津野海太郎

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津野 海太郎(つの かいたろう、1938年 - )は、演出家、編集者、評論家。晶文社取締役、和光大学教授。

福岡県生まれ。本姓・鈴木。早稲田大学第一文学部卒。

大学卒業後の1962年に『新日本文学』の編集者となる。1965年には晶文社に入社。1998年まで、晶文社の編集責任者として、雑誌『ワンダーランド』をふくむ、数々の名著を編集。また、高橋悠治が主催していたミニコミ『水牛通信』の編集も担当。のち『季刊・本とコンピュータ』の編集長を務めた。

執筆活動では、演劇評論、書籍論などを多数、執筆。2003年、坪内逍遥伝『滑稽な巨人』で新田次郎文学賞受賞、2009年『ジェローム・ロビンスが死んだ』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

演劇活動では、1967年に結成した「六月劇場」(岸田森草野大悟樹木希林など)を皮切りに、1980年代なかばまで、「黒テント」でプロデューサー、演出家として活動する。おもな演出作品に、ブレヒト『夜打つ太鼓』、長谷川四郎『審判』、山元清多『さよならマックス』、津野構成『ラ・バラッカ』、高橋悠治構成『可不可』など。

[編集] 著書

  • 悲劇の批判 晶文社 1970
  • 門の向うの劇場 同時代演劇論 白水社 1972
  • ペストと劇場 晶文社 1980
  • 小さなメディアの必要 晶文社 1981
  • 物語・日本人の占領 朝日選書 1985 のち平凡社ライブラリー
  • 歩く書物 ブックマンが見た夢 リブロポート 1986
  • 本とコンピューター 晶文社 1993
  • 歩くひとりもの 思想の科学社 1993 のちちくま文庫
  • 本はどのように消えてゆくのか 晶文社 1996
  • 新・本とつきあう法 活字本から電子本まで 中公新書 1998
  • だれのための電子図書館? 大日本印刷ICC本部 1999
  • 読書欲・編集欲 晶文社 2001
  • 滑稽な巨人 坪内逍遥の夢 平凡社 2002
  • 本が揺れた! 1997-2001 大日本印刷ICC本部(本とコンピュータ叢書) 2002
  • ジェローム・ロビンスが死んだ ミュージカルと赤狩り 平凡社 2008
  • おかしな時代 『ワンダーランド』と黒テントへの日々 本の雑誌社 2008

[編集] 共著・編纂

  • 地図の記号論 方法としての地図論の試み 堀淳一ほか 批評社 1990
  • コンピューター文化の使い方 室謙二 思想の科学社 1994
  • 品格なくして地域なし 関川夏央ほか 晶文社 1996
  • 徹底活用「オンライン書店」の誘惑 晶文社 1998
  • 徹底活用「オンライン読書」の挑戦 二木麻里 晶文社 2000