ベイブレード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ベイブレード』は、1999年7月から2013年1月までタカラ(現・タカラトミー)から発売された現代版ベーゴマ。2013年1月23日以降はハズブロに移行している。

初代ベイブレードとして[1]爆転シュート ベイブレード』(ばくてんシュート ベイブレード)は2001年2002年に全国の小学生の間で大流行した。2008年からは新シリーズ『メタルファイト ベイブレード』として展開されている。

ここでは主にアニメ、漫画以外のことについて説明する。

概要[編集]

日本の伝統玩具であるベーゴマの改良性、競争性を発展させ、商業玩具として販売したもの。日本の伝統玩具を商業玩具化する手法はタカラの得意とするところで、ベイブレードはビーダマンオハジキマンメダルマンすげゴマデジケンの系譜の延長線上に存在している。特に、すげゴマの後期に発売されたものとは構造、回転方法、遊び方が近い。タカラボーイズホビーは初期の成功事例であるビーダマンの大ヒットの後、コマ遊びをベースとした玩具「すげゴマ」と「バトルトップ」の2つのシリーズを展開し、大ヒットには至らなかったものの、これら2つの要素を後のベイブレードへとつなげていった[2]

ベイブレードは従来の遊びに加え、ひとつのパーツだけからなるベーゴマとは違い複数のパーツで構成され、各パーツの組み換えによって自分だけのコマをカスタマイズできるのが特徴。勝負はすり鉢状のスタジアムで行い、専用のシューターを使ってベイブレードを発射させ相手を外に弾き出すか、相手より長く回転し続けることで勝ちとなる。

パーツの改造により、ある能力を伸ばすと別の能力が落ちるという背反する能力スペックを持たされており、持続力(スタミナ)、攻撃力(アタック)、防御力(ディフェンス)の3つ巴の力の均衡が考えられている。コマの「軸」は平らにするほど暴れ、尖らせると安定し、「重り」は遠心力の影響を受けるため、自重だけでなく面積や形状によっても持久力が変わってくる[2]

  • 『爆転シュート ベイブレード』の大会運営はBBA(Beyblade Battle Association)が執り行う。このBBAという名称は、ビーダマンの大会運営団体JBA(Japan B-daman Association)の名称に揃えている。『メタルファイト ベイブレード』ではWBBA(World Beyblade association)が行う。
  • ベイブレード本体にシューターとワインダーが付属したスターター、本体のみのブースター、ランダムで数種類の内どれかが当たるランダムブースター、スタジアムなどが入っているセットという形式で販売される。この売り方はカードゲームのデッキ構築の仕組みを活用したもの[2]
  • アニメのサウンドトラックやDVD、ゲームなど、商品のおまけにもなることがある。

全盛期[編集]

初めのうちは『月刊コロコロコミック』や小学館の学年別学習雑誌と組んで商品記事と漫画を連載し、通常の男子系玩具と同様の売り方をしていた。2001年1月開始のアニメ『爆転シュート ベイブレード』が爆発的人気の起点となり[3]、全国の小学生の間に大流行した。

最盛期には、

  • バラエティ番組に登場する
  • ゲームセンターの景品になる
  • 懸賞の商品となる
  • 起源であるベーゴマの売り上げが急上昇する
  • アメリカ韓国を初めとする日本国外でも発売される
  • 通常は玩具を扱わないコンビニエンスストアでも販売される
  • どこに行っても手に入らない程の品薄状態が約半年間続く
  • 全国大会が国技館で開催される

などの事象があった。

当時、早期退職制度を実施するほどの赤字に苦しんでいたタカラの経常利益は、2001年には過去最高を記録。ベイブレードはその年の上半期だけで1500万個以上を売り上げた。タカラが出した次世代メンコ『BANG!』にも、売り上げを後押しするために後期商品にはベイブレードのキャラクターが使用されている。

第一次ブームの終息[編集]

長期シリーズの常として徐々に熱気が沈静化、TVアニメシリーズ(末期は『爆転シュート ベイブレード Gレボリューション』)が2003年12月に終了と共に流行も終息を迎え、国外の売れ行きも低下していくこととなる。さらに従来型と互換性を持たないヘヴィメタルシステムの不振が決定打となり、2004年の中期決算でタカラは赤字を計上してしまう。かつて品薄で騒がれたベイブレードも、末期には100円ショップで投げ売りされるようになっていた。そして2005年2月発売のHMSランダムブースターACT.5をもって、5年7ヶ月続いたベイブレードの商品展開は一旦終了となる。

再び商品展開へ[編集]

