涸沢ヒュッテ

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涸沢ヒュッテ(北穂高岳中腹から撮影・2007年8月)

涸沢ヒュッテ(からさわヒュッテ)とは長野県松本市安曇の山中の穂高岳奥穂高岳等)の東側にある氷河圏谷涸沢の標高2309メートルのモレーンに建つ山小屋である。

概要[編集]

1951年昭和26年)に山岳書等を刊行していた朋文堂によって小屋を完成させたが雪崩で2度流失しており、1953年(昭和28年)の3度目に建てられたのが現在の本館である。その後、「黒沢池ヒュッテ」や「梶山新湯 雨飾山荘」、「野沢温泉ロッジ」と共に朋文堂スキー山岳協会が運営していたが、現在は株式会社涸沢ヒュッテに社名変更され他施設とは別経営になった。(※雨飾山荘については2003年まで株式会社涸沢ヒュッテが経営) 東京・有楽町駅前の東京交通会館B1にも事務所を持つ。

冬季小屋を持つ近隣の涸沢小屋とは異なり、涸沢ヒュッテの建つ地は雪崩が多いため冬季は完全に閉鎖している。この山小屋には売店やみやげものコーナーなどのパノラマ売店が営業している。(ゴールデンウィークから紅葉シーズンまでで、閑散期は閉店することもある) この売店の名物はおでん。テラスの席に座り穂高連山を眺めながら酒類を片手に名物のおでんをつまむ登山者が多い。

営業期間は毎年4月末の昭和の日頃から11月の第一日曜日頃で、夏季は東大涸沢診療所を併設しているほか涸沢小屋と共同で隣接する国設涸沢野営場の管理も行っている。 涸沢は穂高連峰への要となる登山基地であるため多くの登山者が通過する地であることから、特にゴールデンウィークやお盆、紅葉の時期には定員を上回る宿泊客でごったがえすため、1枚の布団で2~4人での睡眠となる日も年に数日あるが、利用者が多いがゆえに設備と食事は山小屋としては過剰なほど充実しており、涸沢ヒュッテを目当てに穂高を目指す登山客も多い。

小屋のデータ[編集]

  • 収容人数
    • 200人
  • 営業期間
    • 4月下旬 - 11月上旬
  • 宿泊料金
    • 1泊2食事付:9500円
    • 素泊り:6500円
    • テント場:500張
  • 食事料金
    • 幕の内弁当:1000円
    • 夕食:2500円、朝食:1500円

所在地[編集]

〒390-1516 長野県松本市安曇上高地涸沢

近隣の山小屋[編集]

外部リンク[編集]