
声 - 宗矢樹頼
バギー海賊団副船長。
猛獣使いで、ライオンのリッチーを飼い馴らす。異名は「猛獣使いのモージ」。着ぐるみを着たような風貌をしているが、地毛である[15]。戦闘時はリッチーに敵を襲わす他、蹴りやムチを使用。誕生日は10月1日[5]
オレンジの町では、シュシュの守ってきたペットショップを燃やしたため、ルフィの怒りを買い、殴り倒された。ローグタウンではゴーイングメリー号に火を付けようとしたが、突然の嵐で火が消えてしまい失敗した。
カバジ
声 - 遠藤守哉
バギー海賊団参謀長。
左だけ長い前髪と長いマフラーが特徴の剣士。異名は「曲芸のカバジ」。一輪車独楽を駆使し、曲芸師の如く戦う。誕生日は9月8日[5]
オレンジの町ではゾロと対峙し、バギーから受けた傷を執拗に狙ったが格の差を見せつけられ敗北した。以降、バギー同様麦わらの一味(特にゾロ)への復讐を誓う。ローグタウンでは、処刑台乗ったルフィを拘束した。
リッチー
声 - 稲田徹
モージが操るライオン。鋼鉄製の檻を一撃で破壊するほどのパワーを持つ。頭は悪く、大抵食べ物を食べることしか考えていない。誕生日は7月23日[5]
オレンジの街ではルフィに敗れた。バギーが吹っ飛んだ後の表紙連載『バギー一味冒険記』では、船長の座を争うモージとカバジを寝ぼけながらに倒し、一時的に船長になった。その後、クマデ族にやられたところをバギーに助けられた。
綱渡りフナンボローズ[16]
バギーの部下の下っ端3人組。ナミに騙され、船を盗られた。
怪力ドミンゴス[16]
バギーの部下の3人組。ナミを追いかけていたが、ルフィに敗れた。
軽業フワーズ[16]
バギーの部下の4人組。ナミを襲ったが、ゾロに敗れた。
Mr.3 / ギャルディーノ
元B・Wオフィサーエージェント。頂上戦争終結後、バギー海賊団に加入。

ハートの海賊団[編集]

トラファルガー・ロー率いる海賊団。団員は皆、同じデザインのつなぎを着ている(巨体のジャンバールを除く)。船は潜水艦

ベポ
声 - 高戸靖広
ハートの海賊団航海士[8]。懸賞金500ベリー[17]
人語を喋る白熊で、その立ち振る舞いは人間そのもの。精神的に打たれ弱いが、高い格闘能力を持つ。「アイアイ」が口癖。誕生日は11月20日(毛皮の日)[12]
ジャンバール
声 - 増谷康紀
ハートの海賊団船員。
巨体の男。誕生日は4月6日[5]。元は海賊団船長だったが、天竜人の奴隷にされていた。シャボンディ諸島でローに解放され、仲間になる。
シャチ[18]
ハートの海賊団船員。キャスケットをかぶっている。
ペンギン[18]
ハートの海賊団船員。「PENGUIN」と書かれた帽子をかぶっている。

九蛇海賊団[編集]

