毛利郁子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
毛利 郁子(もうり いくこ、1933年4月25日 - )は、日本の元女優。
[編集] 来歴
高知県出身。高校卒業後、親戚の経営する別府の旅館でフロント係を勤めている時、全国温泉旅館美人コンテストでミス温泉に選ばれる。
1956年、大映に入社。1957年、特撮映画「透明人間と蝿男」でデビュー。撮影所にペットとして持ち込むほどのヘビ好きとして知られ、猟奇的な映画で抜群の存在感を発揮。怪談映画をはじめ、勝新太郎の「座頭市」シリーズや市川雷蔵の「眠狂四郎」シリーズ等、51本の作品に出演。1960年代の日本映画の斜陽期において、妖艶な演技で映画界を牽引した。殊に「眠狂四郎」シリーズの第4作「眠狂四郎女妖剣」と第7作「眠狂四郎多情剣」において演じた「将軍家息女・菊姫」役は、その鬼気迫る演技と存在感は作品に鮮烈な印象を残した。
1969年12月14日、既に子供までもうけていた7年越しの妻子持ちの愛人男性と交際していたが、、その女性関係のもつれから刺殺して逮捕される(毛利郁子愛人刺殺事件)。1970年に一審で懲役7年、1974年に二審で懲役5年の判決が言い渡され服役し3年後の1977年に仮釈放。映画界を引退し現在は結婚して平穏な家庭生活を送っているという。
[編集] 主な出演映画
- 透明人間と蝿男(1957年)
- 白蛇小町(1958年)
- 執念の蛇(1958年)
- 消えた小判屋敷(1958年)
- 青蛇風呂(1959年)
- 「座頭市」シリーズ
- 座頭市物語(1962年)
- 座頭市牢破り(1967年)
- 長脇差忠臣蔵(1962年)
- 新選組始末記(1963年)
- 「眠狂四郎」シリーズ
- 眠狂四郎円月斬り(1964年)
- 眠狂四郎女妖剣(1964年)
- 眠狂四郎多情剣(1966年)
- 眠狂四郎無頼控 魔性の肌(1967年)
- 眠狂四郎悪女狩り(1969年)
- 妖怪大戦争(1968年)
- 秘録怪猫伝(1969年)