江田島平八

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

江田島平八(えだじま へいはち)は宮下あきら作の漫画魁!!男塾』(およびその派生作品である『曉!!男塾 青年よ、大死を抱け』・『天下無双 江田島平八伝』・『天より高く』)に登場する架空の人物。苗字の『江田島』は海軍兵学校があったことで有名な広島県の江田島、名前の『平八』は東郷平八郎より。

[編集] 人物

男塾の塾長で元海軍少将。作中では、大豪院邪鬼ですら手も足も出ない、絶対的な人物として君臨している。自称「物わかりのいい塾長」で通っている。

わしが男塾塾長、江田島平八である!」の一喝であらゆることを解決させてしまう。この台詞は『男塾』シリーズを代表すると言っても過言ではないほど有名な台詞であり、『ジャンプアルティメットスターズ』やPS2版ゲームでは、そのまま彼の必殺技となっている。

軍神とまで謳われた海軍中将、江田島國義の一人息子として産まれる。幼くして結核により母を亡くし、その後東京帝大を最優秀の成績で卒業し(中曽根康弘元首相とは同期生で、”なかちゃん”と呼ぶ仲)、恩賜の金時計を終生のライバル、熊田金造と半分に切り分け合った。その後、海軍で将官として上り詰め(同時期、男塾の教官にも就任)、その活躍ぶりは太平洋戦争終結期のアメリカ大統領にも「EDAJIMAがあと10人いたらアメリカは敗北していただろう」と高く評価された。しかし、激戦区のサマン島で副指令の伊佐武光(伊佐財閥の嫡男、のちの藤堂兵衛)の裏切りにより、率いる部隊が全滅、自身も米軍機の機銃掃射を身に受けて瀕死の重傷を負う。同時に、当時共に学徒出陣で出征していた男塾での学友達も失ってしまった。

終戦後、江田島は来日したマッカーサー元帥と互角の殴り合いを演じ、友情を交わした。その後、中国大陸の様々な武術を体得するために武者修行の旅にでたとされる。普通の人間では数十年かかる修行をわずか数ヶ月で会得していったなどの逸話を持つ。そして伝統ある男塾の塾長の地位に就き、優秀な人材を育て上げた。

武人としても超超超一流で、大豪院邪鬼の挑戦を受けた時、あっさりと返り討ちにした。その肉体は「わしを倒したいなら核ミサイルでも持ってくるがいいーーっ!!」と豪語するほど頑強であり、常識はずれの身体能力を持つ超人である(余談だが、若い頃に核兵器の理論を確立させてしまっている)。また、戦車や戦闘機(零戦から最新鋭機まで)の操縦もこなし、飛行中の戦闘機から戦闘機に乗り移るという荒業もやってのける。また、宇宙空間一丁で「泳ぎ渡り」、生身で大気圏突入に耐えるなど完全なる「超人」である。しかし、普段は残った一本の髪の毛を大事にしたり、塾長室で弁当をかきこんでいたり、漫画を読んでいたりとお茶目な一面も持ち合わせている。軍国教育をしているものの、本質的には戦争は嫌い。

塾長として塾生たちを厳しく教育するが、その根底には塾生たちに対して深い愛情を抱いており、塾生が死亡したときには一蓮托生となる危険に身をさらしている。そのような愛情に塾生たちも答えており、江田島のためには命も惜しまない。天挑五輪大武会では、自ら「男塾第三の助っ人」として参戦し、冥凰島十六士のうち3人を撃破している。

『天より高く』の世界ではすでに男塾塾長の座を退いており、かの一喝も「わしが・男塾塾長、江田島平八である!」へと変わっている。初期の頃は老衰しきっており、実際一度死亡するのだが、主人公のソラがオリンピックから金メダルを手に帰ってくるとあっさり生き返り、以降はどんどん元気になっていった。

『曉!!男塾』の時代でも未だ現役であり、未だ衰えぬ闘志と漢気を見せつけている。 主人公の剣獅子丸の台詞で「天下無双。年も時代も関係なく、この言葉はあの人のためにある。」「あの人にとってそんなことは関係ない。すべての理屈や常識を超越しているんだ…。」と、江田島平八の凄まじさを物語っている。

[編集] 演じた役者

[編集] 関連事項

  • その人間離れした身体能力から、「格闘漫画で最強は誰か」と言う議論では『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎と双璧をなす存在として比較されることが多い。
  • ジャンプアルティメットスターズでは、HPが全キャラクター内で最高値となっている。
  • ナムコの3D格闘ゲーム『鉄拳シリーズ』のキャラクター三島平八のモデルである。ちなみに声優は3以降アニメ版『魁!!男塾』と同じく郷里大輔が演じている(1~2では本作でJ役の銀河万丈)。
  • 元中華民国総統李登輝が江田島に扮したことがあった。詳細については、李登輝を参照。
  • モデルは厳格な警察官であった作者の父親。
他の言語