染・清流館

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染・清流館

染・清流館(そめ・せいりゅうかん)は、京都市中京区にある染色をテーマにした染色専門美術館。ロウ染や絞り染などの染色芸術を展示する美術館で、世界初の染色に焦点を当てた専門美術館である。呉服の企画・製造・販売などを手がける大松株式会社(京都市中京区)が、「日本の染色アートを世界に向けて発信する」ことを目的として、2006年京都にオープンした。「染色のまち・京都」を拠点に活躍する作家100名の作品約500点を所蔵し、巨匠から新鋭まで様々な染色作家達の作品を展示している。1991年には、NHK京都放送局京都新聞社の後援、京都中央信用金庫の協賛で『第一回染・清流展/京都市美術館』が開催された。以後東京(目黒区美術館)で開催(後援/毎日新聞社)するなどし、現在16回を迎え継続中である。

『清流館』は、その名を南禅寺にある山荘「清流亭」に由来する。  

施設概要[編集]

京都芸術センターの北隣に位置したビルの6階に構える。同館のエントランスは落ち着いた色で高級感が演出され、館内は約150畳の畳が敷きつめられており、靴を脱いで、じっくり落ち着いて作品を鑑賞することができる。作品の中には多彩な技法を駆使した染色品が並び、幾何学模様に現代アートを思わせる作品も展示している。

過去の展覧会[編集]

2007年[編集]

  • 2007年3月 SOME・RIMPA展
  • 2007年4月 三浦景生展
  • 2007年5月 藍染といけばな 三人展
  • 2007年7月 祭を染める二人展
  • 2007年11月 染色の領域展 Vol.1 彷徨

2008年[編集]

  • 2008年1月 染色の領域展 Vol.2 俯望
  • 2008年3月 女流六人展
  • 2008年5月 祇園舞妓衣裳展
  • 2008年6月 からの発言 〜四人展〜
  • 2008年9月 表紙原画展 〜黒田 暢〜
  • 2008年10月 表紙原画展 〜三浦 景生〜
  • 2008年11月 期待の新鋭作家展 〜めくるめく色彩とイメージ〜
  • 2008年12月 期待の新鋭作家展 それぞれの表現

2009年[編集]

  • 2009年1月 忘れ得ぬ染色作家たち展
  • 2009年3月 麻田 脩二展
  • 2009年4月 染・京都百景展

利用案内[編集]

所在地

アクセス

駐車場

  • 近くに京都市営駐車場あり

開館時間

  • 午前10時〜午後5時

休館日

  • 毎週月曜日(祝日の場合翌日)8月、年末年始、展示替臨時休業あり

入館料

  • 個人
大人300円/大学生・高校生200円/中学生・小学生 無料/障害者200円
  • 団体15名以上
大人250円/大学生・高校生150円/中学生・小学生 無料/障害者150円

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度0分20.1秒 東経135度45分30.2秒 / 北緯35.005583度 東経135.758389度 / 35.005583; 135.758389