洗口液

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洗口液(せんこうえき、mouthwash)とは、口臭を抑えたり、虫歯歯周病予防するための液体のこと。 デンタルリンスマウスウォッシュ口内洗浄剤とも呼ばれる。

概説[編集]

主に口腔内を殺菌するためや、口臭を抑えるために用いられている。基本的な用い方としては適量を口に含んで、20秒ほどクチュクチュと口の中で揉むようにした後、口から出し、歯ブラシ歯磨きを行う。あるいは、少量の洗口液を口に含んだまま歯磨きを行う[1]。ボトルタイプ、スプレータイプ、一回ずつに小分けした個包装のタイプなどがある。

歯磨きペーストを用いた歯磨きだけでは、歯のすきまに入り込んでしまった歯周病菌は除去しにくいので、歯の隙間などにも浸透する洗口液が用いられる。水で洗い流すと効果が薄れるので、うがいによって洗わない方が望ましい場合もある。

日本では、薬事法上の化粧品に分類されるものと、医療用医薬品に分類されているものがある。日本では、フッ化物配合洗口液は医療用医薬品として厚生労働省によって承認されており、歯科医療等で使用されているのである[2]

忙しい人などで、歯磨きの時間を短縮するために洗口液を口に含んだだけでマウスケアを済ませてしまう人もいる。だが、洗口液を用いていても、ブラシを用いた歯磨きが全く不要となるわけではなく、ブラシを用いた歯磨きも行わないと沈着した歯垢は除去することが出来ないので、歯ブラシを用いたブラッシングも行うことが勧められる。さらに歯磨きペーストも用いると、大抵の歯磨きペーストには研磨剤が含まれているので、歯垢がつきすぎている人などは、それをそぎ落とすの役立つ場合があるのである(ただしこうした研磨剤を用いて強くゴシゴシとブラッシングすることを長年続けると歯が徐々にけずれるなどの悪影響があることがあると歯科医から指摘されているので、その意味でも普段はペーストを用いずに洗口液を用いるのが勧められることがあるのである)。

洗口液とアルコール[編集]

多くの洗口液は口に含むと刺激があるが、これは液に含まれているエタノールによるものである。そのため、誤飲したりするとアルコールに弱い人は酔うことがある。また、洗口液でうがいした後すぐに車に乗ったりすると、飲酒検問で基準以上のアルコール濃度が検出されるおそれがある。このために近年では溶剤にアルコールを用いない、ノンアルコールタイプも出回るようになった。ノンアルコール・天然素材を使用したタイプも発売されている。また飲食店従業員向けにポーションタイプの使い切りタイプや業務用レンタル・マウスウォッシュディスペンサーも販売されている。

健康上の問題[編集]

洗口液は必ずしも必要なものではなく、あくまでも生活上の嗜好品であり、健康上の観点から不要だ[要出典]」と言う人[誰?]もいる。プロピレングリコールラウリル硫酸ナトリウムは毒性も指摘されている。しかし、洗口液に入っている殺菌成分や化学成分は大抵、一般の歯磨き粉にも含まれているものであり、使用される濃度から考えて、健康上にはさほど問題はない(濃度を考慮しなければ酸素ビタミンカルシウムさえ毒物扱いとなる)。

主なブランド[編集]

など

脚注[編集]

  1. ^ 口から出した後ブラッシングする方法も、口に含んだままブラッシングする方法も、ともに日本の歯科医で広く勧められている方法である。
  2. ^ 日本歯磨工業会

関連項目[編集]