柳瀬郁夫

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柳瀬 郁夫(やなせ いくお、1972年 - )は、日本工学者である。埼玉大学工学部准教授結晶構造の制御による二酸化炭素吸収セラミックスの開発、ゼロ熱膨張セラミックスの開発などを研究。

略歴[編集]

著書[編集]

共著[編集]

  • 『理工学のための線形代数』、長澤壯之(編著)、江頭信二・榎本裕子・古城知己・鈴木輝一・矢口裕之・柳瀬郁夫(共著)、培風館、2013年

論文[編集]

単著[編集]

  • 「粉末法高温・低温X線解析による合成ポルーサイトの熱膨張特性評価」、『CACS forum』、埼玉大学分析センター編、21、2001
  • 「格子内空間を利用した負の熱膨張を示す新規セラミックスの設計」、『旭硝子財団助成研究成果報告』、2007
  • 「金属酸化物を用いたCO₂の分離回収」、『未来材料』、10(7)、2010

共著[編集]

  • 「ポルーサイトの結晶構造と低熱膨張機構」、『日本セラミックス協会年会講演予稿集』、1996 (11)、1996
  • 「四面体カチオンを同形置換したポルーサイト粉末の熱膨張特性」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、10 (261)、1997
  • 「合成した立方晶系リューサイト化合物の熱膨張特性」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、11 (317)、1998
  • 「合成した立方晶系リューサイト型化合物の熱膨張特性」、『日本セラミックス協会学術論文誌』、108 (1253)、2000
  • 「ナノ粒子スラリーのコンビナトリアル混合プロセスの開発」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、13 (3)、2000
  • 「混晶を用いた希土類元素の合成」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、14 (250)、2001
  • 「立方晶系不足型リューサイト化合物の熱膨張特性」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、14 (274)、2001
  • 「部分置換型立方晶系リューサイト化合物の合成とその熱膨張特性」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、15 (21)、2002
  • 「コンビナトリアルケミストリーによる擬三元系複合酸化物の合成と評価 (1)」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、15 (49)、2002
  • 「立方晶リューサイト多孔質体の作製とその低熱膨張特性」、『日本セラミックス協会秋季シンポジウム講演予稿集』、15 (204)、2002
  • 「コンビナトリアルケミストリーを利用した電池材料合成」、『電池技術』、15、2003
  • 「コンビナトリアル湿式・乾式合成法による無機機能性材料の探索」、『表面』、41 (2)、2003
  • 「非晶質仮焼粉末を用いたポルーサイトの焼結とその低熱膨張特性」、『日本セラミックス協会学術論文誌』、111 (1296)、2003
  • 「コーディエライト/ジルコン焼結体の緻密化」、『埼玉大学地域共同研究センター紀要』、5、2004
  • 「高強度なコーディエライト/ジルコン複合焼結体の作製」、『埼玉大学地域共同研究センター紀要』、6、2005
  • 「フレキシブル基板のマイグレーション試験」、『電子情報通信学会技術研究報告』、105 (28)、2005
  • 「低熱膨張置換リューサイト多孔体の細孔構造に及ぼすボールミル効果」、『日本セラミックス協会学術論文誌』、114 (1336)、2006
  • 「低熱膨張立方晶リューサイト化合物の開発」、『セラミックス』、46(11)、2011

受賞[編集]

  • 1995年 日本MRS研究発表会奨励賞
  • 1996年 日本セラミックス協会関東支部研究発表会優秀賞

関連項目[編集]

外部リンク[編集]