梅光学院大学女子短期大学部

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梅光学院大学女子短期大学部
大学設置 1964年
創立 1872年
廃止 2006年
学校種別 私立
設置者 学校法人梅光学院
本部所在地 山口県下関市向洋町1-1-1
学部 言語コミュニケーション科
  旧:日本文学科[1]
  旧:英米文学科[1]
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梅光学院大学女子短期大学部(ばいこうがくいんだいがくじょしたんきだいがくぶ、英語: Baiko Gakuin University Women's Junior College)は、山口県下関市向洋町1-1-1に本部を置いていた日本私立大学である。1964年に設置され、2006年に廃止された。大学の略称梅短(ばいたん)。 学生募集は2004年度まで。2005年度より梅光学院大学への全面改組により短期大学部は学生募集を停止し、2006年9月12日に、正式廃止となった[2]

概要[編集]

大学全体[編集]

  • 学校法人梅光学院により運営されていた日本私立短期大学1964年、学校法人学校法人梅光女学院により設置された梅光女学院短期大学に始まる。梅光学院大学に先駆けて開学し、大学開学後も併設型の短大として学生募集をおこなってきたが、大学に統合されついに廃止となる。元々は2つの学科を擁していたが、最終的には学科統合により1学科体制となる。

教育および研究[編集]

  • 言語コミュニケーション学科が置かれ、それらには「日本語コミュニケーション」・「英語コミュニケーション」・「人間関係」の各コースが設置されていた。ちなみに「日本語コミュニケーション」コースは日本文学科、「英語コミュニケーション」コースは英米文学科とそれぞれ旧来の教育内容を引き継いだものとなっていた[3]
  • 一般教育科目 には「キリスト教と人間」と題した宗教系科目が開講されていた。

学風および特色[編集]

  • アメリカ人宣教師のヘンリー・スタウト夫妻により創設された英語塾「スタージェス・セミナリー」が起源となっていることから、キリスト教思想に基づいた教育がベースとなっていた。
  • 国際交流が盛んであり、アメリカカリフォルニア州における海外研修が実施されていた。

沿革[編集]

東山学院 旧スチイル記念学校 スタージェス・セミナリー 手彩色絵葉書
  • 1879年 長老派教会である、日本基督教会牧師服部章蔵山口市光塩学校を開設する。
  • 1890年 光塩学校、広島市の広陵女学校を合併し山口英和女学校となる。スタージェス・セミナリー、梅香崎女学校となる。
  • 1892年 山口英和女学校が光城女学院と改名される。
  • 1914年 梅香崎女学校と光城女学院が合併し、下関梅光女学院が誕生。
  • 1941年 財団法人下関梅光女学院設立。
  • 1951年 学校法人梅光女学院設立。
  • 1964年 梅光女学院短期大学として開学。英文学科を置く(在学者数85[4])。
  • 1965年 国文科を増設(在学者数は79[5]
  • 1974年 学科名の変更が行なわれる。
    • 国文科→日本文学科
    • 英文学科→英米文学科
  • 1975年 梅光女学院大学短期大学部と改称。
  • 2000年 言語コミュニケーション学科に統合。
  • 2001年 梅光学院大学女子短期大学部 に改称。 
  • 2004年度をもって学生募集を終了。
  • 2006年9月12日正式廃止[2]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 山口県下関市向洋町1-1-1

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 言語コミュニケーション学科
旧学科[編集]
  • 英米文学科
  • 日本文学科

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • なし

取得資格について[編集]

資格

教職課程

  • 中学校教諭二種免許状
    • 国語:言語コミュニケーション科の前身である日本文学科において設けられていた[6]
    • 英語:言語コミュニケーション科の前身である英米文学科において設けられていた[6]

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

大学関係者[編集]

氏名 備考
初代 広津信二郎 1964年 梅光女学院短期大学開学。
2代 佐藤泰正 -
3代 中野新治 2001年 梅光学院大学女子短期大学部と改称。

出身者[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 基本的には大学と共同。

[編集]

  • 「スターヂェス・ホーム」

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

系列校[編集]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

編入学・進学実績[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 学生募集は、1999年度最終。
  2. ^ a b 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』291頁より。
  3. ^ a b c d e 2001年度入学案内小冊子より。
  4. ^ 昭和40年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す)34頁より。
  5. ^ 昭和40年度版『総覧』38頁より。
  6. ^ a b 1999年度用『全国短期大学案内』(梧桐書院)520頁より。

関連項目[編集]

関連サイト[編集]