沖縄方言の表記体系
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この項目では、現代における沖縄方言の表記体系について解説する。沖縄方言の概観については沖縄方言を、琉球語の表記については、琉球語(en:Ryukyuan languages)もしくは日本語#方言と表記をそれぞれ参照のこと。
「方言」として、現代における沖縄方言が頻繁に文書化されるということはなく、一般的には、一部の観光地などで「めんそーれ」「シークヮーサー」などと、日本語の表記体系が、「限定的な手法」として用いられているに過ぎない。これは、現代における沖縄方言の標準的な正書法というものは存在しないからである。しかしながら、一部の言語学者や識者によって提唱されている表記体系が数例存在する。これらの表記体系の中で、沖縄方言を母語とする者の間に広く用いられている例はない。沖縄方言のローマ字表記の類は、とりわけ学術的な出版物において用いられている。
シークヮーサーの様々な表記例
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[編集] 種々の表記体系
- 慣習的な表記法: 前述のような「限定的な手法」が、沖縄県において散見される。
- 協議会による表記法: 沖縄方言の普及を図る目的で、沖縄語普及協議会によって表記法が考案されている(沖縄語普及協議会)[1]。
- 琉球大学の表記法: 琉球大学所轄の沖縄言語研究センターで考案されている表記法である。この表記法は、他の表記法とは違って、発音通りの表記を意図するもので、基本的に片仮名のみが用いられる。この項目では、便宜的に、相当する平仮名を用いて解説する。
- 新沖縄文字: 船津好明によって考案された表記法で、氏の著書である『美しい沖縄の方言』(ISBN 4-905784-19-0)において用いられている。この表記法は平仮名にのみ適用され、片仮名は慣習的な表記法と同じく、日本語表記同様に使われる(沖縄語教育支援文庫)。
[編集] 基本音節と開拗音
- 1: 単語の最初の部分。
- 2: 琉球大学表記法は例外で、 [i], [u], [e], [o] には常に ゐ、をぅ、え、を(ヰ、ヲゥ、エ、ヲ)を、[[ʔi]], [[ʔu]], [[ʔe]], [[ʔo]] には、常に い、う、いぇ、お(イ、ウ、イェ、オ)をそれぞれ用いる。
[編集] 合拗音
[編集] その他
| n 3 | 4 | 5 | |
|---|---|---|---|
| ん | っ | ー | |
| ' | 'n | ||
| 慣習 | ん | ||
| 協議会表記 | っん | ||
| 琉球大学 | |||
| 新沖縄文字 |
- 3: 撥音を参照。
- 4: 促音を参照。
- 5: 長音を参照。: 慣習的な表記法では、母音の長音は日本語と同様に表記されることもある。例えば、ō は「おう」と表記される。また、ū を「うう」と表記するように、母音のかな文字を重ねることもある。