沢木耕太郎
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| 沢木 耕太郎 | |
|---|---|
| 誕生 | 1947年11月29日(64歳) 東京都 |
| 職業 | 小説家 |
| 言語 | 日本語 |
| 国籍 | |
| 最終学歴 | 横浜国立大学 |
| ジャンル | 小説 |
| 文学 |
|---|
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| ポータル |
| 各国の文学 記事総覧 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
| 作家 |
| 詩人・小説家 その他作家 |
沢木 耕太郎(さわき こうたろう、1947年11月29日 - )は、日本のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。
自身の体験に基づいた旅行小説 『深夜特急』が代表作であり、この作品は後にテレビドラマ化もされている。
目次 |
[編集] 人物
東京都大田区生まれ。東京都立南高等学校(当時)を経て、横浜国立大学経済学部卒業。
大学時代、ゼミの指導教官は後の神奈川県知事、長洲一二であった。大学卒業後は富士銀行(当時)に入行するも、初出社の日に退社した。これは当日、出社途中に信号待ちをしているときに退社を決めたのだという[1]。
ルポライターとして1970年(昭和45年)、『防人のブルース』[2]でデビューし、1979年(昭和54年)には浅沼稲次郎暗殺事件で刺殺された浅沼と、犯人である右翼少年を描いた『テロルの決算』が第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したことで注目された。以後、スポーツや旅などを題材にした多数のノンフィクション作品を発表している。
[編集] 名前
「沢木耕太郎」は、ペンネームである[3]。雑誌の取材を受け、「あなたの本名はあらゆる文献を見てもどこにも掲載されていない。なぜなのか」と問われた沢木は、「ペンネームを使う以上、わざわざ本名を名乗るのなら使う必要がない」と答えている[3]。
[編集] エピソード
- 沢木は、アメリカで起こった「ニュー・ジャーナリズム」の影響を受けているが、小説 『一瞬の夏』[4](1981年)では、プロボクサー・カシアス内藤が2度目の世界チャンピオンに挑戦する姿を、取材者であり同行者である「私」を絡めて克明に描き、自ら「私ノンフィクション」と呼ぶ方法論に挑んだ。
- テレビ番組 『NHKスペシャル』には、自ら取材・構成を担当したうえで出演したことがある。
- 毎年12月24日の深夜に「旅」をテーマとして放送されるFMラジオ番組 『MIDNIGHT EXPRESS~天涯へ』(J-WAVE)には、DJとして出演している。
- 乗っていたセスナ機がブラジルのジャングルで墜落し、九死に一生を得た体験をもつ[5]。
- ノンフィクション作品集 『人の砂漠』では、所収作品のうち「鏡の調書」がドラマ化(NHK、1995年)されたほか、短編4編が学生らによって映画化された[6]。
[編集] 受賞歴
- 1979年 『テロルの決算』で第10回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
- 1982年 『一瞬の夏』で第1回新田次郎文学賞を受賞
- 1985年 『バーボン・ストリート』で第1回講談社エッセイ賞を受賞
- 1993年 『深夜特急 第三便』で第2回JTB紀行文学賞を受賞
- 2003年 これまでの作家活動で第51回菊池寛賞を受賞
- 2006年 『凍』で第28回講談社ノンフィクション賞を受賞
[編集] 作品
- 若き実力者たち 現代を疾走する12人 文藝春秋(1973年)のち文庫
- 敗れざる者たち 文藝春秋(1976年)のち文庫
- 人の砂漠 新潮社(1977年)のち文庫
- テロルの決算 文藝春秋(1978年)のち文庫