2008年4月9日、タカラトミーは2008年8月頃から実に約4年ぶりの商品展開を再開する見込みと発表。2008年8月9日から『メタルファイト ベイブレード』として新シリーズを発売した。メタルファイトシリーズは、以前にあったヘヴィメタルシステム同様、主要パーツが金属製である。また、2009年4月より約5年ぶりのベイブレードの新作アニメの放送が開始され、再び人気に火がついた。メタルファイトシリーズはこの年の「日本おもちゃ大賞」を受賞し、一躍ヒット商品となる。さらに、2010年8月より約8年ぶりのベイブレードの新作アニメ映画が上映されたことで、さらに人気が増した。

第二次ブームの終息[編集]

タカラトミーは2013年3月16日をもってベイブレードの公式イベントを終了すると発表。各店舗に設置されたベイ太スタジアムも撤去され、ベイブレードポイントの景品交換も2013年6月30日をもって終了となった。

ベーゴマからの改良点[編集]

  • 重さを増す、削って形を変えるという程度の改造しかできなかった点を、各部品の換装という方法で誰にでも簡単に改造できるようにした。
  • 一定の習熟が要求された紐を使う回し方を、シューター、ワインダーという道具を使って回す方法に変えたので、誰でも簡単にコマが回せるようになった。なお『爆転シュート ベイブレード』の発展部品「A-134 ストリングシューター」はシューターと紐を用いる。ファイティングトップシリーズは紐だけで回す。『メタルファイト ベイブレード』のシューターにはワインダーを引っ張って発射する初歩的なライトランチャーと、ライトよりもやや大きくストリング(紐)を引いて発射するベイランチャーがある。

爆転シュート ベイブレード[編集]

ベイブレード第一号はアルティメットドラグーン。発売前に行われたコロコロコミック主催のイベントでは、サイゾー、フロスティックドランザーと共に試験版が無料配布されていた。

漫画版の主人公たちが使うベイブレード(ドラグーン、ドランザー、ドライガー、ドラシエル、ガイアドラグーン)には、名前の終わりに各シリーズを意味する「S」「F」(スピンギアシリーズ)「V」「V2」(マグネシリーズ)「G」「GT」(エンジンギアシリーズ)「MS」「MF」(ヘヴィメタルシリーズ、「MF」はランダムブースターの一種として販売されたドラグーンメタルファントム、ドランザーメタルフレイムのみ)が付けられた。ファントムの正しい綴りは「Phantom」だが、ドラグーンファントムおよびメタルファントムの綴りは「Fantom」になっている。発売当時のコロコロコミックによれば造語とのこと。

アメリカでの販売は2001年に提携を結んだハズブロが担当。アメリカ版トライピオは羽に角度が無く、アタックリングのみを回しても空を飛ばないよう改良されている。アメリカで販売されていた初期の一部ベイブレードは日本でも発売されたこともあった。

各システム[編集]

