浪速高等学校・中学校

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浪速高等学校・中学校
浪速中学校・高等学校
過去の名称 浪速中学校(旧制)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人浪速学院
校訓 浄・明・正・直
設立年月日 1923年
創立者 財団法人大阪國學院
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科・理数科
高校コード 27526D
所在地 558-0023
大阪府大阪市住吉区山之内2丁目13-57
外部リンク 公式サイト
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浪速高等学校・中学校(なにわこうとうがっこう・ちゅうがっこう、英称:Naniwa Junior/Senior High School)は、大阪市住吉区にある私立の中学校高等学校神社神道を建学の精神とする男女共学の学校である。略称は「浪高」(なみこう)。

概要[編集]

  • 神社神道を教育の根幹に置く学校であり、「明(あかく)・浄(きよく)・正(ただしく)・直(なおく)」が校訓である。神社神道の精神を背景とした全人教育と大学進学、そしてクラブ活動での錬磨、奉仕活動を通しての社会参加など幅のある人格形成を目指している。

沿革[編集]

  • 1923年 - 財団法人大阪國學院によって、浪速中学校(旧制中学校)設立。
  • 1948年 - 学制改革により浪速高等学校(新制高等学校)となる。浪速中学校(新制中学校)を併設。
  • 1958年 - 浪速中学校募集停止。
  • 1983年 - 高等学校に「理数科」を設置。
  • 1985年 - 浪速中学校募集再開。
  • 2005年 - 浪速高等学校を男女共学とする。
  • 2007年 - 浪速中学校を男女共学とする。
  • 2009年 - 閉校した旧千早赤阪村立多聞小学校校舎を購入し、校外宿泊学習施設「多聞尚学館」を開館。関西大学パイロット推薦制度指定校となる(後述の不祥事により、その後取消)。
  • 2010年 - 校外総合運動場(浪速ふくろうスタジアム)を設置。
  • 2011年 - 学校法人大阪国学院が学校法人浪速学院へ改称。
  • 2012年 - 千早清明寮が完成。
  • 2013年 - 新校舎建設着手・グラウンド全面芝生化。

設置コース[編集]

  • 中学校 - I類(6年コース)は、浪速高校各科・類の中心的役割を担う人材の育成を目的とする。II類(3年コース)は、確実に成績伸張が期待できる3年後には、浪速高校への入学を保証し、公立高校の受験を認めている。
  • 高等学校 - 理数科と普通科I・II・III類の4コースで新入生を受け入れているが、2年生次に英語に重点を置いた「インテンシブ文科コース」を設置している。理数科は難関国公立大学文系・理系学部を、普通科I類は国公立大学・難関私立大学文系・理系学部を、普通科II類は難関私立大学文系・理系学部を、そして普通科III類は私立大学文系学部とコース設定をしている。

学校施設[編集]

  • 「体育館兼講堂」
  • 「浪速武道館」:柔道場、空手道場、剣道場、弓道場、お茶室、雅楽練習場
  • 「新クラブハウス棟」:部室、カフェテリア、軽音楽部練習場
  • 校外宿泊学習施設「多聞尚学館(千早赤阪村)」
  • 校外運動場「浪速ふくろうスタジアム(堺市)」

クラブ活動[編集]

  • 毎年のように空手道部、弓道部、ボクシング部がインターハイ国体出場を果たしている。

民間人校長の赴任[編集]

2006年12月、「関西公立校初の民間人校長」として住友金属工業の子会社取締役(その前は住友金属工業鹿島製鉄所副所長が最高位、取締役ではない)から大阪府立高津高校に赴任した木村智彦を、同校の理事長・校長として迎えた[1]。大阪府立高校では「現役で国公立大学に100人合格」という目標を掲げ、国公立大合格者数を倍増させる業績を残していたものの、教職員への「パワーハラスメント」があったと大きく報道され辞任に至っていた[1]。木村が理事長に就任後、浪速中・高の入学者数は増加し、3年間で赤字体質から転換できたとされた[1]

不祥事[編集]

  • 関西大学と推薦入学に関する取り決め事項が存在しないのに、入試説明会等で「(中高一貫の)関大コースに入れば、間違いなく関大に(推薦)入学できる」と虚偽の宣伝をしていた[2]。この不祥事により2012年4月関西大学は浪速との連携解消を決めた[1]。また、教職員に未払い残業代の9割を放棄させていた問題も発覚した[1]
  • 2011年度の大学入試では大学合格実績水増し問題も発覚して大きく報道された。成績優秀な生徒4人の受験費用を学校側が実質負担し、立命館大理系学部を中心に延べ22学部・学科に余分に受験させた。学校側は立命館大の2011年度合格者数を「32人」と発表したが、うち9人分は生徒1人が合格したものだった[3]。同校は木村智彦の指示で2010年5月から本格的に水増し行為を実施しており[4]、受験生名簿等は「Xファイル」と名付けられ極秘扱いとされ、生徒が自主的に受験する本命大学の費用は負担せず、水増し目的の受験費用のみ学校側が負担することや、金銭授受を示す文書は残さないなどのルールがあり、関連の会合後、関係書類は全て回収され、厳重に口止めされた[5]

著名な卒業生[編集]

交通[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e 記者の目:私立浪速中・高の連続不祥事=林田七恵(大阪科学環境部)『読売新聞』2012.04.06 東京朝刊 9頁 解説面 写図有 (全2,017字)
  2. ^ 大阪・浪速中の入試虚偽説明:関大、今年度で浪速中高と連携解消 推薦宣伝に反発『毎日新聞』2012.02.24 大阪朝刊 1頁 政治面 (全1,328字) 
  3. ^ 大阪・浪速高の合格実績水増し:府内全私立高の合格実績調査へ 松井知事が意向 『毎日新聞』2012.02.29 大阪朝刊 30頁 社会面 (全277字)
  4. ^ 浪速高校の合格実績水増し:生徒獲得へ「焦り」 校長「公金使う」『毎日新聞』2012.01.08 大阪朝刊 25頁 社会面 (全555字)
  5. ^ 合格実績水増し:浪速高校、大学合格者を水増し 受験料負担、1人で「延べ9人」『毎日新聞』2012.01.08 大阪朝刊 1頁 政治面 写図有 (全665字)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]