牛流行熱

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牛流行熱(うしりゅうこうねつ、英:bovine ephemeral fever)とは牛流行熱ウイルス感染を原因とする感染症。日本の家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物は牛、水牛であり、かつての家畜伝染病予防法では流行性感冒として扱われた。牛流行熱ウイルスはラブドウイルス科エフェメロウイルス属に属するRNAウイルスであり、ヌカカによって伝播される。牛における症状は突然の発熱(41-42℃)、泡沫性流涎、呼吸促拍、肺気腫、皮下気腫、白血球減少などであり、ほとんどの個体で数日で回復するが、四肢関節の浮腫疼痛による跛行を示して起立不能に至る個体も存在する。病理所見として上部気道粘膜の充出血、肺実質の肝変化カタル性肺炎などが認められる。特異的な治療法はなく対症療法がおこなわれる。予防には生ワクチン不活化ワクチンの接種によるLK方式が有効である。日本では不活化ワクチンの他に、牛流行熱・イバラキ病混合不活化ワクチンやアカバネ病・牛流行熱・イバラキ病・チュウザン病四種混合不活化ワクチンが市販されている。

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参考文献[編集]