武刃街

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武刃街
ジャンル ハイスピード武侠アクション
対応機種 PlayStation 2
開発元 タイトー
レッド・エンタテインメント
発売元 タイトー
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 2003年12月25日
その他 CERO:全年齢対象
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武刃街』(ぶじんがい)は、2003年12月25日タイトーより発売されたPlayStation 2用ソフト。レッド・エンタテインメントとの共同開発。開発にはGacktが関わっており、主人公・劉王羽のモデルでもある。タイトー50周年記念ソフトとして大々的に制作され、多くの宣伝やメディアミックスも行われた。

ストーリー[編集]

科学兵器の暴走により崩壊しつつある世界。科学に変わって、己の肉体や生命エネルギーを信仰した武術が台頭し、いつしか西暦と呼ばれた暦は技暦と名を変えるようになる。

そして、世界の破滅を引き起こした月のマイクロウェーブ発射衛星により、アジア圏の人々が異形へと変貌を遂げ、「鬼」と呼ばれる魔物達が生み出された。そんな鬼達が巣食う島「剣鬼相見島」で武術の稽古に明け暮れる劉王羽は、自ら鬼と化した雷震龍の暴走を止めるべく戦地へ赴くのであった。

登場人物[編集]

劉 王羽(ラウ・ウォング)(Gackt
殴の元で武術を極めた武人。両親とは幼い頃に死別し、孤独の身である。二本の剣と様々な妖術を駆使し、人の身でありながら鬼にも引けを取らない武力を持つ。旅の途中で出会った蓉華には、本人も自覚が無いまま恋に落ちた。
漫画版でも主人公を務める。ゲーム同様口数は少なくただストイックに悪を斬る性格が標準だが、急にテンションが高くなる事も多かった。巨乳が嫌いと言う趣向も明かされる。
雷 震龍(レイ・ジェンロン)(声:山寺宏一
殴の元で剣の修行に励んだ劉のかつての同胞。「鬼を倒せるのは鬼だけ」と信じ、自ら外道の道へと堕ちた。鬼を作り出す力を会得し、四凶と呼ばれる強力な鬼達(ステージのボス)を従える。
漫画版ではラストシーンにシルエットでのみ登場。
蓉華(ヨーファ)(声:坂本真綾
劉を導く謎の女性。各地へ転移できるゲートを作り出した。終盤にて正体が明らかになる。
漫画版では最終回にのみ登場。時を司る女神とも呼ばれ、劉に時を超える力を与えたとされる。驚異的な戦闘力を誇ったが大した出番も無く物語が終了した。
殴 天災(ナグリ・テンサイ)(声:若本規夫
劉達の師匠であらゆる武術を治めた伝説の武人。
漫画版にも登場し、若本ボイスをネタにしてる。更に彼の孫も登場。

ゲーム内容[編集]

本作は、主人公の劉を操作してステージを攻略する3Dアクションである。行く手を阻む鬼達と対峙しながら、そのステージのボスを倒せばクリアとなる。ステージの攻略時にクリアタイムや、コンボ数などから数段階のスコア(上級、初級などのランク付け)が表示される。敵を倒すと現れる宝玉を沢山集めると、劉の基本ステータスを様々に上昇させる事が出来る。オマケ要素としてマップに点在する「太極印」を収集すると製作者のインタビュー映像や様々なオプションが解禁される。

劉の操作

二本の剣を装備した劉は、弧を描き舞を踊るような攻撃を得意とし全方向へ攻撃を繰り出す事が可能である。更に劉は、特殊なエネルギーを解き放つ妖術による、遠隔攻撃やステータスアップなどが可能である(ただし妖術の使用はMPを消費する)。ガードは基本的にオートであり、敵の攻撃に対して真正面を向くだけでほとんどの攻撃をガードできる。ただし連続してガードの出来る回数は、ガードゲージに定められた一定値のみでありゲージが全て無くなると敵の攻撃を捌く事が出来なくなる。こうした危機を想定してか横方向へ素早く移動する回避コマンドもあるので、窮地には上手く使い分ける必要がある。

本作独自のシステムとしては、剣戟カウンターが挙げられる。これは敵の攻撃のガードに成功した際に、攻撃ボタンを入力する事で防御から攻撃へと転ずる文字通りの反撃手段として用いられる。さらに敵の妖術攻撃をほぼ同様の手順で打ち返す妖術カウンターも存在し、従来のアクションゲームと比べて「武刃街は守勢に回っても強い」と言う事が特徴と言える。

舞台[編集]

