楕円積分
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以下の積分をそれぞれ、第一種、第二種、第三種の楕円積分(だえんせきぶん)という。



を母数(modulus)、
を特性(characteristic)という。母数
の代わりにパラメーター
、或いはモジュラー角
を用いることもあり、慣れない人を混乱させる種になっている。日本語の場合は、特性
を助変数(通常はparameterの訳語)と称することもあるので更に注意が必要である。
楕円の弧長など、三次式、或いは四次式の平方根の積分は楕円積分に帰着し、初等的に求まらないことが知られている。
目次 |
ルジャンドルの標準形 [編集]
最初に示したものはヤコービの標準形であるが、ヤコービの標準形において
と置けば幾らか簡単なルジャンドルの標準形が得られる。



特定の母数の場合 [編集]




また特に
のとき、第三種楕円積分は第二種楕円積分で表すことができて、

となる。
第一種完全楕円積分 [編集]
第一種完全楕円積分は、第一種楕円積分の積分範囲を
までとしたものである。

のテイラー級数に展開した後、ウォリスの公式を用いて項別に積分すると

となる。ただし、
と定義する。
第二種完全楕円積分 [編集]
第二種完全楕円積分は、第二種楕円積分の積分範囲を
までとしたものである。

のテイラー級数に展開した後、ウォリスの公式を用いて項別に積分すると

となる。ただし、
と定義する。
ルジャンドルの関係式 [編集]
次の恒等式をルジャンドルの関係式という。

ランデン変換とガウス変換 [編集]
次の恒等式をランデン変換という。

次の恒等式をガウス変換という。

楕円積分の応用 [編集]
楕円の求積 [編集]
楕円
の弧長は、

となる。離心率
を用いれば、上式は、

となり、第二種楕円積分が現れる。 したがって、楕円の円周上で
座標が
の点から
座標が
の点までの弧長は
となる。 ここで
とすれば楕円は真円になり、弧長は
となる。 (ここでは
が
軸の方向になっていることに注意すること。)
「子午線弧#子午線弧長の計算」も参照
単振子の周期 [編集]
「自由振動#振り子」を参照
の場合は逆