初期
4段構造からなる初期型。最初の組み立てにはネジ止めが必要で、ドライバーを用意しなければならない。回転方向は右回転のみ。
スピンギアシステム
通称SG。「スピンギア」の採用によって回転力が向上、左回転も可能になった。さらに、右回転でギミック機能のあるスピンギアも、交換により左回転に変えることが可能な上、4段構造が5段構造に増え戦略の幅が広がった。なお、従来のブレードベースは、スピンギアとブレードベースが一体化したような構造と言え、やや不完全ながら互換性が保たれている。
組み立てにドライバーが不要になった。また通し番号も初期化され、本シリーズ以降のベイブレードは『A-000』という通し番号が振られるようになった。『ベアリングジャイロス』シリーズもこれに含まれる。
マグネシステム(NEOスピンギアシステム)
通称マグネ、MG。ベイブレードとスタジアムにマグネット(磁石)を搭載しベイブレードに不規則な動きをさせるシステムで、「マグネコア」と「メタルウエイトコア」の2種類がある。
メタルウエイトコアではスピンギアより重くなって安定性が向上。マグネコアは、メタルウエイトコアの効果に加えマグネシステムの利用ができ、S極では反発を利用し不規則な動きで攻撃、N極では引き合って防御力が大幅に上がって弾かれにくくなるが、回転力がより減少するようになってしまう。
また、スピンギアシステムのモデルとは互換性があり、NEOスピンギアに交換することで、スピンギアシステムのモデルでもマグネシステムを利用できるが、ギミック機能のあるスピンギアの場合には交換することができない(NEOスピンギア用のブレードベースの種類によっては構造上、スピンギアを取り付けられない物もある)。
後半から発売されたものには「マグネウエイトディスク」が存在し、磁力がマグネコアより向上する。面によりS極とN極の切り替えが可能。マグネコアと一緒に搭載することで、より不規則な動きが可能になる。さらにギミック機能のあるスピンギアでも、マグネウエイトディスクを搭載によりマグネシステムの利用ができるようになったことで、マグネウエイトディスク同士でマグネットのないスタジアムや、ギミック機能のせいでマグネットを搭載できないスタジアムでも、マグネシステムで対戦できるようになった。
マグネウエイトディスク同士の対戦なら、同じ極同士なら反発してぶつかることがほとんどなくなり、持久力勝負になる。また、違う極の場合は磁力で引き合い、激しくぶつかって攻撃しあう勝負になる。
さらに「サポートパーツ」というブレードベースを改造できる部品を搭載して、6層構造になった。
エンジンギアシステム
通称エンジン、EG。ベイブレードにゼンマイを仕掛け高速回転を実現させた。ただし、エンジンギアはスピンギアシステムまたはマグネシステム用のブレードベースとの互換性が無い構造となっている。
マグネシステムと互換性を持つスピンギアとして「ヘビィメタルコア」がある。ヘビィメタルコアはメタルウエイトコアよりさらに重く、コア全体が金属になったことで防御力と安定力が向上した。また、このコアはNEOスピンギアシステムのブレードベースに搭載することが可能。なお、マグネシステムと互換性のあるスピンギアは、マグネコアと交換することでエンジンギアシステムをマグネシステムに変更できる。
エンジンギアターボシステム
通称EGT。エンジンギアを更に強化したもの。このシリーズでは軸先も交換できるようになったが、交換できる軸は少ないままシリーズは終了した。
RCベイブレード[4]
ベイブレードの軸の根本部分にモーターを搭載し、リモコンで回転の方向や強弱を変えられるようにしたもの。周波数は27MHzと45MHzが存在する。公式大会では使用できないが、RCベイブレードによる公式大会では使用できる。アタックリングとビットチップの互換性があり、違うパーツに入れ替えることができるが、取り付けより下深くある一部のアタックリングには互換性がない。

ヘヴィメタルシステム[編集]

通称ヘヴィメタル、HMS。従来型のベイブレードとは全く異なる機構でできており、互換性はない。アタックリングに金属を使用し、ボディを小型化することにより、攻撃力と防御力と回転速度が飛躍的に向上している。これまでの左回転はドラグーン系しかなかったが、シューターが左右に搭載されたため、全てのHMSで左回転が可能になった。また、金属同士がぶつかり合う音も魅力の一つ。従来型との互換性がないことが致命的で販売は低迷。HMSシリーズは終了し、ベイブレードは一旦終了になった。

ギミックスペシャリティ
通称GS。HMSを発展させたもの。特長としては、今までのベイブレードでは考えられない機構や、コマ遊び以外の遊び方を搭載している。

ジャイロス[編集]

鉛筆の上で回転させる、糸を渡らせる等の、初期のすげごまに見られた対戦以外の遊び方に特化したシリーズ。『ベアリングジャイロス』と呼ばれるものが存在している。競技に特化したジャイロスピンギアを用いておりシューターは要しない。従来型との互換性のあるアタックリングが付属されており、従来型のベイブレードに搭載することができる。このシリーズは後にHMSシリーズでもMA-18 マジカルエイプMS 、MA-19 ラウンドシェルMSとして発売された。

ファイティングトップ[編集]

シューターは用いずに紐で回すヨーヨーのようなシリーズ。紐には、元来のベーゴマの紐に補助として付けられる五円玉を模した円盤があらかじめ付いている。キャラクター性のない点は、ジャイロスシリーズの後継シリーズと言える。

爆転変形[編集]

幻獣の形に変形できるベイブレード。対戦も可能。漫画版とは独立したファンタジーな物語を備えている。同社の玩具シリーズ『ビーダマン』における爆外伝シリーズに当たる。爆転変形ではないスピンギアシリーズのA-28 グリフォリオンとA-34 サラマリオンも変形機能を備える。本シリーズではスピンギアを搭載していない初期型のブレードベースになっている。また、アタックリングとウエイトディスクの互換性があるので、別のパーツに搭載することができる。なお、対戦時には変形する部分をすべて外しておく必要がある。

スーパーベイブレード[編集]

回転中やぶつかった時に光ったり、アニメの効果音と同じ音が鳴るベイブレード。部品の換装はできない。従来のベイブレードと同様に、イージーシューター等とワインダーを用いてコマを発射する事が可能。公式大会では使用できない。

