横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校

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横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校
Sciencefrontier highschool.jpg
国公私立の別 公立学校(市立)
設置者 横浜市
学区 神奈川県全域
校訓 品性高潔 博学篤志
設立年月日 2008年11月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 理数科
学期 2学期制
高校コード 14315E
所在地 230-0046
神奈川県横浜市鶴見区小野町6
外部リンク 公式サイト
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横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(よこはましりつ よこはまサイエンスフロンティアこうとうがっこう)は、横浜市鶴見区小野町6番地にある横浜市立の全日制理数科高校である。略称「YSFH」。

目次

[編集] 概要

横浜港が開港150周年を迎える2009年平成21年)に、理化学研究所横浜研究所や横浜市立大学連携大学院などが立地する、京浜臨海部研究開発拠点「横浜サイエンスフロンティア地区」の一角に設立された。市立高校としては30年ぶりの新設高校。設立予算95億円。初年度の受験倍率は5倍を越え、県下公立高校で最高倍率となった。

5人のスーパーアドバイザーを助言者に迎えるほか、「科学技術顧問」として50人を超える大学・大学院や企業の研究者等外部専門家のサポートを受ける。先端科学技術4分野(生命科学、ナノテク・材料、環境、情報)の「ほんもの体験」をきっかけとした「驚きと感動による知の探究」を教育の理念として、先端科学技術の知識を活用して、世界で幅広く活躍する人間の育成を目指す。横浜市教育委員会より「進学指導重点校」に指定されている[1]

また、YSFHはテレビの情報・バラエティー番組や[2]、科学雑誌『Nature』でも紹介されたことがある[3]

[編集] 特徴

  • 横浜市立大学チャレンジプログラム
    横浜市立大学チャレンジプログラム」により、2年次から3年次にかけて、横浜市立大学教員による指導を受けた生徒のうち、10名程度が横浜市立大学国際総合科学部(理学系)に進学する、特別入学枠が設けられる。
  • サイエンスリテラシー
    教育内容の特色の目玉である、1・2年次全員が必修する「サイエンスリテラシー」(週2時間、総合学習の時間を使用)では、1年次前半でスーパーアドバイザーなどによる特別講演により科学を学ぶ者としての心構えを学ぶとともに、プレゼンテーション技法などの情報リテラシーを学び、1年次後半は、先端科学技術4分野の実験・実習を少人数グループごとに体験し、2年次には、各自が決めたテーマに関する課題研究を行う。2年次後半には、課題研究発表(最終的には英語によるプレゼンテーションを行う)を行う。
  • 理化学研究所との連携
    同校の教育に関し、独立行政法人「理化学研究所」横浜研究所と連携協定を締結している。理研は、これまで国内外の多くの大学、研究機関、企業との連携を行っているが、高校に関して連携の協定を行うのは初となる。協定に基づき、理研の研究者による出張講義や生徒の理研研究施設訪問、高校教員に対する研修などが行われる。
  • 日本国外姉妹校・インターナショナルスクールとの提携
    横浜市の姉妹都市のひとつであるカナダ、バンクーバー市の「デイビッド・トンプソン・セカンダリー・スクール」と姉妹校提携を結んでいる。2009年度より生徒が相互に訪問するなどの交流が進められる。
    また、日本最古のインターナショナルスクール「サンモール・インターナショナル・スクール」との間で、教育協力協定を締結している。
  • 海洋研究開発機構 (JAMSTEC) との連携
    同校の教育に関し、独立行政法人「海洋研究開発機構」と教育の連携協定を締結している。これまで12の大学との間で、連携大学院等の協定を交わしてきたが、高校に関するこの種の協定締結は初。
  • 常任スーパーアドバイザー
    5人のスーパーアドバイザーのうち、和田昭允が常任スーパーアドバイザーに就任した。週1回来校し、生徒と直接対話する「和田サロン」が鶴見川に面したリバービューラウンジで行われている。
  • 文部科学省指定スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
    平成22年度文部科学省スーパーサイエンスハイスクールに指定された。
    2010年(平成22年)8月にパシフィコ横浜で開催された全国の指定校が参加する研究発表会で、ポスター発表特別賞受賞
  • 文部科学省指定コアスーパーサイエンスハイスクール(コアSSH)
    平成23年度文部科学省コアスーパーサイエンスハイスクールに指定された。

[編集] 校長

初代校長には、前神奈川県立柏陽高等学校校長の佐藤春夫が就任した。佐藤は1969年昭和44年)に数学教諭として赴任した新設後まもない柏陽高校において、東京大学京都大学等の難関校に合格者を送り出した。

2002年(平成14年)から同校の校長を5年間務めたが、その間文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定を受け理系教育に力を入れ、また校長の立場においてもなお自ら教鞭をとるなど熱心な指導を通して国公立大学の合格者数を急増させるなどの実績を残した[4]