女ヶ島「アマゾン・リリー」の九蛇たちによる海賊団。海賊旗は9匹の蛇をあしらったドクロ。海賊のみならず、本来七武海の権限外である商船をも略奪の対象としている。

ボア・サンダーソニア
声 - 斎藤千和金田朋子(幼少期)
九蛇海賊団船員。ゴルゴン三姉妹次女。
常人の数倍はある体躯で、頭部が非常に大きい。緑色のロングヘアーで、長い舌が特徴。誕生日は9月3日[5]
動物系悪魔の実「ヘビヘビの実 モデル"アナコンダ"」の能力者。長い体による締め付けを得意とする。「見聞色の覇気」と「武装色の覇気」の使い手。
闘技場でマリーゴールドと共にルフィを対峙する。石化したマーガレットを破壊しようとしたことでルフィの怒りを買い、ギア2を発動したルフィの動きに対応できず圧倒される。さらに、サンダーソニアの攻撃に巻き込まれ、服が燃え天竜人の紋章が露になりかけたが、ルフィが背中を隠したことで戦士たちには見られずに済んだ。ハンコックがルフィに惚れて以降は、他の戦士同様ルフィと親しくなった。
ボア・マリーゴールド
声 - 斉藤貴美子佐藤聡美(幼少期)
九蛇海賊団船員。ゴルゴン三姉妹三女。
身長はサンダーソニアと同程度だが、強くなるために筋肉をつけたため、昔に比べて体型がかなり違っている[7]。誕生日は9月5日[5]
動物系悪魔の実「ヘビヘビの実 モデル"キングコブラ"」の能力者。口から猛毒を吐くことができる。「武装色の覇気」の使い手。武器はハルバード 
闘技場でサンダーソニアと共にルフィを対峙する。覇気を使った攻撃でルフィを翻弄したが、ギア2を発動したルフィに圧倒される。さらにお互いの尾を結ばれ身動きを封じられ、サンダーソニアを自身の攻撃に巻き込んでしまった。ハンコックがルフィに惚れて以降は、他の戦士同様ルフィと親しくなった。
ラン[7]
声 - 庄司宇芽香
九蛇海賊団船員。冷静な性格。弓の名手。誕生日は11月24日[5]
リンドウ[7]
声 - 佐藤聡美
九蛇海賊団船員。タバコを吸っている。誕生日は9月16日[5]
デージー[7]
声 - 池田千草
九蛇海賊団船員。笑い声は「ザハハハハ」。笑い方が下品で、リンドウに注意された。誕生日は2月15日[5]
コスモス[7]
声 - 西川宏美
九蛇海賊団船員。語尾に「デショ」を付ける。
ブルーファン[7]
声 - 伊藤かな恵
九蛇海賊団船員。他のメンバーよりも背が低い。
遊蛇(ユダ)
九蛇海賊団の船を引く、二頭の巨大な毒海ヘビ
バキュラ
巨大な黒豹。アマゾン・リリーの皇帝に代々処刑人として仕える肉食獣。処刑後は人の骨一本も残らぬと言われている。
ルフィを処刑しようとしたが、ハンコックの横暴に対して怒りを燃やす彼のパンチ一撃で吹き飛ばされた。

ドンキホーテファミリー(ドンキホーテ海賊団)[編集]

ドンキホーテ・ドフラミンゴ率いる海賊団。拠点は新世界・ドレスローザ。海賊旗は顔に線の入ったスマイルマーク。

武器・兵器・ドラッグなど、あらゆる危険物の闇取引を仕切っている密輸組織で、戦争中の国々に武器を横流しし、ドレスローザ周辺諸国の戦争を煽っている。かつては、シャボンディ諸島で人身売買を行う「人間屋(ヒューマンショップ)」を経営していた。現在は、科学者シーザー・クラウンと手を結んで動物系の人造悪魔の実「SMILE」を生産し、四皇カイドウをはじめとした新世界の大物たち相手に取り引きを行っている。

