演色性

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演色性(えんしょく せい)は、照明に関する専門用語の一つ。ランプなど発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源性質を言う。

一般的に自然光を基準として、近いものほど「良い」「優れる」、かけ離れたものほど「悪い」「劣る」と判断されるが、演色性に正確性を要求されるような専門的分野においては、数値化された客観的判断基準が設定されていることが多く、日本では演色評価数(えんしょく ひょうかすう)がこれにあたる。

演色性の客観的基準[編集]

世界[編集]

日本[編集]

日本では演色評価数と呼ばれ、JIS Z 8726:1990(光源の演色性評価方法)としてJIS(日本工業規格)化されている。

規格では、完全放射体の光またはCIE昼光[脚注 1]の光を基準光とし、基準光との比較の上で、測定対象となる光源が、演色評価用の色票を照明したときに生じる色ずれを、指数として表したものである。 演色評価数には平均演色評価数 (Ra) と特殊演色評価数 (R9~R15) がある。

  • 平均演色評価数 (Ra)
8色 (R1~R8) の色票を用いて評価した演色評価数を平均したもの。
平均演色評価数の評価に用いる試験色 (R1~R8)
R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8
マンセル値 7.5R6/4 5Y6/4 5GY6/8 2.5G6/6 10BG6/4 5PB6/8 2.5P6/8 10P6/8
色(参考)
  • 特殊演色評価数
R1~R8に含まれない7色 (R9~R15) の試験色の色票を用いた演色評価数。
(R9)、 (R10)、 (R11)、 (R12)、「西洋人[脚注 2]の色」(R13)、「木の葉の色」(R14)、「日本人の肌の色(R15)」として解説されることがあるが、JIS規格ではこれらの呼称は用いられていない。
特殊演色評価数の評価に用いる試験色 (R9~R15)
R9 R10 R11 R12 R13 R14 R15
マンセル値 4.5R4/13 5Y8/10 4.5G5/8 3PB3/11 5YR8/4 5GY4/4 1YR6/4
色(参考)

脚注[編集]

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  1. ^ CIE(国際照明委員会)の定める標準光C(色温度6774Kの平均昼光)
  2. ^ 「西洋人」という特定の集団(人種)は存在しない。自然人類学的に正しく該当するのは「白色系のコーカソイド」である。

関連項目[編集]