浅沼新

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浅沼新(あさぬま あらた、1945年(昭和20年)2月19日 - )は、日本銀行家東北銀行取締役会長。藍綬褒章2008年(平成20年)に受章。

来歴・人物[編集]

岩手県水沢市(現:奥州市)出身。岩手県立水沢高等学校青山学院大学卒業後、東北銀行入行。大学の後輩に6代目三遊亭円楽がおり、岩手県での落語会等が開催される度に、懇談する旧知の間柄であるという。

2004年、頭取に就任する。トップ在任時には、中小事業者への融資の拡大や、農林水産業の6次産業化の支援を進めたほか、東証1部上場の実現などに手腕を発揮した。2014年6月、会長に退いた[1]

蘭学者高野長英の末裔であり、実家は文化財として保護をされている[2]

略歴[編集]

  • 1968年(昭和43年) -青山学院大学法学部卒業後、東北銀行入行
    • 以降、人事部長、仙台支店長、企画部長兼広報室長等を歴任する
  • 1994年(平成6年) - 取締役企画部長兼広報室長委嘱
  • 1997年(平成9年) - 常務取締役企画部長兼広報室長委嘱
  • 2000年(平成12年)- 専務取締役
  • 2003年(平成15年)- 副頭取
  • 2004年(平成16年)- 頭取
  • 2014年(平成26年)- 代表取締役会長
  • 2015年(平成27年)- 取締役会長

脚注 [編集]

  1. ^ “東北銀頭取に村上氏 浅沼氏は会長就任へ”. 岩手日報. (2014年5月13日). http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140513_2 2014年5月15日閲覧。 
  2. ^ 『ニッキン縮刷版 41版 2004年』 日本金融通信社、2005年。