格子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

格子(こうし、lattice)は周期的に並んだ区切り、仕切りのこと。格子戸、鉄格子などとして一般的にも使われる。

目次

[編集] 自然科学

物理学において格子は非常に重要な用語である。結晶を表現するものとして結晶格子がある。他にもイジング模型などでは、格子点上にスピンがある問題が取り扱われる。このようなモデル計算では、格子は非常に良く利用される。さらに素粒子物理学などを表現する場の量子論では格子ゲージ理論という大変重要な手法がある。

幾何学においては、平面上ののうち、x座標、y座標がともに整数であるような点を格子点と呼ぶ。

格子の形状から名付けられたものに、正方格子、三角格子、立方格子、篭目格子、人名から名を取ったものに戸田格子や近藤格子などがある。

[編集] 建築

格子は、角材を縦横の格子状に組み上げた建具。中間に補強用の水平材が入らずに、角材を縦方向に並べたものも格子と言うが、厳密には連子という。先に取りつけたり、引き戸や扉に戸板の替わりにこれを用いた格子戸などがある。装飾的な効果もあるため欄間や襖、障子等の内部建具にも付けられた。いずれの場合も建物の採光側に用い、内部での採光と通風を確保しつつ、外部からの進入と視界を制限できる効果がある。

大名屋敷や陣屋、城郭などではその効果を利用して物見用の出窓に格子を付ける(出格子)ことがあり、城郭の場合には敵の侵入などを防ぐためにほぼ全ての窓を太めの角材で造られた格子とすることが多かった。また、採光と視線の遮りの効果以外にも、牢や檻などの動物や人等を収める部屋の建具(鉄格子等)として、用いられることもある。

[編集] 格子の例

[編集] 関連項目