核磁子

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核磁子
5.050 783 43(43) ×10−27 J/T
相対標準不確かさ 8.6 ×10−8
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核磁子(かくじし、: nuclear magneton、記号 \mu_\mathrm{N}\,)は磁気モーメント物理定数。まれに核ボーア磁子ともよばれる。核磁子は以下で定義される。

\mu_\mathrm{N} = \frac{e \hbar}{2 m_\mathrm{p}}

ここで

e\!電気素量
\hbar換算プランク定数
m_\mathrm{p}\!陽子静止質量

SI単位系では、核磁子の値はおよそ

\mu_\mathrm{N}\! = 5.050 783 24(13) × 10-27 JT-1

である[1]。陽子は電子と同じ電気素量をもち、質量が約1840倍であるため、核磁子は電子のボーア磁子のおよそ1840分の1である。

単純に考えると、核磁子の値は陽子の磁気モーメント \mu_p とほぼ等しいはずである。また中性子は電荷をもたないため、磁気モーメント  \mu_n は零であるはずである。しかし実際にはこれらの値は単純な理論値とは大きく異なっている。これは異常磁気モーメントとよばれ、陽子や中性子がクォーク構造をもっていることが原因と考えられる(異常磁気モーメントも参照)。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ CODATAによる値[1]