チロルチョコ
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒101-0054 東京都千代田区外神田4-5-4 亀松ビル3F |
| 設立 | 2004年4月1日 |
| 業種 | 食料品 |
| 事業内容 | チョコレート駄菓子の製造・販売 |
| 代表者 | 松尾 利彦(代表取締役社長) |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 従業員数 | 約50名 |
| 外部リンク | http://www.tirol-choco.com/ |
チロルチョコは、日本でロングセラーとなっているチョコレート駄菓子、もしくはそれを販売する企業、チロルチョコ株式会社のことである。
目次 |
[編集] 企業
チロルチョコ株式会社は、日本の食品メーカー。 2004年に松尾製菓株式会社(本社・福岡県田川市)の企画・販売部門をチロルチョコ株式会社として分離。本社は東京都千代田区神田に設立 チロルチョコの他に、「ごえんがあるよ」という五円玉の形をしたチョコ、板チョコ「チロル板チョコBIG」など製造、販売している。製造については松尾製菓が引き続き行っており、「おごりまっせ」等のチロルブランドのアイスクリーム商品については販売も松尾製菓が行っている。
[編集] チロルチョコ
チロルチョコは松尾製菓2代目社長の松尾喜宣が考案。「チロル」の名は、松尾がチョコレートを作るにあたって訪れたオーストリアのチロルから採られたもので、爽やかなイメージを狙っている。松尾は貧しい子供たちにもお菓子を食べさせたいという思いからキャラメルのバラ売りを始め、これが大ヒットする。これを足がかりに、当時高級だったチョコレートも子供たちが買える値段で販売することを考えた。このため、作る前から売価を10円と決めていたが、すべてチョコレートにすると原料費が15円以上もかかるため、チョコの中にヌガーを入れることでコストを下げ、10円で販売できるチロルチョコを完成させた[1]。これが1962年に発売された元祖チロルチョコで、三つ山がつながったものであった。ヌガーの割合は、規格上チョコレートを称することができる範囲に調整してある(チョコレート#チョコレートの規格)。
しかしオイルショックでコストが上昇したため、20円、30円と値上げをした結果、売り上げは激減。このため、1979年には1個30円の三つ山チョコを山一つ分に近い小粒サイズに分け、1個10円での販売に改めた。「10円あったらチロルチョコ」というキャッチフレーズで再びブームとなった。
コンビニエンスストアなどでは包装紙にバーコードを表示する必要からチョコの大きさを大きくしたため20円のやや大きめのものが売られているが[1]、バーコード管理が不要な駄菓子屋などでは、従来通り小型で10円のものも販売されている。
10円商品の代名詞的存在で、1980年代、子供たちの間で価格の大きなものをチロルチョコに置き換えることで、価値を分かりやすくするチロル算という概念も作り出された。(例:2万円のテレビ→2千個のチロルチョコ)
[編集] バリエーション
- チロルチョコには、小粒で、いろいろなフレーバーのものがある。1個10円の小型のもの以外には、コンビニエンスストア向けのやや大きめのものがあり、1個20円のレギュラー品と1個30円のプレミアムタイプものに分かれる。計3種類の値段がある。型に彫られた図柄にも多くの種類がある。
- 復刻版として、元祖の3つ山のものが発売された(現在も一部のスーパーで購入可能である)。
- 2006年3月、ファミリーマートで、パンでチロルチョコを再現したチロルチョコパンが半月間のみの期間限定で発売された。以降ほぼ毎年同じ月に展開されている。
- 元祖はチョコレートの規格を満たしているが、バリエーションの多くはフレーバーの都合もあって準チョコレート規格。
- 2007年11月にオリジナルの画像をチロルチョコにプリントできるサービスDECOチョコをスタート
[編集] 製造年代
(公式HPより抜粋)
- 1979年
- コーヒーヌガー
- 1982年
- 1983年
- ミルクヌガー
- ブルーベリー
- 1984年
- 1985年
- ワインゼリー
- アーモンド(パッケージ替え)
- 1986年
- 1988年