クロスアームズ[編集]

機体に乗っている頭部を互いに落としあうルール。ロボット形態への変形機構を備える。爆転変形の系統だが、物語に繋がりはない。キャラクターデザインはKENGOU。

構造[編集]

基本的にビットチップ、アタックリング、ウエイトディスク、ブレードベース(HMSはランニングコア)の4構造からなる。

ビットチップ
聖獣という生き物が宿っている部品。中には特別ルールを持っているものがあり、それを適用することによって機体が同じでもバトルの運び方が変わるため、戦略の幅が広がる。初期のものはビットチップの長さが短かったため、ビットチップカバーがなければはめることができない。
ビットチップカバー
初期のベイブレードには必ずこれが付いていた。ビットチップの保護パーツ。ただ、バトル中に頻繁に外れるのでスピンギアシステムの途中からビットチップが長くなって、非常に外れにくくなったため廃止された。
アタックリング
相手のベイにぶつかる部品。
二重アタックリング
二重になったアタックリング。ガルオンのように固定されていない種類とドラグーンFのような固定されているものとがある。前者は互換性がある。またガブリエルのブレードベースにも装着することができる。固定されていない場合、相手の攻撃を受け流す効果もある。
ウエイトディスク
ベイブレードの重さに関わる部品。径の大きなものはこれを相手のベイにぶつけることができる。
ブレードベース(HMSはランニングコア)
ベイブレードの軸を含む部分。動きに大きく関係している。
スピンギア(HMSを除く)
ベイブレードの回転方向を決める部品。2000年以前のものはブレードベースと一体であり回転方向も右のみだった。軸と直結するものもある。
サポートパーツ
ブレードベースの相手のコマにぶつかる部分を交換する部品。MG後期のみ搭載。ガブリエルのブレードベースに搭載しているものは厳密に言えばサポートパーツとは違うが、果たしている役割は同じ。
エンジンギアカスタムウエイト
軸。EGTのみ搭載。

メタルファイト ベイブレード[編集]

2008年8月9日、約4年ぶりに復活した新シリーズのベイブレード。ほとんどを金属型にすることにより、攻撃力と防御力と回転速度がさらに向上している。また、HMSと同様に金属同士がぶつかり合う音も魅力の一つ。HMSを含め従来型とは全く異なる機構のため、これらとの互換性はない。左回転やHMSのような両回転対応はあるが、従来型とは違い左回転専用のモデルのウィールでないと左回転を回すことができず、両回転専用のモデルも同様にそのウィールでないと左か右の切り替えができない。

初代からのイメージチェンジのために素材をプラスチックから金属に変え、「小学生は大人が使うものにあこがれる」という狙いから商品名を「ペガシス 105F」などの携帯電話の型番のようにしている[5]。本シリーズの通し番号は「BB-00」で、ZEROGシリーズ以降は「BBG-00」となっている。

2010年からは日本国外での展開も始まり、『Beyblade Metal Fusion』の名称で商品展開が行われている。タイトルロゴの左上方には「ベイブレード」と日本語表記が組み込まれている。商品は『爆転シュート ベイブレード』や『トランスフォーマー』同様ハズブロ社によって取り扱われており、機械的デザインの円筒形ベイケースやポータブル式展開型スタジアムなど日本未発売の商品も登場している。 なお、2011年6月のタカラトミーの発表で2012年3月より世界大会を実施することが発表された。

各システム[編集]

初期
2008年8月から発売。4層構造からなる初期型で、ウィール全体がメタルで作られている。スタンダードメタルシリーズやメタルシリーズとも呼ばれる[6]
ハイブリッドウィールシステム
2009年3月から発売。ウィールにクリスタル素材CPC(クリアポリカーボネート)で作られたクリアパーツが追加されクリアとメタルの2層構造となり、計5層構造へと進化。プラスチック製のパーツであるクリアウィールとライトウィールを組み合わせると従来の爆転シリーズにあったプラスチック製のベイブレードと同様のものになるが、ウエイトディスクに似た金属製パーツがない。なお、ライトウィールはメタルウィールやベイ太のバトルをすると壊れる可能性があるため、ライトウィール同士以外のバトルはできない。2010年12月からは、それぞれに最大のステータスパーツを搭載し無改造でも即戦力を発揮する「マキシマムシリーズ」が発売された。
4Dシステム(フォーディーシステム)
2011年3月26日から導入された、ハイブリッドウィールシステムを継承しつつ異なる素材(Different)、細分化したウィール(Divided)、豪快な動き(Dynamic)、奥深い改造(Deep)の4つの「D」コンセプトで強化されたシステム。メタルウィールが複数に分かれ、一機でいくつものパターンが作成できる。このメタルウィールは、4D以前のクリアウィールと互換性がある。クリアウィールにも異素材が使用されるようになっている。
ZEROGシリーズ(ゼロジーシリーズ)
2012年3月31日から発売。金属でできたクロムウィール同士を合体させることができる「シンクロームシステム」が特徴。またスタジアムも従来の固定されたすり鉢状から底が丸く不安定な半球状のゼロジースタジアムとなり、スタジアム自体が揺れる要素が追加されている。

