柯隆

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柯 隆
(か りゅう)
生誕 1963年10月(60歳)
中華人民共和国の旗 江蘇省南京市
国籍 中華人民共和国の旗 中国
研究機関 長銀総合研究所
富士通総研
東京財団政策研究所
母校 金陵科技学院日本語学科卒業
愛知大学法経学部卒業
名古屋大学大学院
経済学研究科修士課程修了
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柯 隆(か りゅう、英語Ke Long1963年10月[1] - )は、日本エコノミスト。学位は修士(経済学)名古屋大学1994年)。公益財団法人東京財団政策研究所主席研究員、静岡県立大学グローバル地域センター特任教授、広島経済大学経済学部特別客員教授株式会社富士通総研経済研究所客員研究員。

株式会社長銀総合研究所国際調査部研究員、株式会社富士通総研経済研究所主席研究員などを歴任した。

来歴[編集]

中華人民共和国江蘇省南京市にて生まれ育つ[2]1986年金陵科技学院中国語版日本語学科を卒業し、1988年日本に渡る[2]愛知大学法経学部を経て、名古屋大学大学院経済学研究科修士課程修了[2][3][4]1994年長銀総合研究所入社[2][3][5]。国際調査部などでエコノミストとして活動した後、1998年富士通総研入社[2][3][5]。同社の経済研究所にて主任研究員、上席主任研究員、2007年より富士通総研経済研究所主席研究員を務める[2]2018年東京財団政策研究所主席研究員、富士通総研経済研究所客員研究員[2][3][5]

社外では、2000年から2009年にかけて、大蔵省(のちの財務省)にて外国為替審議会の委員を務めた[2]。大蔵省(財務省)の施設等機関のひとつである財務総合政策研究所では、中国研究会の委員を務めた[2][6]。また、2001年から2002年にかけて、日本貿易振興機構にてアジア経済研究所の業績評価委員会の委員を務めた[2]2011年からは、国際経済交流財団にて『Japan spotlight』の編集委員を務めている[6]

教育研究機関では、浙江大学客員教授(1999年 - 2005年)[5]慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所客員研究員(2001年 - 2005年)[5]を務めた。2012年からは広島経済大学特別客員教授[7][8]および静岡県立大学グローバル地域センター特任教授[1][9]を務める。

人物[編集]

日本語英語に堪能であり、日本語検定1級、ケンブリッジ大学ESOL試験などの資格を持つ[10]。2018年、樫山奨学財団より樫山純三賞が授与された[11][12][13]

略歴[編集]

賞歴[編集]

出演[編集]

主な著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 「柯隆氏プロフィール」『柯隆氏プロフィール | SciencePortal China科学技術振興機構
  3. ^ a b c d e f g 「経歴」『柯 隆 : 富士通総研富士通総研
  4. ^ a b c 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  6. ^ a b c 「主な社会活動」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
  7. ^ 「広島経済大学特別客員教授による教養特別講義日程」『広島経済大学広報』116号、広島経済大学2012年4月1日、2面。
  8. ^ 「特別講義」『特別講義|広島経済大学広島経済大学
  9. ^ 「研究部門」『スタッフ | 静岡県立大学 グローバル地域センター静岡県立大学グローバル地域センター
  10. ^ 「資格」『柯 隆 : 富士通総研富士通総研
  11. ^ 「第13回樫山純三賞の受賞者が決定いたしました」『::財団法人樫山奨学財団::樫山奨学財団、2018年10月4日。
  12. ^ a b 「第13回樫山純三賞表彰式」『::財団法人樫山奨学財団::樫山奨学財団、2018年11月13日。
  13. ^ 「柯隆特任教授が第13回『樫山純三賞』を受賞」『柯隆特任教授が第13回「樫山純三賞」を受賞 | ニュース | 静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学、2018年11月27日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]