逢魔寺(ほうまでら)
劉がかつて修行を積んでいた場所。各ステージへ移動するゲートがある。
ステージ中に拾得した霊珠を消費して主人公の強化も可能。
本堂には木人形が設置されており、剣技のトレーニングに活用できる。
舞台一・亡侠街(ぼうきょうがい)
夜の香港をモチーフとしたステージ。最初のステージであるため地形は比較的単純。
舞台二・聖淋境(せいりんきょう)
霧深い竹林のステージ。
舞台三・魔窟院(まくついん)
立体的な構造の石窟寺院。
舞台四・鬼哭城(きこくじょう)
複雑に乱立しているビル群を上へと上っていく。
舞台五・羅寒院(らかんいん)
吹雪が吹きすさぶ雪山。鬼の力により徐々に体力を奪われる。
雪山を抜けた先にあるのは、大空洞内に作られたさまざまな罠が待ち受ける巨大寺院。
舞台六・躍滅坑(やくめつこう)
前半は静かな洞窟、後半は溶岩がせり上がってくる火口を登っていく。
舞台七・我望雲(がぼううん)
雲海に浮かぶ足場を渡っていく高難度のアスレチックステージ。あまりの高難度のためか公式ページのFAQにクリア方法のムービーが掲載されている。
終着点にある塔には強力な鬼たちが待ち受けている。
舞台八・蠢鬼界(しゅんきかい)
雷 震龍が待ち構える最終ステージ。ボス戦のみである。

漫画版[編集]

『武刃街-斬皇伝説』のタイトルでマガジンZにて連載された。全二巻。脚本は本編同様、黒田洋介、作画は乾一郎。ゲーム本編とは殆ど関連性の見えないギャグ漫画であり、ゴルゴ13勇者シリーズなど有名作品のパロディ、下ネタ、萌え要素をも取り込んでいた。主人公の劉も毎回のように性格が変化し、作品の設定も本編とは比較にならないほど荒唐無稽であった。一巻の帯には「ヤリすぎた」と書かれている。

蓉華や剣鬼相見島が登場し、ようやくゲーム本編との関連が見えかけた途端に打ち切りとなり、自虐ネタとメタフィクションのオンパレードによる無茶苦茶な最終回を迎えた。単行本化の際は書き下ろし漫画として第二部が描かれたが、本編とは何の関係も無いただのネタであり、最後の最後まで暴走した作品であった。

漫画版の登場人物[編集]

