漆喰

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民家の壁に使われた漆喰

漆喰(しっくい)とは建築材料として用いられる素材である。接着や目地の充填に用いられるほか、防水性や調湿機能に優れているため、古くから土蔵や家屋の土で造られたの上塗り材としても用いられてきた。

製造方法は石灰麻の繊維を加え、草本や海藻から得る接着剤、水などを加え練り上げて作られる。このため外見は白色となっている。

建築材料としてはかなり古く以前から用いられてきたものであり、原始的な漆喰(ほぼ石灰)は古墳高松塚古墳壁画等)などにも使われている。

また、多くの城郭の壁に使用されており、室町時代末(1565年)に信貫山城(奈良)を訪れた宣教師イスマン・ルイス・ダルメイダは、「今日までキリスト教國において見たことがなき甚だ白く光澤ある壁を塗りたり。其の清潔にして白きこと、あたかも當日落成せしものの如く、天國に入りたるの感あり。外より比城を見れば甚だ心地よく、世界の大部分にかくの如く美麗なるものありと思はれず」と、所感を述べている。

戦後、在来工法建築とともに急速に衰退したが、近年、土蔵海鼠壁や古民家の鏝絵などを通じて文化的に再評価されつつある。また、漆喰の特性を生かしたタイル(漆喰タイル)も開発されている。

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