トレーボル
声 - 松野太紀
ドンキホーテファミリー最高幹部。
クラブの席に座る男[注 11]。ねちっこい性格で、相手との会話で顔を寄せすぎるため、仲間からも鬱陶しく思われている。常に鼻水を垂らしている。サングラスをかけ、先端がクラブの形をした杖を持っている。特別幹部のシュガーを常に護衛している。口癖は「んねー」、笑い声は「ベヘヘヘ」。
身体を粘着質の液体に変えることが出来る悪魔の実の能力者。
ディアマンテ
声 - 梅津秀行
ドンキホーテファミリー最高幹部。
ダイヤの席に座る男[注 11]。コリーダコロシアムの管理者で、「コロシアムの英雄」と呼ばれている。おだてにのせられやすい性格で、天才と持ちあげられると上機嫌になる。大きな口と長い脚が特徴で、インディアンのような羽飾りがついたコートを着用し、派手なフェイスペイント[注 12]をしている。
ルフィをおびき寄せるため、ドフラミンゴから預けられた「メラメラの実」を賞品とした剣闘会をコリーダコロシアムで開催する。当初は、部下のラオ・Gたちをコロシアム決勝に出場させる予定だったが、ドフラミンゴの命令で、4人をオモチャの家の防衛に回す。
ピーカ
ドンキホーテファミリー最高幹部。
スペードの席に座る男[注 11]。仮面を被り、トゲがついたプロテクターを肩につけている。
ヴェルゴ
声 - 諏訪部順一
ドンキホーテファミリーの一員。海軍G-5支部中将。G-5基地長。
サングラスをかけた丸刈り頭の男。異名は「鬼竹のヴェルゴ」。荒くれ者が多いG-5の部下からは慕われ、市民からも紳士的な海兵と思われているが、実際は彼らの命など全く省みない冷酷非情な性格。頬についた物を他人から指摘されるまで気づかなかったり、無い物をあると思い込んだりするなど、天然ボケな一面がある。ドフラミンゴとは最も付き合いが長い間柄。元部下であったローに対しては執拗に「さん」付けで呼ぶよう強制する。
非常に高い身体能力を持ち、六式の「剃」「月歩」「指銃」を使用できる。強力な「武装色の覇気」の使い手で、全身を黒く硬化させることができる。覇気を纏った竹竿を武器とする。竹竿に息を吹き込み吹き矢のように飛ばす戦法も使う。
約15年前にドフラミンゴの指示でスパイとして海軍に入隊し、現在の地位まで登りつめた。10年前当時は大佐の地位であった。基地長の権限を利用して、シーザー・クラウンが新世界の各所から子供たちを誘拐した事件を、海難事故としてもみ消していた。
パンクハザードにてローの前に現れると、彼の心臓を握って気絶させ、捕える。G-5の海兵たちを口封じのため襲撃し、サンジとも交戦。その後、裏切ったローの抹殺をドフラミンゴから命じられ、「SAD」製造室でローと対峙する。ローに加えスモーカーをも圧倒したが、囮となったスモーカーによりローの心臓を奪い返され、ローの一撃で胴体を両断され敗北。ローに全身を分解され、爆発寸前の製造室に放置された。その後の生死は不明。
鬼・竹(オニ・タケ)
覇気を纏った竹竿で相手を殴りつける。
モネ
声 - 松井菜桜子
ドンキホーテファミリーの一員。シーザー・クラウンの秘書。
クールな雰囲気の美女で、鳥の翼を持つ人面鳥(ハーピー[注 13]。ドフラミンゴに絶大な忠誠心を抱いており、彼のためなら命を懸けることも辞さない。時折、丸眼鏡をかけている。ホメ言葉に弱い一面がある。誕生日は8月27日(「ハ」ッピー「に」「な」る)[8]
自然系悪魔の実「ユキユキの実」の能力者。を生み出し、自在に操ることができる「雪女」。牙を持つ怪物のような姿に変身することも可能で、噛み付いた箇所は凍結し砕け散る。熱が弱点。2本の巨大アイスピックを武器とする。
10年以上も前からドレスローザ王女ヴィオラの侍女として潜伏、国盗りの手引きを行っていた。