[編集] 通学区域

横浜市立高校であるため、通学区域(学区)は横浜市内全域となるが、「神奈川県では唯一の公立理数科高校」であり(全校が理数科単一学科)、意欲ある生徒をより幅広く募集するため、学区外からも71名(募集定員237名の30%)を上限として入学を許可するという入試制度を採用していたが、2011年6月28日の横浜市教育委員会において、2012年度(平成24年度)入試からは全県学区となることが決定した。これにより横浜市立学校の中では、横浜商業高校商業科と同様に学区のない(神奈川県在住者なら誰でも入学できる)高等学校となった。

[編集] 入学者の選抜

[編集] 前期選抜

前期選抜では、面接のほか、自己表現活動(説明文を読み、提示された資料を活用し、与えられた課題に対して自分の考えを記述する)が実施される。制限時間60分で2題の記述式である。調査書の評点(中学2年生及び3年生の成績)では、理科、数学、英語の評点が重点化(2倍)される。

[編集] 後期選抜

後期選抜では、二段階の選抜が行われ、第1次選抜(後期選抜の80%)では、学力検査と調査書の比重は6:4(調査書の英・数・理は2倍に重点化)、第2次選抜(後期選抜の20%)では、調査書は選考の対象とせず、理科、数学、英語、国語4教科の学力検査のみで選考が行われる。 この第2次選抜は、2012年春実施の入学者選抜から廃止される。

学力検査は、初年度は神奈川県立高校の共通問題が使用されたが、平成22年から平成24年度入試の3年間のみ国語、数学、英語の三教科においては独自問題が出題された。 これ以降の入試は問題を作成する負担が重いことから独自問題が廃止され、共通の学力検査と面接が実施される。 また、それに加えて前期選抜と後期選抜の統合が行われる。

[編集] 校舎

敷地面積約29、200m²、延床面積約25、000m²。

生命科学実験室、ナノ材料創製室、環境生命実験室、電子顕微鏡室などの特色ある20室の実験・実習室を備え、学習諸室には、冷暖房や校内LANが完備される。その他の施設、設備としては、天体観測ドーム、CALL教室、アリーナ、トレーニングルーム、プール、370人収容のホール、生徒用コンピュータ400台など。事業費は約94億円(建設費、維持管理費等PFI事業費)。

敷地内に、東京大学大学院附属植物園(小石川植物園)から寄贈されたニュートンのリンゴの樹とメンデルのブドウの樹、Natureから寄贈された月桂樹の樹が植えられている。

[編集] 校歌

校歌「知の開拓者」は、横浜市出身のシンガーソングライター、オオゼキタクが作詞・作曲を手がけた。2009年(平成21年)4月5日の開校記念式典では、オオゼキタクが第一期生や保護者など約800人の前で自ら披露した。この曲のCDは当校のみで限定販売している。

[編集] 主な行事

  • 体育祭
    生徒主導で行われる体育祭である。 各学年ごとに6色の色にチームを分けて行い、総合得点を競う。
  • 蒼煌祭
    文化祭である。名前の由来はスクールカラーの“青(蒼)”に、校歌の歌詞の一部である“煌めく”を合わせたものである。土、日の2日間行われる。 なお各団体が出し物をする際、何かしら"サイエンス(科学)"に関連付けなければならない。
  • スポーツ大会
    学年ごとにサッカー、卓球、ソフトボール、およびバレーボール等の球技を行う(雨天時には種目が変わる)。

[編集] 部活動

  • 運動部
    • ボクシング部
    • ソフトテニス部
    • テニス部
    • 硬式野球部
    • サッカー部
    • バドミントン部
    • バスケットボール部
    • ラグビー部
    • 水泳部
    • 剣道部
    • 陸上部
    • 卓球部
  • 文化部
    • 軽音楽部
    • 音楽部
    • 茶道部
    • 棋道部
    • 理科調査研究部
    • 自然科学部
    • 数学物理部
    • 文芸部
    • 天文部
    • 航空宇宙工学部
    • Machine tech

[編集] 交通

[編集] 不祥事

- 2011年(平成23年)7月、同年4月に副校長に就任した数学教師が、実際には英語教師であり無免許であったことが発覚した[5][6]。また同教師は横浜市立大学商学部卒業であるにも係わらず東京大学理学部出身であると自称、神奈川県教育委員会にも虚偽の学歴を報告をしており、同月中に懲戒処分となった[5][6]

[編集] 書籍

  • 菅聖子『子どもが幸せになる学校―横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦』2010年

[編集] 脚注

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  1. ^ 横浜市立高等学校 教育振興プログラム
  2. ^エチカの鏡〜ココロにキクTV〜 超英才教育スペシャル第2弾」(フジテレビ)
  3. ^ Nature 2009年7月9日号
  4. ^ 横浜サイエンスフロンティア高校開設準備室長(校長予定者)が決定 神奈川県横浜市プレスリリース 2008年3月28日告示
  5. ^ a b 「副校長が学歴書類偽造 免許なく数学授業」『日本経済新聞』平成23年7月30日夕刊
  6. ^ a b 「東大理学部卒」横浜の高校副校長が学歴詐称 教員免許状を偽造、停職6カ月に(日本経済新聞2011年7月30日)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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