熊本赤十字病院

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熊本赤十字病院
病院外観
情報
英語名称 Kumamoto Red Cross Hospital
前身 日本赤十字社熊本支部診療所
標榜診療科 内科、腎臓内科、糖尿病内科、リウマチ科、血液・腫瘍内科、精神腫瘍科、脳神経内科、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、小児科、外科、呼吸器外科、乳腺内分泌外科、整形外科、脳神経外科、心臓血管外科、小児外科、形成外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、リハビリテーション科、放射線科、放射線治療科、麻酔科、歯科・歯科口腔外科、救急科、病理診断科
許可病床数 490床
一般病床:490床
開設者 日本赤十字社熊本県支部(熊本県知事
管理者 平田 稔彦(院長)
所在地
861-8520
熊本県熊本市東区長嶺南二丁目1番1号
位置 北緯32度48分29.1秒 東経130度45分47.8秒 / 北緯32.808083度 東経130.763278度 / 32.808083; 130.763278 (熊本赤十字病院)座標: 北緯32度48分29.1秒 東経130度45分47.8秒 / 北緯32.808083度 東経130.763278度 / 32.808083; 130.763278 (熊本赤十字病院)
二次医療圏 熊本
PJ 医療機関
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赤十字の標章

熊本赤十字病院(くまもとせきじゅうじびょういん)は、熊本県熊本市東区に位置する医療機関である。日本赤十字社熊本県支部が運営する病院。

日本赤十字社の前身である「博愛社」が誕生したのは、田原坂の戦いで知られる西南の役の戦火の中。このことから、熊本は「日本赤十字社発祥の地[1]」とされている。

有栖川宮熾仁親王から博愛社設立の許可を受ける
佐野常民

博愛社は1887(明治20)年に日本赤十字社と名前を変え、熊本赤十字病院は1944(昭和19)年に日本赤十字社熊本支部診療所として開設。

以来、「人道」という赤十字の使命のもと、「人道・博愛・奉仕の実践」という基本理念を掲げ、救急医療、国内外の災害救護活動に取り組み、高度急性期医療を担う総合病院として、様々な活動を行う。


また、熊本県災害拠点病院に指定され、地域がん診療連携拠点病院であり、救命救急センター地域周産期母子医療センター小児救命救急センターを持つ。旧熊本空港跡地に建設されているため、熊本県内の病院では敷地の面積が最も大きい。血液センターを併設している。

沿革[編集]

  • 1944年(昭和19年)4月 - 日本赤十字社熊本支部診療所開設。
  • 1945年(昭和20年)2月 - 支部建物内に診療所移転。
  • 1950年(昭和40年)5月 - 熊本赤十字病院へ改称。
  • 1975年(昭和50年)5月 - 熊本市水道町から現在地へ移転。
  • 1980年(昭和55年)10月 - ドクターカー運用開始。
  • 2000年(平成12年)6月 - 特殊医療救護車(ディザスターレスキュー)完成。
特殊医療救護車 [2]
  • 2004年(平成16年)2月 - 熊本県小児救急医療拠点病院の指定。
  • 2007年(平成19年)4月 - 熊本県地域周産期母子医療センターの認定。 
  • 2008年(平成20年)2月 - 地域がん診療連携拠点病院の指定。
  • 2012年(平成24年)4月 - 熊本県ドクターヘリ基地病院[3]として運行開始
  • 2012年(平成24年)  - 総合救命救急センター[4]開設。
  • 2012年(平成24年)  - 県内初のPICUと総合救命救急センターを併設した「こども医療センター」[5]を開設。
  • 2022年(令和 4年) - 総合救命救急センター、こども医療センター10周年

診療科[編集]

熊本赤十字病院
(マイクロバス型&救急車型)
救命救急センターの
救急車型ドクターカー

その他の外来[編集]

  • 頭痛外来
  • 漢方外来
  • 糖尿病フットケア外来
  • がん看護専門外来
  • 遺伝カウンセリング外来
  • 小児整形外科外来
  • 腎移植外来 (小児腎移植外来)
  • ストーマ外来
  • シャント外来
  • 療法選択外来
  • 腹膜透析外来
  • 緩和ケア外来
  • リンパ浮腫ケア外来
  • 助産師外来
  • 産後育児相談
  • セカンドオピニオン外来
  • ウロギネ外来
  • 乳房外来
  • 妊娠と薬外来
  • 産後ケア

センター・室[編集]

一般外来の受診について[編集]

  • 再来受付機 8:00~11:30 ※11:30以降は予約の方のみ
  • 初診受付  8:30~11:30     ※上記以外で緊急の場合は救命救急センターで対応
  • 休診日   土曜・日曜・祝日、年末年始 (12月29日-1月3日) ※各診療科の休診日あり(各診療科情報は、外来担当医表参照)
  • その他の診療制限等については、ホームページを参照

医療機関の指定等[編集]

日赤熊本救護班が出動した主な災害[編集]

交通アクセス[編集]

  • 九州自動車道 熊本インターチェンジJR水前寺駅から車で約15分。熊本空港から車で約20分。桜町バスターミナル、JR熊本駅から車で25分。
  • 桜町BTより熊本都市バス(G1-2・G1-4・H1-1・H2-1・H3-1~H3-4・H4-1)で30-40分、「日赤病院構内」下車。ラッシュ時以外はG系統が速達で、運賃も安い。
  • JR水前寺駅からは、南口の「水前寺駅前」から熊本都市バスの味2系統で15分。ただし本数が少ないため、北口から徒歩2分の「熊高(くまたか)正門前」より、熊本都市バスの味1系統が望ましい。「日赤病院構内」下車
  • 健軍電停前バス停より熊本都市バス(Y1-1系統)で15分、「日赤病院構内」下車互いにバス停が違うので注意が必要。
  • 東バイパスライナー九州産交バス熊本バスの2社による共同運行、土日祝祭日及び12月29日~1月3日は運休)長嶺団地行き 「日赤病院構内」下車
    • 桜町BT・健軍方面へのバス及び東バイパスライナーの西部車庫行きは、「日赤病院構内」バス停には停車しないため、近隣の「日赤病院前」バス停からしか乗車できないので注意が必要である。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]