松本幸四郎 (6代目)

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ろくだいめ まつもと こうしろう
六代目 松本幸四郎

屋号 高麗屋
定紋 四つ花菱 
生年月日 1811年
没年月日 1849年12月17日
襲名歴 1. 松本錦子
2. 五代目市川高麗蔵
3. 六代目松本幸四郎
4. 松本錦升
俳名 錦子・錦升
出身地 江戸
五代目松本幸四郎
当たり役
『伽羅先代萩』の仁木弾正
義経千本櫻』のいがみの権太

六代目 松本幸四郎(ろくだいめ まつもとこうしろう、文化8年(1811年) - 嘉永2年11月3日1849年12月17日))は、江戸の歌舞伎役者。俳名は錦子、錦升屋号高麗屋

父は名優五代目松本幸四郎。はじめ松本錦子の名で父の元で修業をつむ。1814年(文化11年)11月江戸市村座において五代目市川高麗蔵を襲名し初舞台。父の死後、1844年(天保15年)3月中村座で六代目松本幸四郎を襲名する。2年後の1846年(弘化3年)俳名の松本錦升を名乗る。

荒事や父譲りの『伽羅先代萩』(めいぼく せんだいはぎ)の仁木弾正(にっき だんじょう)や『義経千本桜』の権太などの実悪を得意としたが、大成を前に早世した。