ドフラミンゴの指示で、秘書としてシーザーを補佐しながら、監視・護衛を務めていた。パンクハザード島の偵察中に麦わらの一味を発見し、シーザーに報告。研究所ではシーザーを追ってきたルフィを足止めする。実験台の子供たちを奪い返すため一味と海軍G-5の前に立ちはだかるが、ゾロとたしぎに敗れた。その後、ドフラミンゴの指示で研究所を爆破しようとするが、ローに預けていた心臓をシーザーに刺され、倒れた[注 14]。以降の生死は不明。
シュガー
声 - 釘宮理恵
ドンキホーテファミリー「トレーボル軍」特別幹部。
緑色のボブカットヘアーでモノクルをかけた少女。能力の副作用で実を食べた瞬間から歳をとらないため、10年以上前から見た目が全く変わっていない。ワンピースと毛皮のコートを着用し、王冠を被っている。ファミリーのドレスローザ支配における最重要人物につき常にトレーボルが護衛している。
超人系「ホビホビの実」の能力者。触れた人間をオモチャに変えることができる。オモチャに変えられた人間は周囲の記憶から抹消され、命令に逆らえなくなる。彼女が気絶するとオモチャ化が解ける。
10年前、ドフラミンゴがドレローザの王位に就いた後、レベッカの父親を始めとする多くの住民をオモチャに変えた。
ヴァイオレット
声 - 園崎未恵
ドンキホーテファミリー「トレーボル軍」幹部の殺し屋。
ジョーラ
声 - 江森浩子
ドンキホーテファミリー「トレーボル軍」幹部。
派手な化粧をした中年女性。語尾に「ざます」をつけるなど山の手言葉が特徴。二人称は「あーた」。思い込みが激しい性格。美人とは言い難い容姿だが、自分のことをスーパーモデルや人魚姫などと主張している。
超人系悪魔の実「アトアトの実」の能力者。生物・無生物問わず、あらゆるものを芸術作品に変えることができる「芸術(アート)人間」。芸術品はかなり珍妙なデザインで、芸術品となったものは本来の機能を失う。
モモの助の誘拐とサニー号を奪取するため、ナミたちを襲撃し、能力で無力化し制圧する。そのままグリーンビットに連行し息の根を止めようとしたが、寝返ったフリをしたブルックに乗せられ、彼のバイオリンを「魂の喪剣」ごと元に戻してしまい、形勢を逆転され拘束された。その後、ローに人質にされたが、ドフラミンゴがサニー号を見逃すことと引き換えに解放された。
ラオ・G
声 - 後藤哲夫
ドンキホーテファミリーの一員。強面の老人。
セニョール・ピンク
ドンキホーテファミリーの一員。赤ん坊のような格好をし、サングラスをかけた男。
マッハバイス
声 - 楠見尚己
ドンキホーテファミリーの一員。帽子とサングラスを着用した太った男。語尾に「イン」を付ける。
デリンジャー
ドンキホーテファミリー「ディアマンテ軍」戦闘員。
露出した長い脚が特徴の中性的な外見をした人物。角のついた帽子とホットパンツを着用し、ハイヒールを履いている。常に笑顔を浮かべており、口が軽い。
ディアマンテの命令を受けベラミーを始末しようとしたが、バルトロメオに阻まれ、オモチャの家の防衛を命じられたためその場を後にする。
グラディウス
ドンキホーテファミリー「ピーカ軍」の一員。
ガスマスクのようなマスクをつけた男。非常に逆立った髪型で、黒いコートを着用している。計画と時間を守らない人間が死ぬ程嫌い。ドフラミンゴへの忠誠心は高く、彼を襲おうとしたベビー5に容赦なく銃を発砲するほどである。
ヴァイオレットがサンジから引き出した情報を元に、麦わらの一味の作戦を潰す手筈だったが、ヴァイオレットが裏切ったため計画が狂う。前夜から、ヴァイオレットの様子がおかしいことに気付いていた。
バッファロー
声 - 高戸靖広
ドンキホーテファミリー戦闘員。