和泉みすず
時空監視局「サイクロプス」の所長で、眼鏡を掛けた巨乳の美女。劉を敵視しており、何度も彼の元に現れてはチェーンソーやモーニングスターを振り回して襲い掛かるも軽くあしらわれる。元々は西暦であった頃、日本戦闘学園と言う戦士養成学校の電闘科の生徒であり、当時の劉の恋人であった。しかし数年で胸が急成長した為に劉にフられ、以降彼を付け狙うようになった。
銀河最強の暗殺拳と言われる「超電寺殺法」の使い手だが、蓉華には通じなかった。
カレン
劉の持つ剣「天霊剣」に宿る精霊で、天霊剣が人の姿を取ったもの。ぶりっ子な上に変態的趣向の持ち主。
ミイナ
劉の持つ剣「龍牙刀」に宿る精霊で、龍牙刀が人の姿を取ったもの。褐色肌で、ボーイッシュな性格の少女だが、カレンに比べると常識人。この二本の剣はあまりに強大な力を持ち過ぎているが故に、嘗て劉は片方を選び、もう一方を斬って消滅させねばならなかったが、敢えて両方を選んでいた。
骸双街の少女
剣国骸双街に住んでいた中華風の少女。劉によって剣国の住人の全てが斬られた際、最後に生き残った。三日間も劉から逃げた挙句、侵略者のロボットに襲われるも、劉に助けられる。実は劉が人々を斬ったのは剣技「時空超越斬」で剣国の人々を新天地へと避難させる為であり、最後は彼女自身も新天地へ転送された。
アンドロ宇目田
剣国を蹂躙する為にやって来た侵略者。劉曰く「いい名」。破片から無限に再生するモノリスモンスターシステムと、巨乳美女軍団に襲われると言う精神攻撃で劉を苦しめるも、そもそも劉は巨乳が嫌いであった為に失敗し、斬られて首だけになる。それでも諦めず拡散波動砲で劉を仕留めようとするも、宇宙船ごと斬られて死亡した。
ハグタン
カレンの攻撃で萌えキャラになってしまったみすずに付き添う、魔女っ子に付き物の小動物。カレンとミイナの戦いの巻き添えになって死んでしまう。
巨・コーン
槍国・千針街の青年で、究極の槍「槍・鎮(ヤリ・チーン)」を奪い、裸で、しかも股間に槍・鎮を装着して暴れていた。フニャチンであった為に子供の頃からいじめられていた為にそのコンプレックスから事件を起こした。最後は槍・鎮を劉に斬られたがフニャチンであった為に彼は無事であり、改心する。
湖・マーン
巨・コーンの幼馴染。巨・コーンを止める為に劉の案内役を買って出る。初対面の際、劉に「俺の後ろに立つな」と剣を向けられた。この二人や槍の名前の元ネタは極めて性的なものなのでここでの記述は避ける。また、このエピソードの構成は『ゴルゴ13』のパロディになっている。
沼占地(ぬましめじ)
日本戦闘学園の生徒。みすずをオペラに誘うが、彼女が劉しか眼中にない事を知り、自身の発明品で劉を倒そうとする。何度失敗しても新たな手で襲い掛かり、2366回目の戦いでは遥か宇宙の彼方の高度文明人の遺した究極兵器生物と分子レベルで融合してまで劉を倒そうとした。しかしそれでもあっさりやられ、首だけになってもみすずをしつこくオペラに誘っていた(蹴り飛ばされた)。
BBキング
自称・キレる男。巨大ロボですら一瞬で弱点を検索する能力と二丁拳銃で、嘗ては劉の相棒として共に闘っていた。しかし現在では悪に実を落とし、劉と対決。特殊兵器「BBショック」で劉を倒した。それは妹のBBクイーンを矢盾元に人質に取られていた為であり、彼自身も用済みとして処刑されそうになるが、劉を倒した兵器はみね打ちであり、無事だった劉とカレンによってBBクイーンは救出され、矢盾元に引導を渡した。
矢盾元(やたてはじめ)
自称・天才悪魔。見た目はジオン軍のような服装の禿げた中年。勇者ロボシシカバブー」で街を襲っていたが、劉とBBキングにあっさり敗れる。その際に下半身を失い、二人に復讐を誓った。BBクイーンを人質に取り、BBキングと劉を戦わせるが最期はそのBBキングに倒される。名前の元ネタは矢立肇
偽劉王羽
疑惑街に現れた劉の偽者。本物とは似ても似つかない小悪党的な面構えで、酒と女を侍らせる為だけにやって来た。しかし成り行きで鬼と戦う羽目になってしまい、これを屁で撃退し、英雄と祭り上げられる。更に襲い掛かってきたみすずにその場しのぎの愛の告白をしてしまい、しかも偽者とは気付かないみすずには好かれてしまった事で誤解はエスカレートして調子に乗っていく。しかし、疑惑街の住人は全員盗賊であり、利用されていただけと知る。一時は知らん振りを決め込もうとするが、みすずの言葉で奮起。勝てないと承知しつつも盗賊達に戦いを挑み、散って行った。その後現れた本物の劉は敢えて偽者を本物の劉と呼び、自分を「劉王羽から正義の心を受けついだ偽者」として盗賊達を倒した。しかしその後、みすずとの間でこの雰囲気をブチ壊しにするやり取りがあったらしい。
イヴルヴ・エヴ
不良街・希望学園の影の大番長。読者のアイデアから生まれたキャラであり、スライムっぽく、黄ばんでいる。当初は美人教師に変装(体の体積から考えてまず不可能な変装だった)して新任教師としてやってきた劉に近付くが、やがて本性を表し、不良達を率いて劉を捕らえる。しかし転校生の妻黒婦主(サイクロプス)君に完膚なきまで敗れ、劉に腐った性根を斬られた事で不良達共々正義に目覚めた。そして(劉が楽をする為に)各惑星で鬼達と戦わされた。
殴皇一馬(なぐりおうかずま)
殴天災の孫。異形の右手を持ち、悪を片っ端から殴り倒していた青年。自宅に戦災孤児を集めており、元々は孤児達や幼馴染のみさきの為、戦争の原因となった者たちを倒す為に拳を振るっていた筈だったが、戦えば戦うほど右手の暴力衝動に逆らえなくなっていた。やがて自分の思っていた正義と悪が絶対ではない事を知り、遂に右手は暴走し、劉と戦う事になる。右手はみさきをも殺そうとした為、劉の持っていた天霊剣で右手を切り落とす。しかし天霊剣は一馬の邪心のみを斬り、右手は元に戻っていた。そして殴天災の言葉で自分の本当の正義に気付き、戦いに向かって行った。
マガジンZ編集長
最終話にて打ち切りに怒って講談社を襲撃した劉に対し、本作のダメ出しをした。
キバヤシ
MMR マガジンミステリー調査班』よりゲスト出演。本作の打ち切りの理由を告げた。
斬斬斬ZZ(ザンザザンザザ)
コミックス書き下ろしの第二部の主人公。技暦100000年にて本能のみで動く「裸族」と戦う男。語尾に「ザザ」と付ける。
靡靡敏(ビビビン)
斬斬斬ZZの幼馴染で、斬斬斬ZZを様々な意味でサポートする美女。実は裸族のスパイであり、斬斬斬ZZの事が好きでありながら裸族を裏切れなかった。最期は劉が搭乗するコア・ファイターの突入に巻き込まれ、死亡。
日神裸王(にっしんらおう)
裸族当主。女体城にて、人類全裸化計画を画策する巨大な全裸の女。斬斬斬ZZの元に靡靡敏を送り込んでいたが、斬斬斬ZZの「弾弾弾ZZ(ダンダダンザザ)」を受けて死亡した。名前は日清ラ王から。

外部リンク[編集]

  • 公式サイト
武刃街BUJINGAI 公式WEB SITE
公式WEB SITE FAQコーナー