滑川 (神奈川県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
滑川
滑川河口 2008年7月撮影
滑川河口
水系 二級水系 滑川
種別 二級河川
延長 6.3 km
水源 朝比奈峠(鎌倉市十二所)
河口・合流先 相模湾
流路 神奈川県鎌倉市
流域 神奈川県鎌倉市
テンプレートを表示

滑川(なめりがわ[1])は、神奈川県鎌倉市を流れる二級河川[2]二級水系滑川の本流。河川延長6.3キロメートル[1]

概要[編集]

鎌倉女学院付近の滑川

鎌倉市十二所の朝比奈峠付近を源流とし[1]、鎌倉市街を流下して由比ヶ浜材木座海岸の間で相模湾に注ぐ[1]。かつては上流から下流にかけて胡桃川・滑川・座禅川・夷堂川・炭売川などの別名で呼ばれ、河口付近では閻魔川と言われていた[1][3]。かつては全域が神奈川県の管理下にあったが、2008年度(平成20年度)から鎌倉市小町3丁目の東勝寺橋下流端より上流部分についての維持管理が鎌倉市に移管されている[4]

滑川及び田越川周辺には、やや広い沖積平野が広がっている[5]

2011年平成23年)には神奈川県で初めてヒメヌマエビの棲息が確認されている[6]

主な支川[編集]

  • 大刀洗川・七曲川
  • 吉沢川
  • 明石川
  • 積善川
  • 泉水川
  • 胡桃川
  • 宅間川
  • 犬掛川
  • 釈迦堂川
  • 二階堂川・平子川・瑞泉寺川
  • 大御堂川
  • 東御門川
  • 西御門川
  • 御谷川・扇川
  • 佐助川
  • 逆川
  • 古川

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 滑川”. 鶴岡八幡宮 (2009年3月20日). 2014年9月10日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 準用河川・水路・雨水調整池とは”. 鎌倉市 (2014年6月25日). 2014年9月10日閲覧。
  3. ^ 滑川の風景”. そらいろネット. 2014年9月10日閲覧。
  4. ^ 公共下水道、水路、準用河川、雨水調整池等の管理”. 鎌倉市 (2010年7月5日). 2014年9月10日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ 土地分類基本調査 横須賀・三崎”. 神奈川県. 国土交通省. p. 13. 2022年5月27日閲覧。
  6. ^ 丸山智朗 (2012年9月22日). “鎌倉市滑川におけるヒメヌマエビ(節足動物門;十脚目;ヌマエビ科)の記録” (PDF). 神奈川県立生命の星・地球博物館. 2014年9月10日閲覧。

関連文献[編集]

  • 河井恒久 等編 編「巻之二 滑川」『新編鎌倉志』 第5冊、大日本地誌大系刊行会〈大日本地誌大系〉、1915年、41頁。NDLJP:952770/35 

関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、滑川 (神奈川県)に関するカテゴリがあります。