プロペラのような髪型[注 15]をした巨漢。歯にスマイルマークが刻まれており、常にニヤニヤ笑みを浮かべている。語尾に「だすやん」をつける。ギャンブル好きでドレスローザのカジノでは大儲けしているらしい。
超人系悪魔の実「グルグルの実」の能力者。体の一部を回転させることができる「回転人間」。空を飛んだり、突風を起こすことができる。
ドフラミンゴの指示で、シーザーたちを迎えるためバッファローと共にパンクハザードに向かう。フランキー将軍と交戦し深手を負い、ウソップとナミの連携により捕らえられる。ローによって体を分解され、頭部だけ救命ヨットに乗せられ漂流するが、ドフラミンゴに助けられ、体を取り戻してドレスローザに帰還した。
ベビー5(ベビーファイブ)
声 - 佐藤利奈
ドンキホーテファミリー使用人兼殺し屋。
メイド服を着た女性。常にタバコをくわえている。惚れっぽく騙されやすい上に、頼まれたら断れない性格。悪徳商法や結婚詐欺の被害に何度も遭っている。その影響で、9800万ベリーもの膨大な借金を背負っている。ドフラミンゴによって、言い寄ってきた男を何度も町ごと消し飛ばされたことから、彼を逆恨みしている。ただし、高い忠誠心を持っているため、逆恨みは一時的なものである。
超人系悪魔の実「ブキブキの実」の能力者。体を武器に変えることができる「全身武器人間」。銃・鎌・斧・剣・ミサイルなど様々な武器に変化できる。
初登場時に、ヴェルゴと通話しているドフラミンゴにいきなり襲いかかったが、軽くいなされた。その後、ドフラミンゴの命を受け、バッファローと共にシーザーを回収するためパンクハザードに向かい、一部始終を共にした。
ベラミー
声 - 高木渉
ベラミー海賊団船長→ドンキホーテファミリーの一員。懸賞金5500万ベリー→1億9500万ベリー。
残虐な性格で知られる大男。他人が苦労して手に入れた財宝を奪うことを好むため、「ハイエナのベラミー」の異名を持つ。「夢」を追う海賊を蔑み、目の前の利益のみを求めるリアリスト。忠誠を誓うドフラミンゴは少年の頃からの憧れであり、彼と同じく「新時代」を提唱している。モックタウンでは、懸賞金の高さから「大型新人(ルーキー)」と称されていた。北の海出身。笑い声は「ハハッハハハ」。誕生日は8月7日[5]
超人系悪魔の実「バネバネの実」の能力者。体をバネに変えることができ、猛スピードの跳躍を利用した攻撃を得意とする。
ジャヤのモックタウンの酒場でルフィたちと遭遇。伝説の空島を目指すルフィたちを嘲り、ルフィとゾロに一方的に暴力を振るった[注 16]。その後、モンブラン・クリケットの存在を知ると、猿山連合軍を襲撃し金塊を強奪する。そのことでルフィの怒りを買い、パンチ一撃で倒された。その一件でドフラミンゴに見捨てられ、能力で操られたサーキースによって制裁された。
その後、仲間を失いながらも空島を訪れ、持ち帰った黄金の柱をドフラミンゴに献上することで再度忠誠を誓った。以後、ドレスローザを嘲った国々を容赦なく捻じ伏せ、市民からは「ドレスローザの凶弾」として英雄視されるようになる。
コリーダコロシアムの剣闘会出場者。コロシアムにてルフィと再会。夢物語と笑っていた空島に行ったことで価値観が一転し、ルフィに恨みはないと伝えた。ドンキホーテファミリー推薦枠で剣闘会に出場し、優勝した折には幹部昇格が決定していた。Bブロックに出場し、アブドーラ&ジェットを倒す。その後バルトロメオと交戦するが、エリザベローII世の「キング・パンチ」に巻き込まれ、脱落した。試合後、ドフラミンゴからルフィの暗殺を命じられるも、ドフラミンゴが既に自分を見限り任務後に始末するつもりであることを処刑しに来たデリンジャーに告げられ、失意に打ちのめされる。バルトロメオに救出された後、コロシアムを抜けだす。
名前の由来は実在の海賊サミュエル・ベラミー英語版[19]