ポイントバトル制[編集]

ベイポインター
メタルファイト ベイブレードでは通常のベイバトルだけではなく「ベイポインター」を使ったデジタルポイント「ベイポイント」を稼ぐ要素も取り入れられている。ベイポイントはポインターを持つ者同士での対戦、ガンガンスタジアム ベイ太での対戦、イベントや雑誌でのパスワード入力などで入手が可能で、ポイント数に応じてWBBAサブライセンスカードやプレミアムライセンスカードなどの特典も与えられる。特典を得ると交換に応じたポイント分ベイポインターから引かれる。ただし、これらのパスワードを悪用した「改造ポインター」が登場し、それを使って不正に増加させたポイントで特典交換をする者たちが現れたため、10,001ポイント以上登録されたポインターによる特典交換は2010年4月以降はWBBA事務局でのみ行うこととなった。10,000P以下の場合は従来通りWBBAショップやイベント会場での対応が引き続き適用される。現在はポインターによる特典の交換は終了になっており、その後は後述のベイポイントカードのみ有効になるのでポインターにまだポイントが1,001P以上残っている場合は移行する必要がある。
ベイポイントカード
2010年3月以降発売の一部のスターターやセットにICチップ内蔵の「ベイポイントカード」が付属しており、ベイポイントカードにベイ太などでポイントを貯めることができ、貯めたポイントに応じてレベルアップシールやパーツ、ベイといった特典が与えられる。特典交換の記録はICチップに書き込まれ、特典が与えられても、ベイポインターとは異なりポイントが減ることはない。その分、特典を与えられるポイント分はレベルが高いほど高くなる。なお、ポインターからカードになったことで、ポインターにあったポインター同士の対戦やパスワードの入力などはできなくなり、ポイント獲得はガンガンスタジアム ベイ太2号での対戦、公式大会などの参加賞(抽選に外れた人でももらえる)と入賞で配布のみになった。このカードはクロスファイトビーダマンのガンガンシューティング B−太1号と互換性があり、ビーポイントカードと同じ役割で使用できるが、ポイントは共有ではなく別々になっているのでB-太1号でポイントを貯めても加算されない。

バトルシミュレータ筐体[編集]

ガンガンスタジアム ベイ太1号
2008年8月9日より稼動していたベイブレード専用大型筐体。セットされたベイとの対戦が行えるもので、無料でプレイが可能。スタジアムならびにスタジアム内にセットされたベイが回転することにより、プレイヤーが投げ入れたベイとの対戦をシミュレートする。ポインターとの通信機能を持っており、プレーヤーが勝利するとポイントが獲得でき、負けるとポイントを失う。ベイ、ランチャーの持ち合わせがなくても、備え付けられているレンタルベイブレードとレンタルライトランチャーを使って対戦可能だが、レンタルベイとランチャーの盗難が一部で起こり、レンタルを取りやめた店舗もあった。なお、不正防止のためにゲーム中のスタジアム内に手を入れると音声で警告してプレイを終了する。
ガンガンスタジアム ベイ太2号
2010年3月頃より入れ替えが行われているバージョンアップ筐体。基本的な機能はベイ太1号と同じだが、ベイポイントカードにも対応となり、カード使用時はポイント付与などの処理速度が大幅に向上し、よりテンポよくプレイできるようになった。また、対戦で敗北した場合でもポイントダウンすることがなくなった。さらには、ポインターからカードへポイントを移行する機能を持ち、ポインターに1,001P以上ポイントが保存されていれば、ポインターに1,000Pを残してカードへポイントを移行することができる。カードからポインターへポイントを移す(戻す)ことはできない。また、上記の理由によりポインターに10,001P以上ある場合はポイントを移行することができず、WBBA事務局に送って移行作業してもらわないといけない。なお、プレイに勝利すると与えられるポイント数はポインターとカードとで異なり、ポインターの場合はベイ太1号と同じポイント数のままだが、カードではそれより5−10P高くなっているのでより多くポイントを稼ぐことができる。また、ベイ太1号と違ってレンタルベイ・ランチャーが備え付けられていないため、プレイするにはベイとランチャーを用意する必要がある。
アルティメットベイ太スタジアム
イベント限定モデルとして次世代ワールドホビーフェアなどで設置され、家庭用としても発売されたスタジアム。これまでのベイ太とは異なり相手ベイは固定されず、中央のスピンスポットで自動回転する。