- ガナッシュ
- ストロベリー(パッケージ替え)
- アーモンド(パッケージ替え)
- ビス(パッケージ替え)
- コーヒーヌガー(パッケージ替え)
- 1989年
- ガナッシュ
- アーモンド(パッケージ替え)
- 1990年
- 1991年
- ナッツクランチ
- アーモンド(パッケージ替え)
- 1992年
- ストロベリー(パッケージ替え)
- アーモンド(パッケージ替え)
- ちょこっと気持ち
- バレンタインデー限定。パッケージに漢字一文字が書いてある。全12種。中身はコーヒーヌガー。
- 1993年
- ストロベリー(パッケージ替え)
- 1994年
- 1995年
- ストロベリー
- ライス
- 1996年
- ホワイトビス
- アーモンド(パッケージ替え) - 「アーモンドジョージ」に入っているピースサインのパッケージは「当たり」。
- ビス(パッケージ替え)
- ウエハース - アソートのみに封入。
- ヘーゼルナッツ - チロル10個パック「ナッツアホイ」のみに封入。
- マカダミア - チロル10個パック「ナッツアホイ」のみに封入。
- 1997年
- 1998年
- バナナ
- 冬チョコ --- 冬季限定。
- フレッシュストロベリー
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- いちごタルト
- 抹茶あずき
- ショコラタルト
- バニラプリン
- きなこもち - 冬に限定発売され、記録的な大ヒットとなった。翌シーズン以降も箱ごと大人買いする消費者が続出し、一部コンビニエンスストアチェーンなどにおいても発注回数制限が設けられたほどであった。※「その他項にも記述あり」
- バニラ - 「ふわふわココア」の袋タイプのみに封入。
- クレメダンジュ - 「冬のバラエティパック」のみに封入。
- 2004年
- 2005年
- いちごプリン - パッケージは「乙女ちゃん」キャラクターのデザイン。全8種(小さいものは全10種)。
- コーヒーフロート - パッケージはステッチ風の動物キャラクター。全8種。
- シナモンオレ
- いちごゼリー(パッケージ替え)
- 宇治まっ茶 - セブンイレブンで30円で先行発売。中にもちグミが入っている。
- 2006年
- ミックスベリー - パッケージは全5種。
- マンゴー
- ロイヤルミルクティ - 「サンバでチャチャチャ」のみに封入。
- まっ茶 - アソートのみに封入。
- マスクメロン - セブンイレブンで先行発売。
- パパイヤ - セブンイレブンで先行発売。
- いちご大福 - 5月、ローソンで先行発売。中にもちグミが入っている。パッケージはピンクと白の2種類。
- 新茶 - セブンイレブンで先行発売。
- いちごかき氷 - 袋タイプには、レモンや抹茶のタイプも混在する。
- 杏仁豆腐 - パッケージは麻雀牌の図柄が描かれている。全8種。7月31日各地で発売されたが生産が追いつかず、わずか2日販売中止。製造体制を立て直して2007年に図柄を34種類に増やし再び販売された。これを4個ずつ集めると、34種類×4個=136個になるため、これを使い、実際に麻雀を打つこともできる。
- ゆず - サークルKサンクスで先行発売。
- ライチ - サークルKサンクスで先行発売。
- エスプレッソ - 「コーヒールンバ」のみに封入。
- カプチーノ - 「コーヒールンバ」のみに封入。
- 黒ごまタルト
- スウィートハロウィーン - ハロウィン限定のカップ入りタイプ。サークルKサンクスで先行発売。中身はコーヒーヌガー、ミルク、アーモンド、ビスの4種類。
- みるく大福 - ローソンで先行発売。中にもちグミが入っている。パッケージは青と白の2種類。
- ちょこっと気持ち(パッケージ替え) - パッケージは紅白仕様。
- ふんわりいちご
- 塩バニラ
- 2008年
- 紫芋たると - ローソン限定発売。東国原英夫宮崎県知事(当時)とのコラボレーション。
- ポンジュース - えひめ飲料とのコラボレーション。オレンジ色のチョコレートの中にポンジュースのゼリーが入っている。
- ホワイトクッキー - 中に細か砕いたクッキーが入っている
- パンプキン - ハロウィン限定。かぼちゃの味がしっかりする。
