猫のホテル

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猫のホテル(ねこのホテル)は、日本劇団。通称「猫ホテ」。1990年旗揚げ。

略歴[編集]

1990年、主宰の千葉雅子を中心に國學院大學演劇研究会のメンバーによって旗揚げ[1]。同年11月1日、新宿にて『金魚のおひるね』を上演した[2]。当初は森田ガンツが作・演出を担当しておりファンシーな作風であったが、後に千葉が作・演出を手掛けるようになり、「人間のバカ哀しさ[3]」をテーマとした作風に変化していった[4]2004年には、メンバーの池田鉄洋らが劇団内でコントユニット「表現・さわやか」を結成している。大手プロダクションに所属せずに自分たちでマネージメントをしている劇団としては珍しく、所属メンバーたちの舞台客演や映画・ドラマへの出演が多い[4]

主な所属メンバー[編集]

過去の所属メンバー[編集]

公演[編集]

  • 金魚のおひるね(1990年)
  • 本屋の主人(1991年)
  • Precious Lord 〜さまよえる最後の日本人〜(1991年)
  • タートルネックストーリー(1992年)
  • 種の期限(1992年)
  • ヨコワケでいこう(1993年)
  • ズビビ先生のニュー人生ゲーム(1993年)
  • しりすぎたのね。(1994年)
  • リス顔男の朝といぬ顔男の夜(1994年)
  • 君ごときに。(1995年)
  • ザザ蟲(1995年)
  • 怒鳴られ派(1996年)
  • ヨコワケでいこう(再演)(1996年)
  • 愛の狩人・ミネコとフジオ(1996年)
  • ヨコワケでいこう〜いっかいこっきり〜(1997年)
  • 苦労人〜なにを貴様にわかるものか。〜(1997年)[1]
  • ゆうべのおれ〜ナイーブ気取りのあげくのはて〜(1998年)
  • かまってくれよ(1998年)
  • ノエル〜悪魔のようなあいつ〜(1998年)
  • 二枚目考察(1999年)
  • しぶき(1999年)
  • ゲバ(1999年)
  • スナック!〜赤飯・白衣〜(2000年)
  • いたしかゆし(2000年)
  • 苦労人(再演)(2000年)[1]
  • ビルの中味(プロデュース公演)(2000年)
  • 負(2001年)
  • イメチェン(2001年)[8]
  • 愛してる。いや言わんでいい。(2002年)
  • キャノンボール★ハイ(2002年)
  • 起きてるものはいないのか!(2002年 - 2003年)
  • 新春!座長祭り(2003年)
  • 裏日本(2003年)
  • 座長祭り2004(2004年)
  • しぶき(再演)(2004年)
  • 土色の恋情(2005年)
  • ウソツキー(2005年) 音楽担当:星野源
  • 電界(2006年)[9]
  • 苦労人(再演)(2007年)[1]
  • けんか哀歌(2008年)
  • イメチェン〜服従するは我にあり〜(2010年)[8]
  • わたしのアイドル(2011年)[10]
  • あの女(2013年)[11]
  • アバエスク(2013年)[12]
  • 愛さずにはいられない(2014年)[13]
  • 秘境温泉名優ストリップ(2018年)
  • ピンク(2021年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d “劇団「猫のホテル」が代表作「苦労人」を再演”. 朝日新聞デジタル. (2007年4月16日). http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200704160167.html 2015年2月19日閲覧。 
  2. ^ はじまりのとき[千葉 雅子]”. 猫のホテルオフィシャルブログ (2013年11月3日). 2015年2月19日閲覧。
  3. ^ Inc, Natasha. “猫のホテル「苦労人」9年ぶり再演、千葉雅子「大きな力に抗い生きる男の物語」”. ステージナタリー. 2023年7月31日閲覧。
  4. ^ a b ぴあ/猫のホテル 「ウソツキー」/特集コラム”. www.pia.co.jp. 2023年7月31日閲覧。
  5. ^ “菅原永二が「猫のホテル」を退団”. シアターガイド. (2011年4月6日). https://web.archive.org/web/20110408160422/http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2011/04/06.php 2015年2月19日閲覧。 
  6. ^ “池田鉄洋が「猫のホテル」を退団 「表現・さわやか」の活動に専念”. シアターガイド. (2012年5月18日). https://web.archive.org/web/20120524155639/http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2012/05/18_02.php 2015年2月19日閲覧。 
  7. ^ 退団に向けてのご挨拶(市川しんぺー) | 猫のホテル”. 2023年10月24日閲覧。
  8. ^ a b “猫のホテルの次回公演は『イメチェン~服従するは我にあり~』 脚色・演出にピチチ5の福原充則を迎えて再演”. シアターガイド. (2010年10月14日). https://web.archive.org/web/20150218185549/http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2010/10/14.php 2015年2月19日閲覧。 
  9. ^ “劇団「猫のホテル」、本多劇場で新作を上演”. 下北経済新聞. (2006年9月10日). http://shimokita.keizai.biz/headline/18/ 2015年2月19日閲覧。 
  10. ^ “猫のホテル新作は、千葉雅子&佐藤真弓の2人芝居”. ザテレビジョン. (2011年12月6日). https://thetv.jp/news/detail/26391/ 2015年2月19日閲覧。 
  11. ^ “作・千葉雅子、演出ノゾエ征爾による劇団猫のホテル新作「あの女」が開幕!”. 東京ウォーカー. (2013年2月22日). https://www.walkerplus.com/article/36896/ 2015年2月19日閲覧。 
  12. ^ “劇団史上初の4人芝居に挑戦!猫のホテル最新作「アバエスク」”. げきぴあ. (2013年12月22日). http://community.pia.jp/stage_pia/2013/12/nekohote-abbaesque.html 2015年2月19日閲覧。 
  13. ^ “旗揚げ24年め突入! 劇団猫のホテル最新作「愛さずにはいられない」が上演中”. 東京ウォーカー. (2014年7月21日). https://www.walkerplus.com/article/49069/ 2015年2月19日閲覧。 

外部リンク[編集]