構造[編集]

従来型とは異なる構造で、初期型の4層構造ではフェイス、ウィール、トラック、ボトムからなり、ハイブリッドウィールシステムではウィールがクリアウィールとメタルウィールに分けられた5層構造となる。一番メタルウィールが多いものは4Dシステムのビッグバンペガシスの3層で全7層構造になる。さらに、メタルフェイス改造バージョンの導入でフェイスがプレートとコアに分けられるようになったことで事実上8層構造にもなる。ZEROGシリーズでは各部の名称が変化し、ストーンフェイス、クロムウィール、クリスタルウィール、トラック、ボトムの新5層構造となっている。組み立てはHMSと同様に、フェイスとボトムを固定するためのツールパーツがないと完成することができない。

フェイス
従来型のビットチップに当たる。それぞれのベイブレードの個性に合わせた星座惑星をモチーフにしたマークが描かれており、ビットチップとは違ってネジ型でウィールとトラックを固定するためのパーツになっている。なお、従来型にあった特別ルールは廃止されている。また、通常のフェイス以外にも金属製のメタルフェイスと呼ばれるものがあり、重量が増して攻撃力、防御力、安定性などが向上するが、組み合わせによっては機動力と持久力と遠心力などが減少することがある。通常のフェイスだと、重量や攻撃力などのメタルフェイスをつける前の状態となるが、組み合わせによっては機動力と持久力と遠心力などが向上することがある。メタルフェイスの追加により重要なパーツとなった。さらに、メタルフェイス改造バージョンがあり、金属とプラスチックの2種類でコアとプレートに分けられて計4パターンのフェイスが改造でき、重さの調整などができるようになったことでより重要なパーツになった。
ZEROGシリーズからは六角形のフェイスから多面体へと変化したストーンフェイスとなっている。モチーフはイフリートなどの幻獣
ウィール
従来型のアタックリング、ウェイトディスクに当たる。相手のベイにぶつかる金属でできたパーツで、攻撃力、遠心力、重さなどに影響する。ハイブリッドウィールシステムではウィールがクリアウィールとメタルウィールまたはライトウィールの2つの組み合わせとなる。4Dシステムではさらに、分割されたメタルウィールと異素材を使われたクリアウィールでより改造の組み合わせが増える。クリアウィールとライトウィールは金属製ではなくプラスチック製になっており、この2つを組み合わせた場合は金属製ではない従来のベイブレードと同様のプラスチック製のみになる。ライトウィールはランダムブースターライトのみのウィールで、ライトウィール同士で手軽に対戦や練習するためのパーツであり、形はメタルウィールをベースに重量を軽くしているため攻撃力などの能力は大幅に下がり、メタルウィールやベイ太とのバトルでは説明書にも記述されている通りライトウィールが壊れる可能性がある。
ZEROGシリーズではメタルウィールがクロムウィール、クリアウィールがクリスタルウィールに変更されている。クロムウィールは幻獣、クリスタルウィールはサムライなどの職業のデザインとなっている。基本は金属のクロムウィールが上だが、上下反転も可能でクロムアップモードとクリスタルアップモードにモードチェンジができる。本シリーズではクロムウィール同士が合体できるシンクロームシステムを採用し、重量、攻撃力、防御力を向上させることが可能。またZEROGベイには「火」「水」などの属性が存在し、同じ属性同士を合体させることで相性の良いベイとなる。クロムウィール、クリスタルウィールの組み合わせには今までのフェイスは使用できず、メタルウィール、クリアウィールにはストーンフェイスを使用することはできない。
トラック
従来型には無かったパーツ。基本的には高さを調節する部品で、攻撃や防御、重心の高さなどが変化する。中でもギミック機能があるトラックは、高さだけでなく能力値がさらに変化するようになっている。4Dシステムの機種の一部はトラックとボトムが一体化している物になっている。
ボトム
従来型のHMSのランニングコアに相当するもので軸先だけとなり、より小さくなっている。軸先やギミックによって、持久力や動きに大きく関係している。また、このパーツは従来型のブレードベースと同様にトラックを固定するためのパーツでもある。
4Dボトム
4Dシステムから新たに追加されたもので、従来型のブレードベースに近いものになっている。トラックとボトムが一体化され、より高度なギミックが可能になった。回転の遠心力に応じて軸先が切り替わり動きが変化するようになったり任意に軸先を変えたりなど様々。4Dボトムでの高さは基本的にトラックの145に相当するが、一部の4Dボトムでは違った高さもある。なお、トラックとボトムが一体化されているため、今までのトラックとの組み替えはできない。
タイプごとの優劣関係
パーツの性能により、アタック、ディフェンス、スタミナ、バランスの4つのタイプに分かれる。アタック>スタミナ>ディフェンス>アタックとなっており、バランスタイプはそのいずれに対しても優劣がない。これらの性能はトラックやボトムの組み替えなどの改造で基本性能と異なる物に変えることができる。例として、アタックタイプのストームのメタルウィールとペガシスのクリアウィールにWD145のワイドディフェンストラックとWBのワイドボールボトムを付ける事で防御力を持たせることができる。この場合の形式名称は「ストームペガシスWD145WB」となる。

