死にたいほどの夜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
死にたいほどの夜
The Last Time I Committed Suicide
監督 スティーヴン・ケイ
脚本 スティーヴン・ケイ
製作 エドワード・ベイツ
ルイーズ・ロズナー
製作総指揮 ピーター・エイブラムス
ロバート・レヴィ
J・P・グエリン
ピーター・ロック
ドナルド・クーシュナー
ローレンス・モートフ
出演者 トーマス・ジェーン
クレア・フォーラニ
キアヌ・リーブス
音楽 タイラー・ベイツ
撮影 ボビー・ブコウスキー
編集 ドリアン・ハリス
配給 日本の旗 ケイエスエス
公開 アメリカ合衆国の旗 1997年6月20日
日本の旗 1997年12月13日
上映時間 92分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $4,000,000[1]
興行収入 $46,362[1]
テンプレートを表示

死にたいほどの夜』(The Last Time I Committed Suicide)は、アメリカ映画。全米では1997年6月20日に、日本では1997年12月13日公開。

ジャック・ケルアックの小説『路上』の登場人物ディーン・モリアーティのモデルになったとされる人物ニール・キャサディの、放浪の旅に出るまでの前半生を描く。

ストーリー[編集]

やっと二十歳になろうというニールは、病院に見舞いに行くために、格好良く身支度を整えていた。恋人のジョーンが自殺を図り、入院中なのだ。ニールは夜勤で工場に勤める、しがない若者である。ニューヨークの新進作家ジャック・ケルアックと手紙のやり取りをしているが、ニール自身はいずれ小さな家を持ち、妻子と暮らす平凡な未来を夢見ていた。しかし現実には、日勤の仕事を得ることすら出来ず、玉突きに興じ、女の子を引っ掛けるのがニールの日常だった。やがてニールは心の負担を感じて、ジョーンの見舞いもやめてしまう。

他人の自動車を盗み、悪友のハリーや女の子たちと疾走するニール。そんなニールに、クリスマスの夜、リジーという年上の美人が声をかけて来た。いそいそとリジーの家へ同行するニール。そこで待っていたのは、退院したジョーンだった。

ジョーンと結婚の約束をするニール。リジーの夫は、念願だった日勤の仕事も紹介してくれると言う。しかし、外出したニールは悪友に引き止められ、ジョーンの元へ帰ることが出来ない。ようやく開放されたニールは、ジョーンとの関係を修復する努力を放棄し、路上で自動車を盗むと、どこへともなく走り去って行った。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替

スタッフ[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b The Last Time I Committed Suicide (1997)” (英語). Box Office Mojo. 2011年3月24日閲覧。

外部リンク[編集]