松田晃演

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松田 晃演(まつだ あきのぶ、1933年 - )は、日本クラシックギター奏者。20世紀の音楽の神様と言われたアンドレス・セゴビアの高弟である。アンドレス・セゴビアは松田晃演を評して以下のようなメッセージを残している。

  • 「芸術家として、また、友人として彼を愛する」(1980年
  • 「どのような複雑なパッセージも易々と演奏するテクニックを持っている。今では彼は自分の翼で高く、見事に飛んでいる」(1982年

近年、ヴァイオリンで言えばストラディヴァリウスに相当する、アントニオ・デ・トーレス作の名器を使用してコンサート活動、CD制作などを行っている。その演奏からはセゴビアのギター芸術の継承、トーレスによる神秘的で美しい音、自身の著書で芸術を探求する姿は哲学者であると述べているような松田の独自性により松田晃演の個性的な世界、深い哲学性を感じることができる。これはCD「サウンドオブザギター4」や演奏会などで実証している。

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[編集] 経歴

兵庫県姫路市に生まれる。13歳からギターを始め、最初は自宅の隣の正覚寺の住職・藤井紫朗からギターを教わる。神戸大学経済学部を卒業後、1957年に月刊ギター専門誌「ギターの友」新人音楽賞を受賞。

1959年、演奏のため来日したアンドレス・セゴビアを歓迎する食事会の時の歓迎演奏でセゴビアに認められ弟子となり、翌年渡欧する。アンドレス・セゴビア、アリリオ・ディアスによる2回の夏期講習を受ける。初日のレッスンで、セゴビアから「Japan now has a guitarist」と評価される。その後も、機会ある毎にセゴビアから指導、アドバイスを受ける。シエナではアリリオ・ディアスのレッスンを受けている中、フランシスコ・タレガの直弟子であるエミリオ・プジョルからもタレガ作曲の「パバーナ」などの指導を受ける。セゴビアの推薦によりジョン・ウィリアムズの下でも学ぶ。

1961年、セゴビアをチェアマンとした国際ギターコンクールでパパス・プヤナ賞を獲得する。その後、シカゴのギタリスト、ジム・ノリスがアメリカでのコンサートツアーを企画し招待したので渡米、十数都市で演奏、TVおよびラジオなどに出演した。デトロイトではジャズギタリストのウェス・モンゴメリーと出会い、彼の要望でバッハを1曲弾いた。

1969年カーネギー・ホールにてニューヨークデビューを果たす。『ニューヨーク・タイムズ』紙から「自己のスタイルを展開」と評される。また、アメリカ各地、カナダロンドンウィグモア・ホールでもコンサートを行う。以降もイギリスでのコンサートツアー、パリダブリンでの演奏、ノルウェイベルゲン音楽祭、香港芸術音楽祭にソリストとして出演など世界各地で演奏活動を行う。1970年より数年間、モルナール主催の夏期講習会のギター課の講師を務める。1976年にはアルハンブラ宮殿におけるセゴビアの音楽映画撮影に演奏助手として招待される。

1979年カステルヌオーヴォ=テデスコ協会の名誉評議員となる。カステルヌオーヴォ=テデスコからは楽曲、手紙、写真等を送られており、またカステルヌオーヴォ=テデスコ宅でのセゴビアのコンサート後のパーティに招待され、ハイフェッツらと共に参加した。カステルヌオーヴォ=テデスコは松田の演奏を録音したテープを聴き、称賛の手紙を送っている。カステルヌオーヴォ=テデスコ作曲の「プラテロと私」では朗読で岸田今日子や、木村功クリストファー・ニューパンと共演、藤城真悟の影絵と八千草薫の朗読とも共演した。

1980年にはセゴビアから「芸術家として、また、友人として彼を愛する」とのメッセージを受ける。1982年にも来日中のセゴビアから「どのような複雑なパッセージも易々と演奏するテクニックを持っている」、「今では彼は自分の翼で高く、見事に飛んでいる」との推薦文をもらう。また、当時松田が講師をしていたNHK「ギターを弾こう」にセゴビア自身が出演してもよいと言われたが、NHKの判断により実現されなかった。

1985年にはカステルヌオーヴォ=テデスコ作曲『カプリチョ・デ・ゴヤ』より数曲を世界初演した。同年、姫路文化賞も受賞している。1989年に開かれた第1回アンドレス・セゴビア国際ギターコンクールの審査員をアリリオ・ディアス、カルバレロ、ナルシソ・イエペスらとともに務める。その後も、ドイツミュンヘン市立博物館等、 様々な場所でのコンサートや、エッセイ集である「ギターは小さな星のオーケストラ」の発売、CD「サウンドオブザギター」シリーズの制作、発売等の活動を精力的に続けている。

[編集] 作品

[編集] LP

[編集] CD

  • サウンド・オブ・ザ・ギター2(1994年
  • サウンド・オブ・ザ・ギター3(2003年
  • サウンド・オブ・ザ・ギター4(2006年

[編集] 外部リンク

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