必殺転技[編集]

ベイバトルにおいて状況に応じて使用されるシュートテクニック。漫画、アニメでは必殺技として登場する。以下は一例[6][7]

ザ・サイドワインダー
ランチャーを持つ手をスタジアムの斜面に沿うように傾けて撃つことで、防御型や持久型のベイを瞬間的に攻撃型のように移動させることができる技。
バウンド・ディフェンス
高い位置から真下にシュートし、ベイをバウンドさせて相手の最初の一撃をかわす技。
パラシュート弾(パラシュートだん)
紐を真上に引いて、スタジアム中央など狙った場所にベイを落とす。ベイランチャー専用技。
スナイプ・ストライク
手首を上に曲げて撃つことでベイが曲がらず一直線に突き進み、シュート直後の相手を狙い撃つことができる技。
スライドシュート
ランチャーを持つ手を、ベイを進ませたい方向にスライドさせながらシュートし相手を狙い撃つ技。

シリーズ一覧[編集]

派生シリーズ[編集]

スーパーコントロールベイブレード
赤外線コントロール機能を搭載したベイブレード。アニメのようにベイブレードを自由自在に操って戦うことをコンセプトにしていて、本体に内蔵されたモーターと軸部分の回転を連動させることにより、コントロールランチャーから赤外線を発射して回転、停止、逆転などの操作ができる。また、ターボボタンによって1バトル3回までの強力攻撃が可能。従来のシリーズとの対戦はできない。通し番号は「BBC-00」となっている。
ベイウィールズ(BeyWheelz)
通常のベイブレードではなく、車輪のようにベイを縦にして戦う。アメリカで展開され、日本のスタッフによりテレビアニメ化もされている。
ベイウォリアーズ(BeyWarriors)
『メタルファイト ベイブレード ZEROG』に登場する幻獣を再現したベイブレード。アメリカで展開されている。
ベイウォリアーズ サイボーグ (BeyWarriors Cyborg) 2014 アメリカで展開され、日本のスタッフによりテレビアニメ化もされている。

メディアミックス[編集]

漫画[編集]

アニメ[編集]

いずれもテレビ東京系列で放送。

第一期シリーズ[編集]

  • 爆転シュート ベイブレード(2001年)
  • 爆転シュート ベイブレード 2002(2002年)
  • 爆転シュート ベイブレード Gレボリューション(2003年)

第二期シリーズ[編集]

映画[編集]

ビデオゲーム[編集]

玩具のベイブレードが発売された同1999年7月に、ハドソンからゲームボーイカラー向けのゲーム『次世代ベーゴマバトル ベイブレード』が発売された。 漫画『爆転シュート ベイブレード』に登場する木ノ宮タカオと火渡カイは本ゲームで初めて登場した。

日本国外ではATARIから「Beyblade V-Force」、「Beyblade G Revolution」のGBAソフトが欧米のみに発売された。

韓国ではSONOKONGから『TOPBLADE V』のタイトルでアーケードゲーム化されている。これはアニメ『爆転シュート ベイブレード2002』の韓国版をゲーム化したもので、キャラクター名も全て韓国版の名前に変更されている。日本国内での稼動報告例は無いが、2005年9月3日に新宿ロフトプラスワンで開催されたイベント『韓国まんがまつり12』で映像が公開されている。

