松井進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松井 進(まつい すすむ、1971年7月4日[1] - )は、「盲導犬を普及させる会」アドバイザー。盲導犬への理解と普及のために講演活動をおこなっている。

略歴[編集]

千葉県生まれ。先天性緑内障を患う。1990年千葉県立千葉盲学校卒業。ペンシルバニア州にある米国オーバーブルック盲学校インターナショナルプログラムへ参加。コンピュータプログラマーの訓練を受ける。

1992年点字による公務員採用試験を受けて千葉県庁に入庁。千葉県文書館に配属。地方公務員となる。

1993年、盲導犬クリナムと歩き始める。1999年、クリナムがリタイアしたため、盲導犬アンドリューと歩き始める。2007年、アンドリューがリタイア、盲導犬ロミオとパートナーになる。アイメイト協会同窓会会員。[2]

2020年時点で、「公共図書館で働く視覚障害職員の会」事務局長[3]

著書[編集]

  • 『二人五脚 - 盲導犬クリナムと歩んだ7年の記録』(2001年実業之日本社
  • 『盲導犬ハンドブック』(2002年文藝春秋
  • 『盲導犬アンドリューの一日』(鈴木びんこ絵、2002年、ポトス出版)
  • 『見えない目で生きるということ - 視覚障害者の暮らし・接するためのヒント』(2003年明石書店
  • 『わかる!盲導犬のすべて - 138のQ&Aで疑問に答えます』(2004年、明石書店)
  • 『Q&A盲導犬 - ともに暮らし、ともに歩き、広がる社会』(2007年、明石書店)
  • 『盲導犬の訓練ってどうするの? - 視覚障害当事者の歩行訓練体験記』(2011年、生活書院)

脚注[編集]

  1. ^ 『見えない目で生きるということ』10頁。
  2. ^ 以上の略歴については『見えない目で生きるということ』『Q&A盲導犬』の著者プロフィール欄より。
  3. ^ アクセントも修正 読書支援サービスに強い味方 ポニーキャニオンが読み上げアプリ開発 - 産経ニュース(2021年7月9日閲覧)

外部リンク[編集]