樹状細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

樹状細胞(じゅじょうさいぼう、: dendritic cell)は、抗原提示細胞として機能する免疫細胞の一種であり、哺乳類の免疫系の一部を担っている。

抗原提示細胞とは自分が取り込んだ抗原を、他の免疫系の細胞に伝える役割を持つ。

皮膚組織をはじめとして、外界に触れる鼻腔や、腸管に存在し、その名のとおり周囲に突起を伸ばしている。表皮の樹状細胞はランゲルハンス細胞と呼ばれる。抗原を取り込むと樹状細胞は活性化され、脾臓などのリンパ器官に移動する。リンパ器官では取り込んだ抗原に特異的なT細胞B細胞を活性化する。樹状細胞は発現している表面抗原分子 (CD, cluster of differentiation) によってさまざまなサブセットに分類される。

<T-細胞関連樹状細胞>
 骨髄系樹状細胞(myeloid dendritic cell)
 形質細胞様樹状細胞(plasmacytoid dendritic cell)
 ランゲルハンス細胞(Langerhans cell)
 指状嵌入細胞(interdigitating cell)
 ヴェ-ル細胞(veiled cell)
 真皮内樹状細胞(dermal dendritic cell)

<B-細胞関連樹状細胞>
 胚中心樹状細胞(germinal center dendritic cell)
 抗原担送細胞(antigen-transporting cell)