また、2009年に約6年ぶりに発売された『メタルファイト ベイブレード』はキャラクターや世界観を一新し、漫画『メタルファイト ベイブレード』に登場する個性的なキャラクターが登場する。それ以降からは、アニメ『メタルファイト ベイブレード』シリーズのゲームとして発売となる。

発売日 会社 機種 作品名
1999/07/23 ハドソン ゲームボーイカラー 次世代ベーゴマバトル ベイブレード
2000/08/11 ハドソン ゲームボーイカラー ベイブレード FIGHTING TOURNAMENT
2001/07/27 ブロッコリー ゲームボーイカラー 爆転シュート ベイブレード
2001/12/06 ブロッコリー ゲームボーイアドバンス 爆転シュート ベイブレード 激闘!最強ブレーダー
2001/12/13 タカラ PlayStation 爆転シュート ベイブレード ベイバトルトーナメント
2002/06/27 ブロッコリー ゲームボーイアドバンス 爆転シュートベイブレード2002 いくぜ!爆闘!超磁力バトル
2002/08/01 タカラ PlayStation 爆転シュート ベイブレード2002 ベイバトルトーナメント2
2002/12/06 ブロッコリー ゲームボーイアドバンス 爆転シュートベイブレード2002 激戦!チームバトル!!青龍の章-タカオ編-
2002/12/06 ブロッコリー ゲームボーイアドバンス 爆転シュートベイブレード2002 激戦!チームバトル!!黄龍の章-ダイチ編-
2002/12/19 タカラ ニンテンドーゲームキューブ 爆転シュート ベイブレード2002 熱闘!マグネタッグバトル
2002/12/19 タカラ ゲームキューブ 爆転シュート ベイブレード2002 熱闘!マグネタッグバトル ドラグーンV2ガンメタVer. 限定同梱版
2002/??/?? SONOKONG アーケード(韓国国内のみ流通) トップブレードV
2003/11/24 ATARI ゲームボーイアドバンス(欧米のみ流通) Beyblade V-Force
2004/11/16 ATARI ゲームボーイアドバンス(欧米のみ流通) Beyblade G Revolution
2009/03/25 ハドソン ニンテンドーDS メタルファイト ベイブレード
2009/11/19 ハドソン Wii メタルファイト ベイブレード ガチンコスタジアム
2009/12/03 ハドソン ニンテンドーDS メタルファイト ベイブレード 爆誕!サイバーペガシス
2010/07/15 ハドソン ニンテンドーDS メタルファイト ベイブレード 爆神スサノオ襲来!
2010/10/21 タカラトミー PlayStation Portable メタルファイト ベイブレード ポータブル 超絶転生!バルカンホルセウス
2010/12/02 ハドソン ニンテンドーDS メタルファイト ベイブレード 頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ
2013/12/19 インターグロー ニンテンドー3DS メタルファイト ベイブレード 4DxZEROG アルティメットトーナメント

コラボレーション[編集]

カードゲーム[編集]

satz Contrive -divisionが開発した『ベイブレードC.C.G.』が、ブロッコリーから2001年7月27日に発売された。スターターキットにはベイブレード本体がおまけとして付属するものもあった。

ベイブレードが登場する作品[編集]

関連人物[編集]

真下 修(ましも おさむ)
ベイブレードの成功により、38歳で最年少のタカラ取締役になったが、2003年4月29日に退任。2006年2月15日にタカラトミー取締役として復帰する。常務執行役員マーケティング本部長も兼ねる。その後、タカラの子会社ワコーの代表取締役社長を務めた後2005年3月30日に退任し会長になり、2006年2月に会長を退任。
ワコー時には、ペットワークス八谷和彦と共にサンクステイルを開発。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 現代風ベーゴマ玩具『ベイブレード』8月9日“復活”!PDFファイル)
  2. ^ a b c 海を越えた『ベイブレード伝説』|タカラトミー
  3. ^ 赤石晋一郎「テレビゲームに飽きた子供たち ベイブレード / 野球カード」、『ダカーポ』第7号、マガジンハウス、2001年4月、 77ページ、 雑誌 25983-4/18。
  4. ^ 気になるe-Toy遊んでレポート あのベイブレードがラジコンで操作できる! タカラ「RCベイブレード」
  5. ^ ベイブレード:生産中止から3年で復活 累計2億個超の再ブレークの理由
  6. ^ a b 『メタルファイト ベイブレード全爆転ブレーダーズBOOK』および『メタルファイト ベイブレード爆転全書』より。
  7. ^ 月刊コロコロコミック2008年11月号および『メタルファイト ベイブレード』単行本第1巻より。

外部リンク[編集]