ベラミー海賊団[編集]

ドンキホーテ海賊団傘下の海賊団。「北の海」出身。夢を追う海賊を否定し、「ひとつなぎの大秘宝」にも興味がない。海賊旗は舌を出した唇のマークと、ドンキホーテ海賊団のスマイルマークの2つ。船の名前は「ニュー・ウィッチ・ベロ号[3]。新世界編での団員の消息は不明。

ベラミー
元ベラミー海賊団船長。
サーキース
声 - うえだゆうじ
ベラミー海賊団副船長。懸賞金3800万ベリー。
胸にスマイルマークの刺青を入れた男。異名は「ビッグナイフ・サーキース」。巨大なグルカナイフを操る。
ベラミーがルフィに敗れた後、黒ひげに絡んだが叩きのめされた。ドフラミンゴに操られ、ベラミーを切りつけてしまった。
大刃撃(ビッグチョップ)
体ごと回転しながらグルカナイフで切りつける
リリー
声 - 住友優子
ベラミー海賊団団員。サーキースの愛人。
ロス[16]
声 - 龍谷修武
ベラミー海賊団戦闘員[16]。帽子を被った男。
エディ[16]
声 - 神谷浩史
ベラミー海賊団航海士[16]。眼鏡をかけた男。
ヒューイット[16]
ベラミー海賊団コック[16]。額に「21」の刺青を入れた男。
リヴァーズ[16]
声 - 高塚正也
ベラミー海賊団砲手[16]。大男。
マニ[16]
ベラミー海賊団戦闘員[16]。女性。
ミュレ[16]
声 - 塩山由佳
ベラミー海賊団船医[16]。女性。

黒ひげ海賊団[編集]

タイヨウの海賊団[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 映画『ONE PIECE FILM Z』によれば、元海軍大将ゼファーの右腕を斬り落とした海賊が、1年前に七武海に加盟した[2]
  2. ^ 七武海の中で唯一、元懸賞金の額が明らかになっていない。元々賞金首であったのか否かも不明。
  3. ^ しかし、現在ドンキホーテ一族は天竜人の権限を失っているようで、幼少期のイラストは非常に貧しいものである[6]
  4. ^ ルフィ→麦わら屋、キッド→ユースタス屋、スモーカー→白猟屋、ウソップ→鼻屋など。
  5. ^ バラバラにできる大きさはぶつ切り程度まで。それ以上バラバラになるとコントロールできなくなるらしい[13]
  6. ^ シャンクスとはそれ以来、頂上戦争で再会するまで全く会っていなかった。
  7. ^ 作者曰く、政府に露見していなかったバロックワークスなどの危険度も加算すると、懸賞金額は倍以上になっていたという[14]
  8. ^ 2010年1月に郷里大輔が急逝したため、ゲッコー・モリア役で出演していた宝亀克寿が、モリア役と兼任で役を引き継いだ。
  9. ^ 七武海加盟により懸賞金が解除されていた。
  10. ^ ジンベエは、アーロンの暴挙に気づけば止めるつもりだったが、アーロンの裏工作により、それが露見するまで知ることができなかった。そのため、彼の野望を打ち砕いたルフィには感謝と謝罪の気持ちを抱いている。
  11. ^ a b c ドレスローザの王宮に、スートを模した4つの席がある。
  12. ^ 10年前はフェイスペイントはしていなかった。
  13. ^ ただし、数か月前にローがパンクハザードを訪れた時点では、通常の人間の体をしていた。
  14. ^ ローとシーザーが契約を結んだ際、モネは自分の心臓をローに預けた。シーザーはスモーカーを殺そうとして心臓を刺したが、実はローの策略で、モネの心臓とスモーカーの心臓がすり替えられていた。
  15. ^ 10年前は扇風機の羽のような形をしていた。
  16. ^ 戦う意味が無いと判断したため、あえて二人は手を出さなかった。

出典[編集]

  1. ^ 第28巻SBS
  2. ^ 『ONE PIECE 巻千』より。
  3. ^ a b c d 『ONE PIECE YELLOW』より。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 第58巻SBS
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『ONE PIECE BLUE DEEP』より。
  6. ^ 第63巻SBS
  7. ^ a b c d e f g h 第54巻SBS
  8. ^ a b c d 第71巻SBS
  9. ^ a b 第68巻SBS
  10. ^ a b 第59巻SBS
  11. ^ 第52巻SBS
  12. ^ a b 第60巻SBS
  13. ^ 第12巻SBS
  14. ^ 第36巻SBS
  15. ^ 第4巻SBS
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『ONE PIECE BLUE』より。
  17. ^ 「ONE PIECE展」(大阪開催)より。
  18. ^ a b 第62巻SBS
  19. ^ 第25巻SBS