橋谷博

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橋谷 博(はしたに ひろし、1930年12月7日 - )は日本の化学者。島根大学名誉教授理学博士京都大学)。

経歴[編集]

京都府京都市生まれ。1953年立命館大学理工学部化学科卒業、同年助手。1958年日本原子力研究所研究員。1982年、公募に応じ、島根大学理学部化学科(現・総合理工学部物質科学科教授。「地方の人も物もない大学で教鞭をとりたい」のだったという。分析化学教室において、フィールドワークを旨とし、自ら潜水士免許を取得し宍道湖中海の水質調査を行い、「源五郎」の愛称で呼ばれ、本人も名刺に「潜水士 源五郎」と記していたという。

1964年理学博士京都大学)。学位論文の題は「Analysis of various kinds of uranium base alloys using extraction-photometric method 」[1]

定年退官後、松江市で「気象湖沼学研究室」を主宰する。この頃、人気番組「探偵!ナイトスクープ」に出演する。「宍道湖に、嫁が島に歩いてわたれる水中参道があると言うので渡ってみたい」という依頼への、案内役としてであった。1999年茨城県に転居。80歳近い今日も講演活動を行っているようであり、「自然への畏怖を体現する」として、神職の白装束をまとうなど、そのユニークなスタイルで人気がある。

関連事項[編集]

著書[編集]

  • 『源五郎のいずも風土記』松江今井書店、1996年11月。ISBN 4-89593-016-5 

脚注[編集]

  1. ^ 博士論文書誌データベース

外部リンク[編集]