烏坎事件

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烏坎事件(うかんじけん)は、2011年中華人民共和国広東省汕尾市に属する県級市陸豊市にある東海街道烏坎村で発生した、民衆による運動を発端とした事件。2011年9月に地元政府役人が農民らが耕作している土地の権利を無断で開発業者へ売却した問題が露呈。開発業者は宅地建設を開始したり土地の周囲に柵をつくり開発用地としての確保を実行したことで地元民と衝突、死者も発生した。村民は役人の横暴を阻止するため、自治をめざして活動を続けた。12月には大規模な住民運動が発生し、村の幹部が更迭に追い込まれる事態となった。

2012年2月1日、烏坎村村民は村民選挙のための11人による村民選挙委員会を結成。3月3日、村民有権者8,000人の直接投票による初の村幹部選挙が行われ、この運動を指導した住民リーダーが新しい村長に当選した。中国において住民の抗議運動によって直接選挙で村長選挙を勝ち取ったケースは全国でも珍しいもの[1]

これをきっかけに広東省の方々では地方民主化の機運が高まっているが、政府は認める様子は示していない。

脚注[編集]