- 漫画チョコ? - サンデー&マガジン50周年記念チョコ。表面に人気漫画などの一コマが掲載されている。
- ガチャピン(メロン味) - ポンキッキのキャラクターガチャピンの体の色(黄緑)と同色のフルーツを使用。ガチャピンの顔がそのままパッケージになっている。
- ムック(イチゴ味) - ガチャピンに同様、体の色(赤)と同色のフルーツを使用、ムックの顔がそのままパッケージに。
- 2009年
- ももち - パッケージは25種類・メッセージは80種類
- ナノ・ユニバースコラボ - 16種類の缶に9個詰める。
- みたらしだんご - 5個分のパッケージで1本の串になる。
- 三色だんご - みたらしだんご・うぐいすもち・さくらもちのセット
- LOVEコラボチョコ
[編集] テレビコマーシャル
- 現在に至るまで数種類のテレビコマーシャルが放映されている。
- 1970年代末頃には明石家さんまと子役時代の松岡由貴が共演していた。
- 1980年代前半は「10円あったらチロルチョコ」と言う台詞もコマーシャルの最後にあった。またその直後に作成されたCMでは「食べればわかるチロルチョコ」と言う台詞のコマーシャルも存在していた。
- 1994年頃には「フリフリフレーク」と少女が歌いながらお尻をふるCMやビキニ姿の外国人の女性が男の子のまえで「フリフリフレーク チロルチョコ」と歌うCMもあった。当初は途中でスカートをめくって、パンツ丸出しでお尻をふっていたりビキニ姿の外人の女性が男の子のまえで「フリフリフレーク チロルチョコ」と歌ったりしていたが、抗議が殺到したためビキニ姿の外国人のCMはNGになりスカートを捲くらないものに差し替えられた。
[編集] その他
- 製造部門のある田川市には小さな小屋があり、そこではチョコの切り端などを集めたパックが売られている。
- 2003年に発売され、現在も根強い人気を誇る「きなこもち」。発売当初は「冬のバラエティパック」に封入されていた一つであった。冬季限定であったこともあり、発売後暫くして製造中止が決定。しかし、辺見えみりがTBS系の情報番組「はなまるマーケット」のトークコーナー「はなまるカフェ」で絶賛していたことを受け、その日のうちに商品が店頭から消えるという異例の事態が発生した。「きなこもち」のみの販売を希望する声が多く寄せられ、一旦は製造中止としていたラインを復活させ、単品での発売に踏み切ると、生産が追いつかないほどの記録的な大ヒット。翌シーズン以降も箱ごと大人買いする消費者が続出し、一部コンビニエンスストアチェーンなどにおいても発注回数制限が設けられたほどであった。以降の「きなこもちブーム」の火付け役となった商品である。
- 2006年1月に、ウォーキービッツのチロルチョコとのコラボレーションモデルが発売された。
- 2007年10月に、ダイドードリンコとのコラボレーションによって、チロルチョコ(コーヒーヌガー味)をチョコレートドリンク化した清涼飲料水(乳飲料)「チロルチョコドリンク」が発売された。
- 2008年に、学研・メガミ文庫より刊行された木村航のライトノベル作品「ミラクルチロル44キロ」ではチロルチョコが話中の重要アイテムとして登場するが、チロルチョコ株式会社より公認を受けており、あとがきに謝辞が記載されている。また販売に際し、秋葉原の一部書店では包装フィルムにオリジナルデザインを印刷する「DECOチョコ」サービスにより「本作の挿画を用いたチロルチョコ」を購入者に配布していた。
- 2009年に、九州朝日放送(KBC)の企画により明太味のチロルチョコが地域限定で発売された。[1]
- 2010年、歌手ボブ・ディランの来日を記念して、歴代のアルバムジャケットをパッケージに施したチロルチョコ(25種入りが2箱、計50種)が、ツアー会場限定で発売された。
- 2011年、有楽製菓のブラックサンダーと森永製菓のチョコボールとのコラボ商品が発売された。ブラックサンダー味とチョコボール味がある。全国発売でセブンイレブン専売商品である。ちなみにブラックサンダーは、チロルチョコのコーヒーヌガー味とチョコボール味で、チョコボールは、チロルチョコのコーヒーヌガー味とブラックサンダー味がある。
[編集] 脚注
- ^ a b 夏目幸明 『ニッポン「もの物語」』 講談社 2009年6月 ISBN 978-4-06-215315-7 p.160 -