- 地の漂流者たち 文春文庫(1979年)
- 一瞬の夏 新潮社(1981年)のち文庫
- 路上の視野 1972~1982 文藝春秋(1982年)
- 「紙のライオン」「ペーパーナイフ」「地図を燃やす」文庫
- バーボン・ストリート 新潮社(1984年)のち文庫
- 深夜特急 第一便〜黄金宮殿 新潮社(1986年)のち文庫
- 深夜特急 第二便〜ペルシャの風 新潮社(1986年)のち文庫
- 馬車は走る 文藝春秋(1986年)のち文庫
- 王の闇 文藝春秋(1989年)のち文庫
- チェーン・スモーキング 新潮社(1990年)のち文庫
- 彼らの流儀 朝日新聞社(1991年)のち新潮文庫
- 深夜特急 第三便〜飛光よ、飛光よ 新潮社(1992年)のち文庫
- 象が空を 1982~1992 文藝春秋(1993年)
- 「夕陽が眼にしみる」「不思議の果実」「勉強はそれからだ」文庫
- 檀 新潮社(1995年) のち文庫
- オリンピア〜ナチスの森で 集英社(1998年)のち文庫
- 貧乏だけど贅沢 文藝春秋(1999年、対談集)のち文春文庫(2012年)
- 血の味 新潮社(2000年、初の長編小説)純文学書き下ろし特別作品 のち文庫
- 世界は「使われなかった人生」であふれてる 暮しの手帖社(2001年)のち幻冬舎文庫
- イルカと墜落 文藝春秋(2002年)のち文庫
- シネマと書店とスタジアム 新潮社(2002年)のち文庫
- 沢木耕太郎ノンフィクション 文藝春秋(全9巻、2002〜2004年)
- 一号線を北上せよ 講談社(2003年)のち文庫
- 無名 幻冬舎(2003年)のち文庫
- 杯 WORLD CUP 朝日新聞社(2004年)のち新潮文庫
- 冠 OLYMPIC GAMES 朝日新聞社(2004年)のち文庫
- 凍 新潮社(2005年)のち文庫
- 危機の宰相 魁星出版・學燈社(2006年)のち文春文庫
- 「愛」という言葉を口にできなかった二人のために 幻冬舎(2007年)のち文庫
- 246 スイッチ・パブリッシング 2007.4
- 旅する力──深夜特急ノート 新潮社(2008年)
- あなたがいる場所(短編小説集)新潮社、2011
[編集] 翻訳
- キャパ その青春(リチャード・ウィーラン)文藝春秋、1988
- キャパ その死(リチャード・ウィーラン)文藝春秋、1988
- 「キャパ その青春」、「― その戦い」、「― その死」 文春文庫、2004
- ロバート・キャパ写真集 フォトグラフス 文藝春秋 1988.6 解説
- カラ 孤独なハヤブサの物語 J・F・ガーゾーン 新潮社、1995/ 新潮文庫 2001
- 殺人者たちの午後 トニー・パーカー 飛鳥新社 2009.10
[編集] 写真集
- 天涯(全4巻)スイッチ・パブリッシング、1997- のち集英社文庫
- カシアス(2005年)写真家内藤利朗との共著。スイッチ・パブリッシング、2005 http://www.switch-pub.co.jp/library/photo/027/index.html
[編集] 編集
- 目撃者――近藤紘一全奇跡 1971~1986 文藝春秋 (1981年) のち文庫
[編集] 関連項目
- カシアス内藤(敗れざる者たち、一瞬の夏)
- E&Jカシアス・ボクシングジム
- エディ・タウンゼント(一瞬の夏)
- 輪島功一(敗れざる者たち、王の闇)
- Sports Graphic Number
- 浅沼稲次郎 (テロルの決算)
- 浅沼稲次郎暗殺事件
- 檀一雄 (檀)
- 円谷幸吉 (敗れざる者たち)
- 榎本喜八 (敗れざる者たち)
- 難波昭二郎 (敗れざる者たち)
- イシノヒカル (敗れざる者たち)
- レニ・リーフェンシュタール (オリンピア ナチスの森で)
- ジョー・フレージャー (王の闇)
- 山野井泰史 (凍)
- アルベール・カミュ(横浜国大での卒業論文テーマ)
- ロバート・キャパ
[編集] 脚注
[編集] 外部リンク
- 神様と一緒に(講談社G2掲載。トニー・パーカー「殺人者たちの午後」を翻訳)
