浅虫バイパス

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国道4号標識
国道4号標識
国道45号標識
国道45号標識

浅虫バイパス(浅虫バイパス)は、青森県青森市大字浅虫地内の国道4号バイパス[1]

 浅虫地区は古くからの温泉地であるが、このバイパスの開通以前の国道は幅が狭く、人家が連なっているため、常に渋滞しており、国道としての機能が著しく低下していた。さらに、冬期間の積雪などの問題もあり、早くから道路拡幅が急務となっていた。このため、青森県内でも最初にバイパスの建設が計画された。ルートとしては、山側・海側等の案が出されたが、海岸を埋め立てて道路を通すこととなった。

概要[編集]

  • 起点:青森県青森市浅虫字山下
  • 終点:青森県青森市浅虫字坂本
  • 全長:1.9km
  • 車線数:2車線
  • 開通:1967年3月8日(暫定2車線)・1968年12月5日(4車線化)

沿革[編集]

  • 1964年(昭和39年) 事業化
  • 1966年(昭和41年)4月 - 着工
  • 1966年5月12日 - 工事開始
  • 1966年(昭和41年)7月29日 - 大規模地滑りのため、国道が埋没。
  • 1967年(昭和42年)3月8日 - 海側2車線の暫定供用開始。(前年夏の地滑りへの対策)
  • 1968年(昭和43年)12月5日 - 全線4車線で供用開始
  • 1969年度(昭和44年度) - 残工事の路肩部分の工事が完了し、完成。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

分岐する道路[編集]

参考文献[編集]

  • 建設省東北地方建設局青森工事事務所『七十年史』1989年
  • 東北の直轄国道史編纂委員会『語り継ぐ道づくり-東北の直轄国道改修史 国道4号』東北建設協会 2001年

脚注[編集]

  1. ^ 旧道は青森県道269号増田浅虫線の一部に認定されている。