特殊核爆破資材

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H-912 輸送コンテナに収められたSADM

特殊核爆破資材(Special Atomic Demolition Munition,SADM)とは、アメリカ合衆国が開発した超小型の核兵器である。

その大きさより"スーツケース型核爆弾"や"超小型核爆弾"とも称される。

概要[編集]

アメリカ海軍およびアメリカ海兵隊特殊部隊向けの装備で、爆破器材の一つに分類される。空挺降下もしくは潜水により隠密潜入する兵士によって運ばれ、重要施設・地点の所定の場所に設置・爆破する運用構想であった。

全体は大きめの背嚢ほどの大きさに取りまとめられており、重量は68kg。兵士が背負って運ぶことが可能である。使用弾頭はW54核弾頭であり、機械式タイマーにより起爆する。核出力は可変であり、10tから1ktまで選択できた。

1965年より配備され、1989年、冷戦の終結ともに退役した。

登場作品[編集]

シングルプレイの「OPERATION GUILLOTINE」にて、主人公のヘンリー・ブラックバーン達が発見した小型核爆弾は、運搬ケースの外観がSADMに酷似している。大型の収容容器の空きスペースから元は3発収められていたが、発見時には1発しか収められておらず、こちらは「FEAR NO EVIL」にてブラックバーン達の手によってヘリに乗せられ、安全圏へと運ばれた。そして残る2発はソロモンとPLRによってパリとニューヨークへ運ばれ、前者は「COMRADES」の終盤で爆発してパリ市民8万人を死なせる大惨事を引き起こすが、後者は「THE GREAT DESTROYER」でブラックバーンがソロモンとの戦いに勝利して、爆発を阻止させた。
「KAFFAROV」におけるアミール・カファロフやもう一人の主人公ディマことディミトリ・マヤコフスキーの言、そしてブラックバーンを尋問するCIAの尋問官の言を総合すると、小型核爆弾はロシア製でカファロフがソロモンの意によって調達した物であり、その威力はロシアのスーツケース核爆弾と一致するとのこと。

外部リンク[編集]